『世間体』を気にして、他人の顔色ばかり伺い、『我慢』していると、どんな人生を送ることになるのでしょうか？キーワードは“惨め”。さて、今回ご紹介する女性が“惨め”から、いったいどの様に変身したのか？是非ご覧ください！
Mさん 50代 女性【福島県】
惨めを隠すために。顔で笑って、心で泣いて…
しかし私はどんなことがあろうとも、笑っていました。いつも不平不満で愚痴を言っていた母を見て育った私は、母に女性としての醜さを感じ、母のようにはなりたくありませんでした。しかし、顔で笑ってはいるものの、心では泣いていたのです。
夫の家族との同居が始まると、その『仮面』はどんどん強化されていきました。
私は“惨め”を隠すため、周りから信頼されようと必死に笑顔で努力しました。近くに住む義妹が妊娠を期に統合失調になった時も、義母から頼まれて親身に相談に乗って、義妹をとても可愛がりました。
パニック障害を発症、離婚後はどん底に
そして長女が4歳の時に長男を妊娠するも、同居による心労から、酷い悪阻（つわり）に悩まされました。出産はとても嬉しかったのですが、退院したらまたあの家に帰らないといけないのか…と思うと憂鬱でたまりませんでした。
遂に私はパニック障害を発症し、夢いっぱいで建てたマイホームは『針の筵』と化してしまいました。
その後、夫からまさかの裏切りに合い、離婚することになったのです。
親には、「離婚なんて我が家の恥さらしだ！弟の結婚が決まったから、お前の帰って来る場所は無い」と罵られる始末。世間体を大切にし、頑張った私を選んでくれない母に怒りを感じ、そんな自分にも絶望した瞬間でした。
その後、我が子の親権を争う調停では、『子どもたちからも選んでもらえない』という体験し、1人小さなアパートで、孤独と惨めさと戦いながら生活するようになりました。
人生の転機
そんなどん底の時に、私はミロスシステムに出会いました。長年スピリチュアルを彷徨ってきた私は、直感で答えであることが分かりました。
最初のうちは、自分の“惨めさ”をさらけ出せず、隠し続けていたのですが、少しずつ仲間や講師との信頼関係を築けるようになった頃、柳沢かおり講師のミロス実践コースを受講したのです。
惨めなことばかり起こる理由
すると、今までどう頑張っても消えることがなかった、惨めで不安な気持ちや、そう感じる出来事ばかりが起きてしまう理由がハッキリと理解できたのです。これには驚きました。
「あ～！だから私の人生はこんな惨めな人生だったんだ～！」と、人生の全体像がハッキリと見え、心から安堵しました。こんな感覚は初めてでした。
小さい頃、私が抱いてしまった
「両親の愛を弟に奪われてしまった」
「悪い子の私は、もう母から愛されなくなってしまった」
という“間違った思い込み”が私の惨めな人生をつくっていたのです。
さらに、その惨めさを嫌い、ひた隠しにし、顔で笑って心で泣くという人生。「こんな私なんて…」という自己否定。自分が自分を嫌い裏切っていた姿が、目の前の姑、元夫、娘に映し出されていたのです。
そして先祖代々、このパターンを繰り返している事を理解した時は、驚きを超えて「はぁ～…」と腰が砕けそうになり、あまりの滑稽さに笑えてきました。
見えていなかった“愛”
また、ミロスシステムで自分の人生を紐解いていくことで、父や母はもちろん、元夫や酷い仕打ちをされたと思っていた姑にも大切にされていたのがわかりました。実際、離婚をして親権が元夫に渡ってから、私の子どもを大切に育ててくれていたのです。
私は全ての人に大切にされていた…。それなのに、私が生まれ持ってきたテーマ故に、そのもう片方の“愛”を見ることができなかったんだと理解できたとき、私の体の内側から愛が溢れ出してきました。
突然の連絡。見ている世界の変容
ミロス実践コース後、なんと元義父母から突然連絡が来ました。私は思い切って会いに行ったのです。
話しの内容こそ以前と変わりませんでしたが、私の見ている世界は完全に変わっていました。目の前の別れた夫の両親も元夫も、お互い「愛されたい！」と叫んでいるとしか見えないのです。
このように、私の過去の体験は、人間の思考パターンを紐解く大切な鍵となることを実感しました。そして私と同じように、報われない惨めな人生に苦しみ、疲弊した方々を、私の体験で救う！という思いが湧いてきました。自分自身の使命に目覚めた感覚です。生まれきた目的に戻れたことが、真の幸せであることをひしひしと感じます。そんな日々を送れている事が奇跡であり、感謝でなりません。
