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子供に何度言っても言う事を聞かないので、感情的になって叱ってしまった!などと、子供の叱り方で悩む親御さんはたくさんいると思います。叱り方一つで子供を傷つけてしまうかもしれません。子供はなぜ叱られたのかを理解していないと、そこで間違った思いこみも作ってしまうことも考えられます。今回はお孫さんとの会話の素敵なエピソードをお伝えいたします。子どもさんとの信頼関係を築く手助けになれば嬉しいです。

Hご夫妻 50代【茨城県】

子どもの思いを聞く

『夫・Kさん』
2017年に初孫ができた。
早いもので4歳になり、お孫ちゃんとの間にいろいろな関係性がでてきた。

昨年、自宅に隣接する公園で遊んでいると、急に道路のほうに走り出し、制止しても言う事を聞かない。
危ないので怒り、言葉をぶつけるとお孫ちゃんは泣き出してしまった。
家族の間では、公園事件と呼んでいる。

今年になりお正月に長男一家が帰省した。
帰省する前に、「じぃじの所へは行かない。」とお孫ちゃんが言い出したと長男から聞いた。

妻がお孫ちゃんと公園事件に関して、お孫ちゃんにヒアリングしてくれた。
すると買い物に出ていた長男が車で帰ってくるのが公園から見えたので、ただ手を振りにいきたかっただけだということがわかった。
私はそんなお孫ちゃんの気持ちなどわからずに、ただ危ないというだけで怒りをぶつけてしまった。

お孫ちゃんに、「気持ちを知らずに怒ってごめんね。」と謝った。
その時は何の言葉も返ってこなかったが、何か言いたいけど言えない顔をしていた。

言葉でうまく表現できなくて…

その後、妻がお孫ちゃんに「いまじぃじのことを好き?嫌い?」と聞いたら、
お孫ちゃんは、「じぃじは謝ったからもう大丈夫だよ。」と言ったらしい。
大人は、結果ばかり気にしているが、謝ったからおわりで、そこに過去も未来もない。
それなのに自分は昔どう思われていたのか、未来どう思われたいのかなど、過去と未来を行ったり来たり。

お孫ちゃんのなかでは、言葉で上手く表現できないこともあり、理不尽を感じていたのかもしれない。
じぃじが事実を理解して謝ってくれたことで、自分を理解して受け入れてくれたことを実感したのかもしれない。

長男の奥さんから長男とお孫ちゃんが親子喧嘩をすると、
その時にお孫ちゃんが長男に向かって泣きながら、「謝って」と叫ぶとのことでした。

長男も私が謝ったその時からお孫ちゃんに謝ることができるようになった。
一瞬で変わり変容する。
「じぃじは謝ったからもう大丈夫だよ。」と言う言葉を聞いた時に、
何とも言えない感覚が湧きおこったが、まだ何て言葉に表現して良いかわからない。
ただ、じわーと心に染み入る感覚だった。

実践、体験することの大事さを改めて感じました。

お孫ちゃんの思い  VS じいじの思い

『 妻・Iさん 』
《2021年12月5日(日曜日)》
私は朝7時から夕方5時まで、一日中お出かけ。

午後3時半頃
事件は自宅に隣接の公園で起きていた。

じぃじ(私のパートナー)は4歳になりたての、お孫ちゃんと公園へ。その公園で突然走り出そうとしたお孫ちゃんを制止すべく怒ったじぃじに泣き出すお孫ちゃん。

さらにその声を聞き、お孫ちゃんのパパ(私の長男)までもお孫ちゃんを怒り、さらに泣き声は大きくなった。らしい…

そして長男一家が帰る時、お孫ちゃんは真っ直ぐ前を向いたまま一言も口を聞かなかった。らしい…

午後4時頃
出先の私に次男からのLINEが入る。
長男「帰っきてたら、父さんの話をよく聞いてあげて」と

午後5時すぎ
「危ないと思ったから、怒ったんだ」
それが当然だとばかり(と私には見えた)
口はへの字、腕組みしながら怖い顔で話すパートナー。

清々しい新年のはじまりにあたって

年は明け
《2022年1月2日(日曜日)》
清々しい新年を迎え
長男家族、次男、義母と皆が揃い新年を寿ぎ、楽しいお正月…のはずなのに何か空気感が…へん…

夕方
キッチンにいる私の所へ長男が来る。
長男「今回お孫ちゃんはじぃじの所へは行かない、と言ったんだ。だからママ(長男のパートナー)が
じぃじとの楽しく遊んでいたビデオとか、じぃじがいかにお孫ちゃんを好きかということを
いっぱい話してくれて、それで来たんだよ。ただ父さんはこのことを聞いたらショックだから言えない。」と

《1月3日(月曜日)》
朝キッチンで
モーニングコーヒーを点てているパートナーに
私から昨日の長男の話を告げた。
「えっ…」
と言葉にならないパートナー。

午後3時すぎ
キッチンにいる私にお手伝いに来てくれたお孫ちゃん。
なんでも興味津々。私の切っている人参を一緒にやる、と二人でまな板に向かう。

「あの時なんで急に公園で走り出したの?」
とふと尋ねた。

「だって公園の外にパパが運転してる車が見えたから手を振りたかったの。」
「そーだったのね」
ちょうど人参も切り終わり、皆の居るリビングへ。

お孫ちゃんの話を私がすると、即パートナーが
「本当にごめん!何も聞かないで怒ってしまって…」
とお孫ちゃんに頭を下げた。

キッチンへ戻った私に
付いてきたお孫ちゃんに
「今じぃじのことどう思う?」と聞いたら

「うん!じぃじは謝ったからもう大丈夫だよ!」とニコニコ顔。

リビングからは
長男「言われて思い出した!たしかに運転して家に戻って来て、その時に怒られているのを見て、一緒になって怒ってしまった…理由なんて聞かなかった!ごめんね!」と。

「うん!うん!もうごめんしたからいいよ!」
とますます嬉しそうなお孫ちゃん。

するとお孫ちゃんはシャツをたくし上げて
「ここ触って!」 とおへそを指す。

皆で触るときゃっきゃっと
笑いながらご満悦の様子。

そっかぁ、おへそはご先祖様と繋がってるってことかぁ…

それを皆で喜べるなんて、なんて素敵なんだろう!
本当に嬉しいっ!素敵な年の幕開け!

お孫ちゃんの思いを聞くことで

素敵なヒアリングをありがとうございます。
おかげでリビングから
世界平和が生まれています。

心より感謝申し上げます。

ミロスをお伝え続けて下さったご縁の方々
本当にありがとうございます。

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