ふとした瞬間に「自分はひとりぼっちなんだ！」と孤独を感じて寂しくなったりすることはありませんか？たとえ、誰かといても「気持ちを分かり合える人がいない」と思ったり。人間不信になるような出来事があって「もう傷つきたくない」と思って心を閉ざしてしまったなどと。人には様々な間違った思いこみで作られた過去によって、受け入れられないこともあると思います。今回の男性は、両親の関係性と自分とパートナーの関係性が同じだと気付いた瞬間、今までの苦しかった孤独感が消え、父親の思いにもふれて癒されました。
尾澤 勝さん 50代 男性【東京都】
思い込みが消えた！
私は昨年5月にパートナーに廻り合い、そこでパートナーからミロスを知りセミナーやライフコース、ミロス実践コースを受講していました。
日々パートナーと実践しているうちにエネルギーが動くという事を実感しています。
今回、そんな私に起こった体験をお話し致します。
講義やパートナーから自分を知る事を学び設計図を知りました。
父、母の関係性が自分であると認めた事で自分の中にあった思い込みが消えたという話です。
その体験をお話しいたします。
感情を切っていた自分
私とパートナーとは、2～3日に一度という頻度で会っていました、会えない日にはメールや電話をして新しい気付きがあってとても楽しい日々でした。
しかしパートナーの仕事が忙しくなり会えない日々が続く事があり、それまで私の中にいて忘れていた、
”いつも一人ぼっちの自分”が顔を出しました。
私の人生、愛の不足による《孤独感や疎外感》
人を信じて裏切られた《喪失感》
をいつも背負いながら感情を切って自立に走っている自分がいました。
ミロスの講義を聞いて、頭では解っているつもりでいた、父と母の関係性が自分の関係性だという事を思い出しました。
父：自分の「弱さ」をお酒で紛らわせる？
私の父と母の関係性は、父が年下、母は高学歴、優秀で某放送局で働いていました。
子供(姉)が生まれ、母は退職しました。当時の父の仕事は、お風呂屋さんに燃料を卸す会社の営業をしていましたが時代の変化、生活様式の変化で、アパートに風呂がある時代になると、お風呂屋さんが減り、仕事も減り、父もリストラにあう事になりました。
その後父はアルコール依存になり仕事もできず、家族を支えるどころか家庭崩壊状態になり、母は私と姉を女手一つで必死に働いて育ててくれました。
父自身、自分の弱さ、不甲斐なさをお酒を飲む事で紛らわしている。
だらしない親だと私は父を嫌っていました。
現実問題、収入がないので母は外に出て働き、子供達の世話をするという毎日。当然父の事など構っていられない毎日が続きました。
働きもせずアルコールに依存する父、家族を必死に守る母。
多分、父と母が出会った時のような愛のある二人の関係はそこには無かったのです。
父と母＝自分とパートナー
そんな日々のなか、父の気持ちは、母の目を自分に向けたい。
もっと私(父)を愛して！と母に叫んでいたのです。
そこに私は気付きました。
私もその父と母の関係と同じなんだと！
私とパートナーの関係性も父と母の関係と同じで、彼女のほうが年上で学歴も上。まさに同じ状況。
私もパートナーに、もっと私の事を見て！もっと私を愛して！仕事なんかより私の側に居て！と心の中で叫んでいた事に気づいたのです。
まさに、父と母の関係性が、私とパートナーだったのです。
一人ぼっちの自分はもう何処にもいない！
ノージャッジ、ただ気づくだけ。
だったのです。
その瞬間に私の胸の中の苦しさ、胸のつかえがスーっと抜ける感覚がありました！
あれっ・・！！？
私の思い込み、エゴが消えた瞬間でした。
その後、ん～？？
私の人生、五十数年間住み慣れた、居心地が良かったはずの、エゴの寝床に戻ろうと思い、
どうせ私はいつも一人ぼっちなんだ！！と思ってみたけど、そこにはもう何もありませんでした。
と思った瞬間パートナーの愛が、ど～っと溺れそうな程押し寄せて来て涙がボロボロ溢れ出し、
こんなに私の事を愛してくれていたんだ！！
と気付きました。
・・・それ以来、私はいつもパートナーと繋がりを感じ満たされた感覚でいっぱいです。
もう一人ぼっちの私は何処にもいません。
気づくだけ。ノージャッジ。
頭の中では知っていた事ですが、実際に体験した事をお話し致しました。
