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「結婚したらこういう家族になりたい!」誰もがそんな理想を持ちますが、どんなに努力しても全くうまくいかないと思い悩んでいる方へ。あなたの頑張り、こだわりの原動力になっているものは一体なんでしょうか?
高い理想を掲げたばかりに愛する息子ともコミュニケーションが取れずに苦しんできた母親が、自分の中に本当の原因を見つけていくことでボロボロだった家族が理想以上の家族に再生した体験です!


 Mさん 40代 女性【福岡県】

家族の再生…

私がミロスに出会って、いちばん変わったと思うのが「家族」です。
その変化をお伝えしたいと思います。

我が家は、夫と私、高1、中1、小3の男子3人。5人家族です。
6年前に福岡に転居したと同時に夫が会社を立ち上げ、今は2人で仕事をしています。
最初は苦労しましたが、夫の努力と仲間との信頼関係が実をむすび最近は仕事が安定してきました。

子どもたちはとても仲が良く、兄は弟たちを大好きだと言うし、弟も兄をかっこいいと言います。
ユーチューブやティックトックを見ては、みんなでネタをやったり歌ったり踊ったり。キッチンからその光景を見て、ほんとにこの家族で幸せだなぁと思います。
「結婚したらワチャワチャした仲の良い家族をつくりたい」と思っていたのですが、理想を超えた形でいつのまにか実現していた、というのが実感です。

では、以前はどうだったのか。

子育てに悩んでいた…

いまから7年前、私は家族のことでいつも悩んでいました。

問題とは、息子(長男)との確執、ひどい兄弟喧嘩・暴力、夫に協力してもらえない孤独感、自分自身の鬱です。
長男との確執は、生まれて間もないころから始まりました。
赤ちゃんは欲求そのもので、泣きたいときに泣き、飲みたいときにおっぱいを飲み、こちらの都合は関係ありません。

私のこだわりとして「子どもの要求をこちらの都合で抑えつけることはしたくない。思う存分要求を受け入れられることで満たされ、本来の力を発揮して生きられる」と考えていたので、出来る限り要求に応えられるように頑張りました。

しかし成長するにつれ、受け入れられないことがどんどん増えていきます。
アレルギーによる食事制限、私の体力・精神力の限界、時間・お金の制約・・・
いろんなことが頭をよぎり、こだわりを貫くことが難しい。そのことでいつも葛藤していました。

出来るだけ要求に応えたいと頑張るのですが、要求が通らないとぐずる長男に、我慢の限界を超えて怒ってしまうことがよくありました。
愛したいのに愛せない。受け入れたいのに受け入れられない。
自己嫌悪の毎日でした。

兄弟喧嘩はその延長で起きたさらなる問題でした。
仲良く遊んでいるかと思うと、急に長男が次男を挑発しはじめ、それを止めると「いつも俺ばっかり悪いって言われる!」と被害妄想爆発で、よけいに無抵抗の弟を攻撃するという状況でした。

いつも要求を聞いている私からすれば、これだけしているのになぜ満たされないのか!私の子育てがダメだったのか!という“失望感と罪悪感”でいっぱいで、怒らないようにと自制していた感情が爆発し、壁に物を投げつけたり、大声で怒鳴りつけたり、包丁を握ってしまったり、子ども達を置いて泣きながら家を飛び出したこともありました。

そのたびに、子ども達の心に傷をつけてしまったのではないかと反省し、長男を受け入れられる努力を強化していきました。
努力とは、気持ちに余裕を持てるように子育て以外の予定を減らしたり、心を整える精神論的な本を読んだり、子どもの特性を理解する様々な子育て講座を受けたり、ということです。

それらは大体すぐに効果があがって一旦落ち着くのですが、“反発”ですごくイライラし始めるという麻薬のような危険さがありました。
そんなことを何度も繰り返すうちに、自分の精神状態が余計に悪くなっていっていることに気づきました。

方法論系の本は全部捨て、食事や育児に対するこだわりも捨てることで自分をがんじがらめにすることから解放されました。しかし、楽になる一方、今度はだんだんと無気力な“鬱状態”になっていったのです。

なぜ理想をもつようになったのか?

