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転職するのには様々な理由があると思います。「企業方針が合わなかった」「キャリアアップをしたくて」「やりたいことと違った」などなど…。自分のやりたかった仕事につける事はとてもむずかしい事だと思います。まして彼女の場合、仕事を辞める時の去り際にいつも心に引っ掛かりを感じていたのですが、それを逃げずに向き合うことで、今までと全く違う世界に変わりました。受け取る事とはどんな変化をもたらしてくれるのか!
ご覧ください。

 渡邊 真左美さん 40代 女性【三重県】

就職活動始めると…

私は4月から障がい者の作業所に転職しました。

3月までは病院でソーシャルワーカーとして、患者さんや家族の相談に乗ったり、退院の支援をしていました。

とてもやりがいがあったのですが、休日が少なく、給与面などの処遇面でステージアップしたいと思っていました。

そして、大晦日のクラブハウス“人間界を脱出しよう”を聞いて、想いを実現することを宣言し、就職活動を始めました。

すると、やってみたいことと処遇面の条件が言うことなしの求人があり、試験に挑みました。

そして、もう1ヶ所(転職先の障がい者の作業所)も気になっていたので試験を受けました。

絶妙なタイミングで求人が見つかり、スムーズにことが進んで行ったので、受かるんじゃないかと淡い期待をしていたのですが、結果は…両方とも不採用でした。

私がやってみたかったこと、それは若者にミロスのシステムを通して支援していくこと。まさに求人は大学での総合職で、学生支援課に配属になれば、願ったり叶ったりだったので、不採用の連絡が来た時は本当に本当にショックでした。

また、障がい者の作業所の採用もダメで、そのことで浮上してくる自己否定、後悔、自己卑下に飲み込まれていきそうになりました。

執着が外れて

そんな時に、鈴木優子講師から「ちゃんと向き合っていったら向こうから来てほしいって連絡がくるよ」と言葉を頂きました。

逃げずに浮上するものと向き合い、目の前に映し出される現象を視ていきながら毎日毎日、毎瞬毎瞬を楽しく過ごしていきました。

すると、もう、不採用になったことへの執着もなく、「さぁ、次行ってみよう」の気持ちになっていきました。

時は2月下旬。就労中の職場の就業規則に『辞めるなら1ヶ月前には言うように』とあるし、4月に新しい職場に行くとなると3月1日には退職届けを提出しないといけない。
まぁ、仕方ないと割り切り、それよりもコツコツと淡々と実践に取り組みました。

すると、2月も後2日となった夕方、仕事を終えてケータイを確認すると、障がい者の作業所から着信が入り、電話に出ると、「急なことで申し訳ないんですが、ぜひ、うちにきてもらえませんか」とのことでした。驚きと“本当にこんな事があるんだ!”とビックリしました。

そこからはあれよあれよと事がすすみ、職場に退職届を提出しました。

そこからの、残りの1ヶ月は、さらに受け取りの連続でした。

きれいな辞め方をしたことがない

正直なところ職場に退職届けを提出してからのほうが、毎日がとても気持ちは憂鬱でした。

私はこれまでも何度か転職を繰り返していますが、きれいない辞め方をしたことがありませんでした。

体調が悪くなってフェードアウトしていく状況に持っていくか、

ごく一部の同僚にだけ辞める事を伝えてシレッと去っていくなど、気持ちよく辞めていくことがなかったのです。

なぜかと言うと、辞めるまでの期間、職場での自分の肩身が狭くなったり、
上司や同僚から何か文句を言われるのではないか?
いじめられるのではないか?と思っていたからです。
でも、そんな辞め方はずっと心に引っかかりを感じていていました。

今回、とても怖かったのですが、ちゃんと最後の日まで仕事を続けて、挨拶もして、引き継ぎもして、迷惑のかからないように、
自分の心残りのないようにしようと決めました。

しかし、辞めるまでの間に職場で居づらくなる場面があったり、上司にチクッと嫌味を言われることもあると、

”しんどいなぁ~” “向き合うって苦しいなぁ”

と思うことがやっぱりありました。

それでも、それは、私がインプットしたことであり、実践の場そのものとして捉えていきました。

門出を祝ってくれた

すると、どうでしょう。

関係期間、患者さんやその家族、職場の他部署に挨拶するなかで、

「あなたに本当に助けて頂いた」「誰よりも話しやすかった」
と沢山のお礼の言葉を頂きました。

関係期間の方が、わざわざ足を運んで会いに来てくださったり、そこまで親しくなかった他部署の職員さんたち何名かからプレゼントが届いたり、何人かのドクターが事務室まで来て
「お疲れさまでした。いろいろ助けてくれてありがとうございました」
と言葉を掛けてくださったりしました。

そして、出勤最終日には、とても厳しい上司から
「あなたの門出を祝うよ」と、

豪華な仕出し弁当、そして先輩からはケーキを用意していただき、一緒にご馳走になりました。

上司はとても厳しくて圧が強くて怖い存在でした。

何より私はこの上司と、辞めるまでの期間、顔を合わせることが辛かったので、
“逃げずに向き合って良かった”と本当に思えたし、思考がどれだけ自己否定、自己卑下していても、

それは間違った思い込みにすぎず、実践することで、超えたところで本来の価値が表に出してくることを体感しました。

それは、とても清々しく、スッキリと心残りのない状態でした。

上司も先輩も私も笑顔で就業時間を終えて、職場を後にしました。

思いを宣言したからこそ…

そして、4月からの新しい職場は、慣れない業務で覚えることだらけですが、通勤距離は大幅に短くなり、さらに、お給料は基本給にキャリアアップ手当が加算され、これまでより優遇され、年収もかなり増えることがわかりました。

職場の雰囲気もとても暖かく、サポートも手厚くしていただいています。

本当は学生支援がしたかったと思っていたけれど、実は私は大学の時に障がい児教育を専攻し、その時に、“この子たちは学校を卒業したらどうなるんだろう。

居場所はあるんだろうか”という疑問から福祉の分野に興味を持っていったのです。

ですが、紆余曲折の人生で、疑問の答えを得ることなく、あちこち職を転々としていったのです。

今回、あの時の答えを受け取ったように、作業所で仕事をすることになりました。
そして、ちゃーんと私が本当にやりたかったことにたどり着いていました。

いろんなことがあったけれど、本当にこれで良かった、これが良かった。

引きこもりの体験も摂食障害の体験もいじめを受けたこともありましたが、
本当にグニャグニャのボロボロだと思った過去が全く変容してしまいました。

“想いを実現することを宣言”し、そこから出てくる体験と真摯に向き合い、受け取り、味わい尽くすことで、見える世界がこんなに変わるんだということを実感し体感しました。

ここに居られることに感謝しかありません。

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