「何かが欠けている」「満たされない」そんな“欠乏感”を抱いたことってあると思います。ではその“欠乏感”がどこから来るのか?ということを真剣に考えたことはありますか?今回ご紹介する女性は、そんな“欠乏感”の正体をついに発見したのです。全く新しいシステムを駆使すると、あなたもその正体を知ることができます!彼女が発見したものとは?
溝口 智子さん 40代 女性【愛知県】
欠乏感がある!
私は10代の頃から時々、どうしても「食べたい」という衝動に駆られ、抑えられない食欲に悩まされてきました。その症状は、大人になっても続いています。
私はそんな自分のことを、意志の弱い人間だから抑えることができずに、つい食べてしまうのだ・・・と思っていました。
ところがある時、こんな話を耳にしました。
知り合いの女性が職場の飲み会の席で、年甲斐にもなく男性の前で、はしゃいでいるという話を聞き、私は、彼女は何らかの“欠乏感”から、そんな行動をとっているのでは?と感じたのです。
ミロスで「相手に感じるものを通して自分の無意識を知る」ということを教えてもらった私は、彼女に欠乏感を感じたということは、自分の中にも欠乏感があることを理解しました。この時、自分に欠乏感があったことにとても驚きました。
両親に感じる事は??
じゃあ、私は何に対して欠乏感を感じているのか?が知りたくなり、両親から紐解いていくことにしました。
母はとても厳しい人で、子どもの頃、私はよく叱られていました。そして、父はというと「ごめんなさい」と泣き叫んでいる私を黙って見ているか、その場から逃げて助けてはくれませんでした。
そんな父を見て、辛くて苦しいことがあっても、人に頼らず、自分で耐えていくしかないと思うようになり、父にとって自分は助ける価値のない存在なんだと思うようになっていったのです。
そして、この思い込みが、特に男性に対して距離をとってしまうという私を作り出したのだと思います。
そんなある日、幼い女の子がお父さんに抱っこされている、そんな親子の姿を見ました。それを見たとき、涙が出そうなくらい羨ましく感じていました。
この時初めて、私は男性に対して、「そのままの自分を受け入れて欲しい!愛されたい!」と強く思っていることを知ったのです。
そしてこれが、私の中のあった欠乏感だとわかり、とても気持ちが軽くなりました。
そして、さらに両親のことも見えてきました。
両親は、よくケンカをします。大抵は母のわがままとも思える要求が原因です。
ところが、私はそんな母から「そのままの私を受け入れて」と、男性に求める、女性の叫びのように感じていました。
母は父に受け入れてもらうどころか、無関心にもとれる父の態度に、悲しみを通り越して、それが怒りとなって爆発し、父にぶつけていたのです。
父もまた、感情をぶつけられ、母から否定されていると感じ、背を向けていたのです。
そんな両親の姿こそ、私の内側の男性性と女性性の姿。