では、なぜ私がこのような理想を持つようになったか。
それは自分の家族に対するコンプレックスからでした。

幼少期、私の家では会話が少なく、思いきり自分の感情を出すとバカにされるか、心配をされる家族でした。
特に一番近くにいた姉は支配的で、言うことを聞かないと蹴飛ばされ、必死で言い返しても言葉でねじ伏せられ、姉に勝てたことは一度もありません。いつも敗北感を感じていました。

そのさみしさ、敗北感をバネに真逆の「仲良し家族、仲良し兄弟」を理想とした私は、長男が優しくなってくれれば、夫が家族に興味をもってくれれば、そのために私がもっと良い母・良い妻になれば、すべて上手くいくのではないかとずっと頑張っていました。

今なら、理想(+)を高く掲げたゆえにそうでない現実(-)に失望し、もっと頑張らなければと(+)と(-)を行き来していたこと、その埋まらない理想と現実のギャップが苦しくなり、理想を手放すことで目の前の現実にも興味を持てない鬱状態になっていったのだということがわかります。

あきらめずに頑張っても、あきらめて無気力になっても、どちらを選んでも不幸。そんな状態でした。
そんなときに友達が話してくれたのが、ミロスセミナーに参加して起きた不思議な体験でした。

素直に実行しただけで…

彼女も子育てに悩むママ友でした。初めて参加したミロスセミナーで「あなたが今家族にしてあげたいことは何ですか?」と聞かれ、「ハグしてあげたい」と答えたら、「それを帰って家族にしてもらってください」と講師から言われたそうです。

素直な彼女は家に帰ってセミナーで言われたことを話し、ハグをしてもらいました。
すると、一番の悩みだった依存的な長女が自立をし、ハードワークで体の心配をしていたご主人の仕事が好転していったのだそうです。

彼女は素直な感性で言われたことを実行しただけですが、それはミロスの実践でした。
彼女が長女とご主人に見ていたのは、「頑張れない自分と頑張っている自分」
家族に映る自分の姿に一喜一憂する愛を、自分に向けることのできた、初めての高次元体験でした。

 

自分を知り…自分自身を愛したら…

さて、私自身の話にもどると、
その話を聞いて「すごい!」と思った私はすぐにHPを調べて同じ講師のセミナーに参加しました。それが浦講師のセミナーでした。
そこからは、あきらめて無気力になっていた私が嘘のように、ミロスの本を買っては読み、行けるセミナーやカリキュラムを受講するなど、どんどん活動的になっていきました。

ただし、講義で習った実践方法は、やってみても上手くいっているかどうかわからず、時が過ぎ子ども達がすっかり変わっていることに気づいた時も、とにかくミロスに触れていたからとしか言いようがありませんでした。
いま思えば、私にミロスを教えてくれた友人と同じく、子どものため家族のために当たり前のように色んなことを我慢していた私が、ミロスに出合った時点で、“自分自身への愛”を受け取っていたのだと思います。

それから今に至るまでは、カリキュラムで教わった通り「自分を知り、自分の内面を整える。そのためにシステムをとことん理解する」ということを淡々と貫いていっただけです。
その結果、コンプレックスをバネに理想的な家族を求めて頑張ることで、反転現象として思い通りにならない現実をつくっていた自分を何度も知り、そのたびにゆるめることが出来ていきました。

気づけば、いま目の前にあるのは、頭で描いた理想と努力とは関係なく、いつのまにか現れていた理想以上の家族です。
今年の夏、改めてこの家族といる幸せを実感できたプレゼントがありました。それは、長男が高校のキャンプで書いた親あての手紙に書かれていた言葉です。

「弟たちを生んでくれてありがとう。(次男)はいてくれるだけで面白くて、体はでっかくなったけど、やっぱりどこか可愛いんだ。(三男)はもうとにかく可愛くてたまらないです。2人がいなかったらつまらなすぎてヤバかったと思います。(家族のことが)大好きです。」

ボロボロだった家族は、私の内面で起こっていた葛藤の反映でした。
笑いの絶えない平和な日々のおとずれにより、自分自身の内側は平和であったことを知り、またそれが家族の平和・世界の平和を創っているのだと確信できました。

あきらめていた平和な世界の実現を、自分自身が体験できたことが、最高の財産です。この体験をこれからどんどん世の中に伝えていきたいと思います。

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