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  3. ☆まったく新しい病気の捉え方

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一般的には、「癌」と診断されると、手術や放射線治療などと治療方針について家族との話し合いで決めていきますが、今回の女性のお母さま本人が手術を望まなかった。母にとって最良の選択は何だろう?と考えてみると、今の生活が普通に出来る環境を優先したかったことだと。コロナ禍で、中々家族との面会が困難な中で、毎日治療のために通院出来ることで子どもと会えるなんて…。お母さまにとって、楽しみながらの治療方針が出来たことで、生きる気力が復活!新しい病気の捉え方がここにあることを知りました。

加藤 万紀子さん 60代 女性【愛知県】

両親が一緒にいることが大事

89歳の母のことです。

一年半ほど前、体調を崩して総合病院で色々な検査した結果、体調を崩した直接の原因ではなかったのですが、“子宮頸がん”が見つかりました。

その後「癌センター」での検査をするよう勧められ、連れていきました。

兄は、一昨年、義姉を癌で亡くし、手術ができなかった経験から、「手術してガンを排除すれば良い!」と、そのつもりでいたようです。

私は、自覚症状もなく、食欲もある母に、今は何もしないのが懸命だと感じていました。

そして、昨年亡くなった当時96歳の父が健在であり、介護施設にお世話になり、一カ月後、母も同じ施設で入居させていただいて間も無い頃でしたので、両親が一緒にいる時間が、今は一番大切と感じ、入院や手術で引き離すことはしたくないと思っていました。

しかし、長男の責任として感じている兄の判断に、最終的には従うつもりでいました。

家族が納得のいく治療とは?

医師は「高齢であり手術はできない!“放射線治療”をお薦めします」と言われました。

ところが母は、「何もしてもらわなくて良いです!夫が生きているうちは生きたい、その後はもういいです!」と言いました。

医師は、「ご本人が納得できない治療はできません」と言い、
兄は「高齢で自分の判断が、まともにできないモノの言うことを聞くのか?!」と

医師に詰め寄り、診察室の中は、医師と母と兄の三つ巴のチグハグな空間になりましたが、私は、全く動揺することなく俯瞰して見ていました。

結果の出ない押し問答は、「セカンドオピニオンも考慮に入れ、ご家族で納得のいくようにご検討ください」と話しは終わり、兄は不本意でしたが、私は思い通りになったと喜びました。

朝、介護施設を出るときの、母を見送る、寂しそうな父の顔が浮かび、何もなく現状に戻った両親を見て安堵しました。

そのとき、受け取ったものは、「病気を治そうとする。悪いものは排除しようとする無意識」医療や治療に対する抵抗感。そして自分が誕生し育まれた母の子宮の癌「自分の生まれてきたことへの感謝を忘れていた」それを自分に戻しました。

母の「夫の生きているうちは、生きたい!」と言う、一番の想いは叶えられました。最後まで施設で二人一緒にいられた幸せを、内なる男女の融合と感謝しました。

通院出来る喜びの母

父を送った一年後、母は至って元気なのですが、やはり子宮頸癌の出血が時々あり、施設医からの勧めもあり、総合病院で再び検査し、2週間入院して、10日間の放射線治療を薦められました。

母は、「いつ死んでもいいから…」同じく頑なに否定しました。二週間の入院は、高齢で認知が進むのではないか!? 足が悪い母は、介護施設のように見てもらえないと転んだり、トイレが上手くできないのではないか?!かえって弱ってしまうのではないか…?!という心配がありました。

ところが、「ならば、毎日施設に迎えにいって、病院に連れていく!」という兄の一言が、一瞬にして空間を変えたのです。

「いつからやるの?」母は、嬉しそうに尋ねるのです!

今、介護施設はコロナ禍で外出禁止です。面会もガラス越しで、直接会うこともできません。
ところが「通院」となれば許されるのです。そんな中、息子と娘(兄と私)が交代で毎日迎えにきて、治療の後に食事をしたり、コーヒーを飲んだり…それが楽しみになり、毎日が待ち遠しくて、迎えに行くと嬉しそうに待っています。

“放射線治療”というと、「大変」とか「副作用が…」というイメージがありますが、毎日が喜びとなり、“治療”はオマケのようになって、帰るときは、夜、お腹が空くのでと、パンや、おやつを毎日、母のバッグにこっそりいれて、それも楽しみになりました。

最終日は、「もう、明日からは無いんだね…」母は、ちょっと寂しそうにしていました。

《癌》という認識もなくて…

こんな風に、”治療”もどう捉えるかで全く違うものになってしまうことを、母から見せてもらいました。少し脱力感はあるようでしたが、食欲もあり、副作用も少々頻尿や、便が緩んでいるくらいでほとんどないのです。

そして、婦人科の医師も、放射線科の医師の言っていることも「止血のためにやってください!」と、よく聞いてみると、癌を治そうとしていないのです。

そして何より、やや認知の母は、「何で病院にいったのかしら…」くらいの感覚です。以前、お聴きした「本人も家族も病気のことを忘れたらいい…」まさに、そんな感じで、本人も私も母が「癌だ」!という認識も全く無く、忘れている状態です。

そして、先日1ヶ月後の健診も、経過もいたって良好と医師からお墨付きをいただき、毎日、母からかかる電話では、「(施設の)みんなが良くしてくれる!もう少し“生きたい”と思っている!」と言うように変わってしまいました。

新しい病気の捉え方

放射線治療を、こんな風に受けることができ、『新しい病気の捉え方』を、母を通して体験、実感させてもらいました。

病気、治療は、家族も含め、だれもが避けて通れないひとつの現象です。体験を通して学んだことは、プラス思考ではなく、そのものに対してどう捉えるかで、毒にも蜜にもそのものを変えることができる。

その根底には、目の前を自分と受け止められる知性により、なにものとも闘わない、そして受け入れる秘宝により、本当に愛されていること、大切にされていることが理解できたとき、病気、治療は嫌うものではなく、そのものに感謝ができることを知りました。

新次元思考テクノロジーMIROSSを学ばせていただいたことで、今までの生き方、捉え方を全く覆すことができることに心より感謝申し上げます。

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