ある調査では社会人のうちの約53%は、「人間関係からストレスを受けている」と回答。半数以上の方がストレスを抱えながら仕事をしているようです。ストレス社会で働く社会人たちの要因とはいったい何なのでしょう。また「ストレスフリー」や「ストレスオフ」が声高に叫ばれている昨今、ある意味社会問題とも言える「ストレス」に対し、明確な答え、改善策はあるのでしょうか?今回ご紹介するのは、そんな会社でのストレスから見事に解放された女性の実証例です。その正体とはいったいなんだったのでしょうか?
野中 綾子 さん 40代 【福岡県】
現在の職場に派遣社員として働き今年で6年目になります。
その会社に入社してしばらくして…
希望の事務職ともあったので胸を弾ませていたのも束の間「こんなに大きな会社で私は、やっていけるのだろうか?」
一抹の不安だけを抱えたまま、多くの社員、上司が居る事務所に、配属された時は、仕事の内容はもちろんのこと、他者と接することへの不安や恐怖心は、計り知れませんでした。
沢山の人たちに囲まれての職場の空間は、まるで針のむしろ状態、常に鼓動が止まらず、その場に居る全員の人たちから、
「見定められている」感覚が長い間続きました。
自己否定がきつくて…
見えない、他人の視線が気になり気持ちが押し潰されそうになりながらも
《ここの雰囲気に溶け込むためには》
・なるべく謙虚にしていよう
・仕事をいっぱいして認めて貰おう
《不安を打ち消すかのように闇雲に》
・受け入れて貰うためには?
・認めて貰うためには?
という考えが常に頭の中で充満していて
これでいい、これでいい、よし、よし、上手くいっているぞ!と
肯定的に自分に言い聞かしている私が居るかと思えば
・あのとき、あんなことを言わなければ良かった
・あのとき、もっと態度を良くすればよかった
・あのとき、あのとき、あのとき……
反省しては落ち込み否定的に、自分にどこまでもダメ出しをしている私もいる。
ストレスで身体がボロボロに!
こんなに上がったり下がったり、それでもどうにか冷静を保とうとしながらも、
モチベーションの振り幅が激しい自分にも戸惑い、会社という組織の中で
「人間関係」の悩みからくるストレスによって、ついに身体が悲鳴をあげ出しました。
円形脱毛症は、一度や二度では治らず左腕から手指への突然の痙攣、
顔面神経痛、帯状疱疹が顔に出たときには、ついにドクターストップがかかりました。
「暫く仕事を休んで下さい、これが1番の特効薬ですよ」
この一言で初めて気づかされた、疲労困憊のあまり自分の心と
自分の身体がボロボロになっていたんだと分かりました。
理想の自分がありすぎて……
こんな自分は許せない!
もっと頑張らないと誰からも認めて貰えない!
誰からも愛されない!
全ては
「認めて貰いたい」
「愛して欲しい」と
他人から埋めて貰いたい欲求が強くて
・認めて貰うために◯◯な自分でいよう!
・振り向いて貰うために〇〇な自分になろう!
・愛して貰うために◯◯な自分を装おう!
こんな思い込んだ「自分像」が当たり前になり、無自覚に「理想の自分」を演じるようになってしまっていたのです。
・だから他人と比べて自己否定に突っ走ったり
・他人と比べて劣等感に苛まれたり
逆に
・他人と比べて自己肯定に突っ走ったり
・他人と比べて優越感に満足したり
全ては「相手」の顔色や言動から、自分を上げたり、下げたりしている。
私の頭の中だけの世界が目の前に映し出されていたのです。
自分が自分にジャッジしていた
相手(他人)から
「見定められている」
本当の犯人さんは
ま・さ・か・の!!
私が他人と比べて私自身を評価する。
自分が自分に与えていたキツい目だったのです。
この「理解」という愛は、私の内面を完全に解放させ、緩み、溶かされ、心地よいバランスが取れた感覚を取り戻し、
自分自身に課せていた強烈なジャッジを知り感じることができました。
それからと言うもの、以前のようなピリピリした緊張感は消え、仕事のやりがいも覚え、
重たいお尻をよっこいしょから〜
「今日も行ってきま〜す。」
に変わってしまった私自身が嬉しくてたまらなく、
又この喜びは、存在の歓びだと確信しています。
そして如何なるときもシステムという愛のバイブレーションを常に常に注ぎ続けてくれる中村博美講師、
どんなにキツいプロセスでも共に励まし合い、
時には笑い、時には泣き、ここまで一緒に来た仲間たち、
本当にありがとうございます!