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  3. 虐待防止へ 抑えられない娘への衝動はどこから来るのか? 【後編】

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あとを絶たない児童虐待問題。4月から親権者などによる体罰を禁止する児童福祉法も施行されましたが、解決までの道のりは遠そうです。しかし、加害者・被害者問わず自身の人生をミロスで解体することで、虐待の解決や防止に成果が出ています。ご紹介する体験は娘への虐待防止に繋がった母親の体験です。

寺本 昌子さん 40代 女性 【島根県】

関心と無関心  代々引き継がれてきた観念的思考

私には、両親の共働きによる無関心で放ったらかしにされたキズがあり、私が最も悪だとしているものは「無関心」でした。
逆に関心は愛であるという観念体系がありました。

同じように、30代の妻を身勝手に放置し、鬱にさせ自殺にまで追い込み、結果、1人になってしまった祖父も、私と全く同じ観念体系がありました。だから祖父は、妻への罪滅ぼしをするかのごとく、あれほどまでに我がままな私に関心を寄せてくれたのです!

でも、“この仕組み”を知らなかったため、自分に関心を寄せてくれた大好きな祖父の最期にお見舞いにも行かず、自分の気持ちを優先にして、無関心に放ったらかしにした身勝手な自分が絶対に許せなかったことが、理解できました。

思い込みが解け、過去から変わっていく

ミロスシステムで人生を紐解くと、私が大好きな祖父と会えなかったのと同じように、祖父も可愛い孫娘に自分の痩せ衰えた姿を見せたくなかったのだ!と、合点がいきました。
祖父も、泣き虫の私にベッドの傍らで泣かれては、死ぬに死ねなかったのだ!とも素直に思えます。

こうして、祖父の思いと私の思いが一致した時、誰も悪くなかったと理解することができました。

さらに、母から言われた言葉を思い出しました。
『昌子が小さい時に、お母さんも可愛がりたかったけど、おじいちゃんが連れ回してたから、可愛がることができんかった』と。
私は愛されていない…と思い込んできましたが、ちゃんと母から愛されていました。

父にも遊んでもらった記憶がないと思っていましたが、父が私をお風呂に入れていたと聞き、笑顔の父とお風呂上がりの私の写真をこのタイミングで見つけました。
自分の記憶が間違えていたことにビックリしましたが、過去が塗り変わるきっかけとなりました。

今は父が私の娘に「お前はダメだな~」と服を着せたり「お前はどんくさいな~」と転げた娘を抱っこして、愛しそうに言っている姿を見て、自分が言われていた時もこんな風に言ってくれていたのだと、初めて父の言葉の意味が理解できました。

そして、父と母は毎日私の子供を保育園に迎えに行ってくれて、夕食を食べさせてくれて、しかも私の好物の夕食も作って持たせてくれています。

私は昔と変わらず愛されているのです。

娘との関係性が変わった

実践コースで、身勝手な長女を憎たらしいと思うエネルギーが、実は私が自分の身勝手さを嫌う自己否定のエネルギーだったことを知り、とても驚きました!
この理解なくしては、虐待はもっとエスカレートしていたことでしょう。

今では娘に感じていた憎たらしさや感情が嘘のように消えています。
しぐさや表情が、可愛く思えるようになり、生まれた時のあるがままの愛おしい存在に戻りました。

また、親が子供を想う以上に、子供も親のことを思いやり、理解していることもわかりました。
私が子供の頃、親に心配させまいとして、仲間はずれにされたことを打ち明けずに我慢していたことと、
今、自分の娘が、仕事に向かう私のことを思い、寂しい気持ちを我慢して送り出してくれていることが重なります。
子供の方が、未熟な親を理解してくれていることを知りました。

間違った思い込みからつくられた人生がミロスシステムで紐解け、
私の人生の謎が解け、心から解放され、今では子育ても何もかも楽になっています!

それはミロス実践コースで、自分がなぜこういう人生を歩んできたのか、こんな事を考えてしまうのか、繰り返してしまうのか、すべてが理解できるようになり、今まで不安や恐怖してきたことが無くなり、自分を信頼できるようになり、絶対的な安心を得ることができたからだと思います。

私のように子供にイライラしてる親御さんたち、虐待した親や虐待されてきた子供たち、みんなが解放され、楽になってくれることを願っています。

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