コミュニケーションは、私たちが周りの人と関わっていく中では大切なもの。両親との関係性は最も身近で自分に与える影響は大きい。「コミュニケーション」は、情報の伝達、連絡、通信だけではなく、「意思の疎通、心の通い合い」だと思います。親が子に一方的に話すのではなく、親子が互いに理解し合うことが大事だとも思います。今回の女性は子どもの頃の間違った思いこみで諦めていた感情をハッキリ見ていくことで、今までの自分のパターンに気づき癒されました。それはどんなことだったのでしょうか。
疋田 一恵 さん 40代 女性 【愛知県】
コミュニケーションの重要性
ミロスに出会ってから、父と母をどう捉えたかで、すべての関係性が作られていることを知り、コミュニケーションの概念が全く変わってしまいました。
ミロスに出会う前は、人付き合いだけがコミュニケーションだと思っていたので、誰とでもニコニコ応対し、相手に不快を与えないようにしてきました。
大変だったり、疲れた時もあったけれど、私は何の問題もないと思っていました。しかし、無意識ではコミュニケーションが難しかったから、なるべく良い関係を築こうと頑張っていたのでした。
ミロスで生きる同じ目的を持った仲間たちと一緒に、カリキュラムやセミナー、仲間との体験談などの動画撮影、ミラステ、セミナーへのお誘い…など様々な日常を通して、なぜ人に声をかけることができなかったのかを紐解いていくと、私にとって、とても重要なことがありました。
引っ越したくなかったのに!
私が両親を観た時に、両親はそれなりに仲がいいと思っていましたが、父から母、または母から父への一方方向の連絡事項をコミュニケーションだと思い込んでいたので、
自分の気持ちを話したり、伝え合うという意思疎通がないと思っていたことに驚きました。
思い出したことがありました。
両親は、私が小学校を転校しなくてもいいようにと、中学生になるタイミングで、父の実家に引っ越しをすることを決めていました。
それを聞かされたのは、小学3、4年生ぐらいだと記憶しています。
私は引っ越ししたくなかったのですが、年老いた祖父母を思う、両親の気持ちを察し、わがままを言ってはいけないと我慢しました。
当時、学校でいじめられていましたが、両親に励まされ、気合と根性で乗り切りました。
父から「やられたら、やり返せ」と言われ、そうすることが正しいと思い、その通りにしたのですが…
本当は気力もなく、ただただ泣きたかったことを思い出しました。
自分を愛することができない
両親に言っても、聴いてもらえない、わかってもらえない、言ったところでこの気持ちが解決するはずがない…と思い込み
「聴いてもらえない、伝わらない」を大前提にして意思疎通、コミュニケーションを取ろうと頑張っていました。
両親に対して、「あなたたちの言う通りにしたのに…」と、恨みを持っていたこともわかりました。
私が困った時には、一方的であったけど、寄り添ってくれる両親に対して、
そんなことを思ってしまう私はおかしく、いけない子だと思い、
私の存在自体が迷惑だと思い込みました。
何をしても伝わらず、迷惑をかけると思ってしまうのだから、常に自分を責めていました。
責めることにも疲れて、感情を切り、何もかもどうなってもいいと、あきらめていたのだとわかり、自分を愛することは絶対にできませんでした。
お金との関係性とは?
同時に気になっていた、生きていく中で必要なお金。
私とお金の関係性ってどうなっていたのだろう…と疑問に思いました。
これまでは、自分を愛することは絶対にできなかったのだから、持つことはできなかった…
無くなると不安になり、誰かから借りるとか、都合よくもらうとか、宝くじに大きく当たるとか…
私にとって都合のいいことが起こるんじゃないかと妄想し、
起こりそうにないことを必死に考えていました。
何がなんでも、自分の力で稼ぐという気持ちにはならず、
自分が持っていた思考に呆れ、情けない気持ちになり、
私はダメだ…とすぐにあきらめてしまう…こんなことを繰り返していました。
両親の気持ちにふれる
両親の職業は、
父はサラリーマン、母は専業主婦でした。
父は、幼い頃貧しかったから、お金を貯めて、増やそうと頑張りました。
母は、稼げないからとすべてを父に頼っていました。
私は両親を観て、平凡で面白みがないと嫌い、特殊な職業に憧れていました。
父の堅実さを嫌い、お金を持っていればパーッと遣い、
母のようにならないように、稼げるように手に職を持ちました。
しかし、生み出す能力はなく、どう蓄えて、無駄をなくすかの考え方しか持っておらず、
ないものを補い、保守的で変化することに興味が持てないとわかり、衝撃を受けました。
稼げない私に価値はない…それは母の気持ちでもありました。
どんな気持ちで主婦をしているのかと聞いたときに
「やる人がいないから、仕方なくやっている」と言った時に、
私は母を見て「人生を楽しんでいなかった」とわかり、ショックでした。
思考の正体を知る!
私の頭は、変化をこよなく求めていても、
目の前には今の状況を頑なに変えない姿がありました。
その姿は、私は保守的であることを嫌い、変化することに傾いていたことを教えてくれていました。
妄想することでエゴを強化し、私に愛のないことを絶対に見せないようにし、
ないから欲しいの発想しかできなかったとわかりました。
その保守的な思考は、人間関係も経済も結婚も全く同じでした。
その後、両親と話をする機会があり、
私は両親は一方方向の業務連絡しかしていない…と思っていましたが
両親はそれぞれ、自分の思っていることや気持ちを伝えあっていたのだと知り、
ホントに私の思い込みだけで、両親を観ていたのだと痛感しましたが、
通じ合う両親があることを見せてもらい、
私の中も通じ合うようになったことがわかり、嬉しくなりました。
無意識を知ることができる!
そもそも、私自身が絶対にわからないように作られていて、強固なガードがされている世界で無意識を知ることができるシステムがあることが凄い!
私は、ここにいていろんな方に出会い、そして講師ご夫妻に出会い、その姿を目の前に観ている。
今更ながら、本当にすごいことだとわかり、ドキドキしています!
美しい設計図が、本来の私の正体。
私がそうなんだと、どんなことも等しく受け取っていけることが嬉しいです。
プログラムだとわかったからこそ、そうなっていたと理解できること、
システムがあるから知れること、笑っていられる現在に感謝です!
幸せを表現していきます。