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ある結婚情報誌のアンケートによりますと、女性が男性に求める結婚相手の条件の1位は趣味や金銭感覚など【価値観の一致】2位は誠実さや頼りがいなどの【性格】3位は【愛情の深さ】…という結果が出ています。この2位に挙げられている“頼りがい”は、とかく男性に求められがちであり、男性側もまた常に“頼られる男”でありたいと願っていることでしょう。今回ご紹介する男性もご多分に漏れず、頼れる男を目指し、頼りない男を嫌っていました。その結果思い通りの男性像になったかと言うと…?この“片側を嫌って”、“もう片側を目指して生きる”という生き方には、実は大きな落とし穴があったのです。さて、その落とし穴とは?

Kさん 50代 男性【長崎県】

自分を大切にする生き方

ミロスアカデミーの中原講師が5年ぐらい前から毎年お話をして下地を作ってこられていた小学校に、今年初めて自分達の福祉事業所のスタッフ4人も同行させてもらいました。その授業は3回に分けて行いました。

“自分を大切にする生き方”をテーマにしたもの

1回目は、「子ども達が自分自身のことを考える時間」をとりました。
2回目は、「自分の思いを伝え、誰も傷つかないコミュニケーション」を行いました。
3回目は、「自分の心を見つめ人間関係の見方・考え方」を学びました。

それぞれが4つのグループになってグループシェアをしたり、動きのあるグループワークを取り入れ対話をするという機会にも恵まれました。

学校側の担当の先生が、ミロス実践コースのカリキュラムを受講されているという流れだったので、一緒に授業内容の組み立ても楽しんでくれました。

自分達が行った学校は、問題の多い学校と言われていましたが、よく言われるような、子ども達には問題は見られず、むしろ先生達に必要な授業に見えました。

子どもの頃の思いこみを外して

校長先生も自分の小学校時代のコンプレックスを話してくれたり、担当の先生も、自分では気がつかなかった子どもの頃の思いを感じたり、スタッフもそれぞれ学校時代の体験を話して、子ども時代の間違った思い込みを外していきました。

・子ども達は、先生達がどれだけ生徒の幸せを願っているのか
・大人もコミュニケーションで傷ついて来たこととか
・それは子どもと同じということも知ってくれて

どんなコミュニケーションに変えて行けばいいのかを、お芝居形式で理解していきました。
そしてそこにいる大人達が、自分自身がどれだけ、かけがえのない奇跡的な確率で生まれた存在だということも知ってくれました。
先生達が、しっかり自分の気持ちを込めて話しくださり、
ミロスアカデミーが「心のバランスを整えるための方法」が米国特許庁で取得したタイミングもあり、後押しと手応えを感じました。

〇毎年開催したい!
〇こういう授業が本当は必要なんだ!
という嬉しい言葉も、いただきました。

自然に囲まれた小さな学校ですが、先生達は「ここがモデル校になって長崎から発信していく!」という思いで行動されています。

反面教師で生きる

その後、私はミロス集中講座を受講しました。

そこに例として出てきた男性は、滅私奉公を生きてきた男性でした。

カリキュラムを受講してしばらくして思い出すことがありました。

それは僕の祖父のことでした。
祖父は頼りない人でした。体が弱くて、嫁(僕の母)からけなされても文句を言えなかったのです。

僕はそれを見ていて、反面教師にして生きてきました。
祖父のようになってはいけない、父を見習わないといけない。

僕は、そうやって緊張して頑張るほど、だらけてしまって、反省してまた頑張る、その繰り返しでした。
今から考えたら、“躁と鬱”を行ったり来たりでした。

そんな自分の姿を映してくれていたのが躁鬱の叔父という事でした。

頼りない男性を嫌う

僕にはもうひとりお世話になった叔父がいます、その叔父は努力家でしたが、早くに癌で亡くなりました。
こうしてみると、

《頼りない祖父、頼りない叔父》

《頼れる父と、頼れる叔父》

でも本当は自分のバランスが映っていただけ、それを見ていた自分自身が、

頼りない自分が、頼りがいのあるふりをして生きてきた・・・ということになります。

そして、頼りない男性を本音では攻撃していました。

父は頼りない祖父と距離をおき、頼りがいのある自分を作りあげてきたんだと思います。

父は自分の思いには触れられず、公に、外側に認めてもらう生き方をすることしかできませんでした。

僕自身、自分の中にある、マイナスに見えた、「頼りない、弱い男性が嫌い」で攻撃してきましたが、

マイナスは見たくない、いやだからと言って、消してはいけないもの、必要なものだとわかりました。

自分を知るために!

何より、そのマイナスは自分を作っている大切な要素で、

【自分を知る体験】のためにも、今の仕事で人の支援をするときに、人の評価をするときにも必要なものです。

障がいと言われている方は、長所も短所もその時や場所でコロコロ変わることを率直に言ってくれたり、見せてくれます。

鏡のよう生きています。

彼ら彼女らが社会に当たり前にいる社会が、実は新しい生き方のスタンダードだと思えます。

こういった見方ができること自体が嬉しいことです。

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