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優秀な人、やさしい人、責任感が強い人ほど、サービス精神旺盛で、ついつい周りの人のために自分を犠牲にして頑張りすぎてしまう!そしてそれは、「誰かのために!」と言われたほうが、余計に「がんばろう」って思えるのではないでしょうか。今日の彼女も両親のために、会社を引き継いだ!と思って生きていましたが、あるカリキュラム中に、まさかの記憶が思い起こされて驚くことに!解放された彼女はある《予感》を感じると言います。何があったのでしょうか。

Rさん 40代 女性【高知県】

感情の抑圧をしていた?!

最近の私は多角的に自分を知りたい、解体したいと、
さまざまな講師の様々なカリキュラムを受け続けています。

今回は、田坂講師のLifeコースで気づいた事を書かせていただきます。

Lifeコース二回目直前で、ある出来事を目撃し、私は落ちこんでいました。
そこで出てきたワードは「自己犠牲」でした。
「自己犠牲と見たのはあなたの世界よ」と田坂講師に言われたときに、
思いもかけず涙がどっと溢れてきて、
自分が気付かない感情の抑圧があったのだと分かりました。

自己犠牲の相対はなんだろう?と思った時に
自己優先とか自己中心なのかなと感じたりして、

自分を優先せず、家族のために自己犠牲してきた自分の人生に気付きました。

忘れていた過去の記憶の中に…

私は26歳まで東京にいました。大学を出てIT関係でお台場でバリバリ仕事をしながら、海外に関わるボランティア活動もしたりして、いろんな自分の可能性を感じている中、両親が東京にやってきて、田舎の家業を継いで欲しいと頼んできました。

両親は、家業をすることで従業員を養い、税金を納めることで社会に貢献している、その家業を誇りに思っている。だから継いで欲しい。そう言いました。その両親の言葉に感銘を覚え、

それならばと、すべての自分の持っていた可能性を手放し(犠牲にし)、家業のため実家の田舎に帰りました。

・・・とそう思っていました。

・・・が!

記憶に封じ込めていたある出来事を思い出したのです!!

その当時、私は仕事の傍らライフセーバーをしており、
ライフセーバーは毎年10月に全日本の大会があるのですが、
私は、その年、いつにもまして、台風の波などでも泳ぐ訓練をしており、
自分のトレーニングに自信もあったので大会に出場することを決めました。
大会は2人ペアで出場する種目でした。

いよいよ私の番になったとき、波がはげしく、私は海を泳いでブイ(黄色い丸浮き輪)を目指すのですが
それが見えない。どんなに泳いでも泳いでも見えない。

やがて私は潮流に流されて、あろうことか、タイムオーバーで失格になったのです!

私のペアである先輩は、私のせいで、種目に出ることすら出来なくなりました。

屈辱的な惨敗です!

その時の惨めさ!

どんな潮流でも流されないで渡った人たちばかりの中、私の恥ずかしさ!
チームの元に戻るのが嫌で嫌でしょうがなかったです。

とぼとぼとチームの元にもどると
すみません!!

何度も何度も謝りました。
したたる海水で、涙をごまかしたのを今でも覚えています。

・・・その大会の後、私は一ヶ月くらい廃人のようになりました。

今までの訓練の全てが水の泡どころか、出場がタイムオーバーで失格。
恥ずかしくて穴に隠れたいくらい。
一人ならまだ良かった。なのに先輩にまで巻き添えをくらわせてしまった。
なんて馬鹿なんだろう。なんて無力なんだろう。なんて無責任なんだろう。
消えてしまいたい。

そんなことばかり考えていました。

無価値な自分を感じたくない!

そしてその頃、その当時好きだった男性にも、こてんぱんにフラれたのです。

私には生きる希望がありませんでした。

「誰も私を必要としてくれない・・・私は何も成し遂げられない・・・私は無力だ・・・」

そんな自虐の毎日に、親の実家に帰ってくれの言葉。

「ああ、両親はこんな私でも必要としてくれる」

そう思って、実家に帰ったのです。

だから家業のために帰ったという記憶はねつ造でした!

私は家業のためどころか!なんにも成し遂げられない自分に嫌気がさし、
東京から両親のもとに逃げ帰っただけだったのです!

