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  3. 心の絶対平和の実現 〜精神障害からの脱出〜 妻編

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長年、自分の思考に翻弄されてきた女性が、夫と共にその苦しみから抜け出した体験です。
人生のストーリーをミロスの視点から紐解いていくことで、問題と戦うのではなく「理解」することで救われていったご夫婦の体験を、妻側、夫側からご紹介します。
先ずは、妻側の体験からどうぞ。


 Uさん 40代 女性【東京都】

何の為に生れてきたのか?

『何の為に生まれてきたのか?』
『この世に何をしにきたのか?』と考え
『そうだ!心を救ったら人類を救える!心を救いたい!!』
と幼い頃から人類のことを考える、一般的にみたらずいぶん変わった子供でした。
しかし、ミロスに出合うまで、自分が求めた世界とは真逆のような人生を送ってきたのです。

私の両親は医者で、姉・兄がいます。
私が生まれる前、2つ上の兄が心臓に穴が開いているということを、当時、忙しかった両親にかわり手伝いに来てくれていた父の母、私にとっては祖母が、お風呂場で気づきました。
当時、治療は難しく、生きられるかどうかも分からないことを知って、両親はとても落胆したそうです。

将来、兄が手術をするかもしれない。その時に自分が助けたいという思いで、母は外科医から麻酔科医に転職しました。
そんな中、我が家に希望の光をということで、もう1人生むことを決め、3番目に私が生まれてきました。

父も母も大変喜び、明るい子になって欲しいということで「明子」という名を付けてくれました。
私は、幼い頃から両親からそういう話を聞いていましたので、少しでも両親を元気づけたいと明るくしました。

ところが、明るくしていると「うるさい」と言われ、今度は静かにしていると「暗くて役に立たない」と言われました。
それでも、私は人類救済まで思うような子どもでしたから、両親のためにすごく努力しました。

しかし、父も母も、さっきまで楽しくしていたと思ったら、突然怒り出す。
喜んでくれたと思いはしゃぐと殴られる。蹴られる。追い出される。
ちょっとでも言い返そうものなら、口をきいてもらえなくなりました。

忙しかった両親…

我が家は、祖父が信心をする人で、“お札”がたくさん貼ってあり、それと一緒に我が家の規則も、どこを見ても貼ってありました。
父と母は、外科医と麻酔科医で、いつ患者さんが亡くなるか分からないということで昼夜問わず病院に駆けつける環境でした。

両親は常に忙しかったのですが、父は外科医として世界を目指していました。
そして、母はそれを応援していました。
父も母も大変優秀な医者だったそうで、両親にしたら普通のコミュニケーションだったのかもしれませんが、私にとってはとても激しいコミュニケーションで、さっきまで仲良く話していたと思ったら、包丁が飛び交うようなもの凄いケンカが始まるのです。
そんな急激に感情が変わってしまう親に適応できず、私は自信を失っていきました。

自信を失った…

自信を失い、すべての能力を失ってしまったのでしょうか。勉強はどうやったらいいか分からない、身体的なことでも頑張れない、芸術にも興味を持てない、人間関係もうまくいかない。本当に何をやってもできない子になってしまい、やる気も持てない子になってしまいました。

そんな私は、父からは「お前はどうしようもない子だ」と言われ、
学校でトラブルを起こすと、母からは「お前が悪い」と言われ続けていました。
私は、両親にとって失敗作であり、失敗作である私は愛される資格がない価値のない子だと強烈に思い込んでしまったのです。

でも、保育園の頃から問題児だった私に、小学4年生の時、担任の先生が言ってくれた一言
『お母さん!お嬢さんは日本が駄目なら世界があります!』
が母の支えとなり、
19歳の時にも、ある有名な占い師から
『世界の偉大なる指導者に出会って世界を変えて行く!』
と仰って頂き、英語は全く出来ませんでしたが、アメリカまで世界の偉大なる指導者を探しに行ったのです。

しかし、そんな事はスッカリ忘れて恋に落ち、鬱状態となり、暴れ、アメリカの精神科に強制入院となり、半ば強制送還という形で日本に帰国しました。
心を救いたい!と願ってやまなかった私が、救うどころか救われる側になってしまったのです。

私は心身ともに、社会に出られる状態ではなく、再度進学への道を選びました。
そして10年後に、再び心のバランスを崩して自殺未遂をして暴れてしまい、今度は日本の精神科に強制入院となりました。

それでも、世界を変える、心を救いたいという想いを諦めるわけにはいかず、また、頑張るのです。
しかし、精神科に入院していたという経歴からなのか、性格や素行的な問題があったからなのか、個性が強すぎたのか、私は、どこに行っても何をしても受け入れられず、理解できず、結果、何をやっても上手くいきませんでした。
人間関係も、物事も、何も継続することができなかったのです。

自分の人生をそのまま受入れる体験…

このような人生を体験してきた私がミロスと出合い、昨年の10月、ミロス実践コースを受講させて頂きました。
また、ちょうど同時期に夫が会社からリフレッシュ休暇をとっていたことで、夫婦でミロスの設計図を通して、自分の人生を丸ごと受け入れるという体験をしたのです。

ミロスの設計図に自分を当てはめて観た時、
私は失敗作で愛される価値のない子・・・その強烈な思い込みから、愛される価値ある存在になろうと頑張れば頑張るほど、真逆の体験を繰り返してきました。
それを、設計図を通して”理解”し、受け入れたときに、人生が変わり始めました。

それからは、落ち込むことがあったとしても、その思考のパターンに嵌っていたことを後からでも受け入れられるようになりました。
それは、私が求めてやまなかった『心の絶対平和の実現』への大きな糧となり、設計図という愛を受け入れることによって、私の心は救われました。

狂って病むことしかできなかった、まるで悪魔のような思考から解放され、
今までの人生が宝物に変わり、本当に求めた人生がスタートしたのです。

今までの人生すべてが『心の絶対平和の実現』を伝えていくための体験でした。
私のように、どうしようもない子と言われたり、”鬱や適応障害”で苦しんでいる方に伝えていくことができることを確信し、その確信は私の歓びとなりました。

ミロスシステムを発見し構築してくださったことに感謝しかありません。
ありがとうございました。

※夫側の体験談に続きます。

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