あなたの職場に「苦手だなぁ…」と感じる人がいたら、どうしますか？
出来るだけその人と接触しないように距離を置く。それも一つの方法かもしれません。しかしその“抵抗感”に、自分を知る大きなヒントがあるとしたら？ 今回ご紹介する男性にも、苦手な人がいたそうです。しかしシステムを理解し、自分自身との関係性を知った時、職場の人間関係がすっかり変わったのです！いったい何があったのでしょうか？
Kさん 50代 男性【東京都】
ミロスセミナーを受け始めて、意識するようになったことは、
『目の前に映るものは、すべて自分なんだ』ということです。
職場でコミュニケーションがない毎日
私は会社員をしています。
これまでの私は、一日中パソコンに向かって仕事をしていて、必要なことがある時や、会議で自分が話さないといけない順番が来た時にしか人と話をしませんでした。
朝に
「おはようございます」
夕方に
「お疲れ様でした」
という、二言しか発しない日も少なくありませんでした。
自分では、
「仕事なんだから、仕事に必要なことだけ喋っていたら良いだろう」
ぐらいな感じで、人との会話を極力遠ざけていました。
それが私にとっては当たり前になっていました。
人前で話すのが苦手？
そんな私が
「奥さんと一緒にセミナー主催のメンバーになりませんか？」と言われて一瞬、
「えっ！」と思いましたが、気がつけば
「ハイ！」と返事していました。
それから少しずつ、セミナーのお手伝いや、スタッフミーティングに参加していくうちに、気がつくと、会社で特に用事があるわけでもなく、廊下ですれ違う社員やデスクの前の社員に、自分から声を掛けているではないですか！
さらに、さらに、なんと夫婦でセミナーの司会をすることになったのです！
大勢の人前で話す…。
頭では人前で話すのは嫌だ、苦手だ、と思っているのに、現実にこうして司会をさせてもらっている。
そして、そんな私を観ていた人からは
「“人前が嫌い”とか、“話すのが苦手”な人だとはまったく思えなかった」
という、とまさかのお言葉をいただきました。
「えーっ！本当に？」です。
人を怖いと思っていた
こうして、ミロスシステムとの関わり方が段々と深まっていくに連れ、人への関わりも怖くなくなってきているように思えるのです。
私が“今までの自分”と変わったことによって初めて、“自分が人を怖いと思っていた”ということを知りました。私の頭にはまったくなかったことでした。
なぜ職場の女性が嫌いだったのか？
私の会社のデスクの斜め前には、ずっと嫌いで避けている女子社員がいました。
しかし先日
「◯◯さーん」と自分から声を掛けて、彼女に話しかけている私がいました。
自分でも驚きです！
そこで、「私は彼女のどこが嫌いだったのか？」ということを考えてみました。
すると彼女に感じていることは、
“気ぐらいが高い・自分など相手にしていない・疎外されている”というのが出てきました。
そして同時に私自身も“プライドが高く・人を近づけない”ところがありました。
強く見せなければいけなかった理由
似ているようですが、彼女と私にはハッキリとした違いがありました。
それは、彼女はとても“明るく”て、誰とでも楽しく会話が出来る人でした。
そういう彼女を羨ましく思う一方で、自分が劣っているように感じて、彼女との間に大きな壁を作って避けていたのだと思います。
だから、弱い自分を隠すためには、強く見せなければならなかったのです。
人との関わりを出来るだけ避け、弱い自分を感じないように生きていたのでした。
だから、目の前に彼女のような人を見ていたのです。
目に映るものは全て自分
そんな私が、仲間との関わりの中で、
“みんなに受け入れられている”
“感謝されている”
“認めてもらっている”
と感じられる世界に触れたことで、いつの間にか閉ざしていた壁のようなものを開いてもらっていました。
そして目の前の、他人（相手）に、見えたり、感じたりするのは相手ではなく、
“すべて自分なんだ”と思うと、
彼女を羨んだ明るさや、誰とでも話せる力こそが自分にあるものなんだ、と理解できました。
とはいえ、ついつい相手と自分を分離させて見てしまうことも多い私ですが、これからも
『目の前に映るものは、すべて自分なんだ』
ということを、意識し続けようと思います。
私の中にあるプログラムとして、目の前に起こっていることの全てを受け入れていくと決めました。
まだまだ始まったばかりですが、これからもミロスを実践し、自分を知って行こうと思います。