それでも、両親は
「娘が事業を継いでくれる!」と喜び、周りには「なんて親孝行なんだ」と褒めてもらえ、
地域では、様々な役職を頼まれたりと自分が頼られているように感じました。

今思えば、その1つ1つが「優越感」になりました。

そして「家族のためにやってあげている」
「私が(我)家業を継いであげている」つもりになっていました。

私は、東京にいるころの「無価値な自分」を感じたくないが為に
「価値ある自分」を演じていたのです!

ひょえ~です。

人生の「バネ」とは??

東京で自分が何も成し遂げられなかったからこそ、両親という絶対的な安心のもと、両親に依存して、
でもその依存を隠して
「家族のためにこんなに頑張ってやっている」とアピールし、
自立しているフりをしていたのが私の生き方だったのです!

だからか!と思いました。

両親のもとを離れると思うと恐怖が出る。
実は結婚するよりも子供でいたい。
夢のために行動しようと思うと、急に不安が出る。

そして極めつけは、
今、好きな人が、鬱になり、時には廃人のようになっていたこと。

それは、私が切り落として、無いことにしていた
「何も成し遂げられない自分に自信を喪失して廃人になっていた姿」そのものだったのです。

はぁぁぁぁ

という感じです。全てが紐解けました。

でももう、その廃人のようだった自分も無価値の自分も受け入れられると思いました。

受け入れられるから、あの今まで思い出したくも無かった屈辱の全国大会競技失格の瞬間を
思い出せたのだと思います。(ちょうど今、オリンピックで競技の時期ということもありますが)

好きな人に見た、無価値な自分、廃人の自分、まさか私にはあるわけないと思っていたけど、
あるわけないどころか、そんな自分をバネにして生きていた人生でした。

けれども無価値も価値も私の勝手なジャッジ。
私の存在は、それを越えたところにある。

今はそう思えます。

大きな大きな自分についた「嘘」が
ごろっと取れた感じです。

はぁぁぁぁ、もう演じたものがいらなくなりました。
力が抜けました。

トキメキを感じている自分!

そして誰かに必要とされるかどうかで他者中心に生きてきた自分こそが
本当の意味での《自己犠牲=存在からズレている》
だったことにも気付きました。

「男性に頼れないあなたへ」というタイトルのこのLifeコースの始まりに私が言ったことは、
「男なんてどうせ裏切る」

けれど、無価値な自分という「裏」を切り落とし自分を裏切っていたのは
他でもなく私だったのです!

・・・そんなことを気付いたら、急に、独身男性との出会いが増えたのです。
仕事関係で共通の趣味の男性を紹介されたり、イケメン男子からアポが来たり、
昔好きだった男性がお客さんを連れて来てくれたり。

すると、なんだか彼らの男らしさに、キュンキュンとするのです。

えっ!私がときめいている!?

ある大きな会議では1万人の男性陣を目の前にしながら、誰一人にもトキメかなかった私が!
男に頼るなんてありえないと思った私が!ちょっと女の子になっているのです!

自分の男性性にときめけるようになったのか!そう思い、
そのことをLifeコース最終回で出すと、
田坂講師がむちゃくちゃ喜んでくれて、私が無邪気に笑うようになったと言うのです。

自己犠牲からの解放

「自己犠牲というワードから逃げずに向き合って、マイナス(コンプレックス)を視点から存在させ、プラスとマイナスの位置が近くなったからだね」
と言われて、なるほど、そういう事なのか!

と理解できました。
男女の距離は、自分の中のプラスとマイナスの距離なんですね。

え、では今までの恋愛は?と思っていたら
「思考では恋愛出来ないのよ」と田坂講師の一撃。

はぁ!そうか!私が今まで好きになっていた男性は
思考で好きになっていたのか!と、思い当たることばかりで納得しました。

確かに、この人は真面目で裏切らなそうとか、養子に来てくれそうとか、跡継ぎの条件だけで相手を好きになっていた。
ときめいて好きになったことなんて無かったのだと。

・・・ようやく私は、40代にして恋愛出来るスタート地点に立ったようです。

「男性に頼れる自分」
はもうすぐの予感がします。

まさかの自分の同化に気づけたのは、Lifeコースの皆さんの一つ一つのキーワードでした。
そして異質なものを逃さない、田坂講師のするどさと愛の空間のおかげでした。
その空間に言葉を発するからこそ、同化が見抜けました。

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