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  3. ☆嫉妬の感情が私を解放してくれた!~妹よ~

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兄妹喧嘩でよく耳にする内容に「自分の時は許されなかったことが、妹にはあっさり許されていて、それに腹が立つ!」みたいなことを聞きますし。妹ばかりが可愛がられているようにも思えて「嫉妬」してしまうこともありますね。子育てにおいては、一人ひとりの存在にどれほど「愛」を与えられるのか!「愛」を感じられるのか!が大事だと思います。今回の女性は、子どもの頃から嫉妬を感じていても感情を出さずに我慢していた自分に気づくことで、呪縛から解放されました。すると、もともとあった「愛」で笑顔がいっぱいに!

宿里 竜子さん 60代 女性【鹿児島県】

ネガティブ感情を見てみたら

私は毎晩、友人たちと「音読会」をしています。

皆さんの声は解かりやすく私に話しかけてくれますので、
その時の自分にぴったりな言葉が沁み入ってくる、調整タイムになっています。

こんな友人たちとの空間が、毎日そこに有ることが、本当に有難いです。

そんなある夜、私は音読会グループ通話を、うっかり切り終えていませんでした。
「宿里さん切れてないですよ」
と、妹がコメントを入れてくれました。

それを目にした時、一瞬私の中でササッと微かに横切っていったものがありました。

それは「チッ・・」という感じの
イラッとした小さな怒りでした。

「これぐらい、いいじゃない。」
「寝落ちしたか切り忘れたってことぐらい、皆な分かってんだし。」
「わざわざ皆の前で、指摘しなくてもいいじゃない」
文章に書くとそんな感じでした。

以前は、こんな一瞬の小さな波は、そのまま流し去ってましたが
終わらせる為に浮上したネガティブ感情だから、
チャンスだから良く見てみたい、と妹へシェアしました。

お陰様で私たちにはシステムがあるので、安心して話しが聴けます。

妹は素直だ!

2人でじっくり感じていきました。

幼い頃の話をしました。
妹は末っ子の弟を
「小さい頃、背後から押し倒したことがあるょ」
と話していました。

「可愛がられてる弟に嫉妬していたからね」

それを聞いた時、私の中で
「羨ましい・・」
と、ほんのわずかな反応がありました。

「え?羨ましい・・って?」
と一瞬思いましたが、すぐに理解できました。

それは弟へのネガティブな嫉妬の感情からの、意地悪な行動でも
妹は臆することなく、自由に、あからさまに
「素直に表現できていた」
というそんな妹の
「伸びやかさ」が私は「羨ましい」と思ったのです。

もっと自分を見て欲しい

年長である姉へ羨望の視線がいく妹からすれば
姉から羨ましいと言われて意外だったようですが、
ママとパパの絵本に書いてあるとおり、納得できる兄妹の嫉妬感情です。

「もっと私を可愛がって欲しい・・」
思い返せば幼い時に、漠然とボンヤリ思っていた記憶があります。
でも、私は他人事のように「薄っすら」と感じていた感覚でした。

兄妹のライバル数は多いし、妹みたいに両親の愛を求めて、
私もがっつり嫉妬していたはずです。
幼い私が嫉妬しないって、私は聖人君主のはずがないし
よっぽどの愚鈍にも思えない。

なんで、「薄っすら」と「ボンヤリした」望みだったんだろう?
なぜ、妹みたいに行動に移すほど「明確な」嫉妬感情じゃなかったんだろ。

自身へ問うと、答えが戻ってきました。「あ・・長女気質だ!」

長女気質のせいで・・・

私たちは2歳違いずつ、兄、私、妹、弟の4人きょうだいです。
就学前の幼い頃の私は恥ずかしがり屋で、どちらかと言えば口は重いほうだった気がします。
上手に出来なくても子どもながらに、忙しい両親の手伝いをして褒められ事や、認められた時に、とっても嬉しくて、誇らしく感じていた記憶があります。

やんちゃで気かん坊だった兄よりも、私はよい児お利口さんに成って、愛されるよう、幼いなりに一生懸命、けなげに頑張って、良い長姉を演じていたのです。
このことは、過去の気づきと受け取りから、理解できていました。

ですが、もっとじっくり、よくよく感じていくと

「抑えていた」
「戒めていた」
「許していなかった」
という私がいました。

年下の弟への嫉妬は「我がままで、駄々っ子で、良くない」

だから私が密かに感じていることが周りにバレるといけない「恥ずかしい」
長姉だから、ちゃんと出来ないといけない。

うっかり嫉妬を妹のように「素直に、のびやかに表現」したら
きっと私は愛されない、認められない。

そうやって私はジャッジして、自分をきつく縛っていたことを感じました。

感情を出さないように!

嫉妬は取るに足らない細かいことにして、そんなものは私には無い、気づかないよう見逃して隠し、大らかなフリを演じていた。
それなのに、妹は
「見逃さないで、細かく指摘してきた」
だから、かすかでもちゃんと「イラッ」と反応した私の無意識。

ネガティブな感情を感じないようにしている「閉じてるタイプ」で、
良い人を演じていた長女パターン、と分かっていました。

けれどもここまで酷かったとは!!
厳重な自分への呪縛に、私の口もハァ~と開きました。

しかも、縛り具合が苦しさに気づかぬような、絶妙ふんわり感ですから!
エゴの巧みさに、残念ながら脱帽です。
表面の目立つエゴ蓋を探し掘り去った、その奥へ隠し込んでいたので、
今回、光を当てられたのはタイミングもあったのでしょう。

幼い頃からずっと、自分が自分へ与え続けてきた
見えない重い呪縛の鎖をやっと解き放ちました。

自分を認めてあげよう

父も母も、全ご先祖たちも、ずっとこのように自分を縛ってきたのでしょう。
身体が緩んでいました。
じんわり涙も出てきました。
妹の存在が有難かったです。

「私は、私をもっと愛そう、もっと認めてあげよう!」
そう決めました。

そして2週間ほど経った頃、再び、私はやらかしたのです。
また「レジェンド音読会」で退出し忘れて、なんと翌朝まで、
一晩中ずっとグループ通話したままでした!
今回もまた、妹がスマホと家電話に連絡してくれて退出して、
音読会メンバーの皆さんには気を揉ませてしまいました。

けれども、もう自分を責めることはしませんでした。
「エゴの残像、残りカス」
「私はどんだけ仲間と繋がっていたいんだ。気にかけてほしかったのか。」
と笑えて、終わったなって感じました。

夫を見ている自分に驚く!

それからの私は、夫への感覚も変化していました。
「また私へ文句を言ってきた」
「私を責めている」
と感じて、生真面目に対応し、怒ったりする事がよくあったのですが、
この頃は夫からなんやかんや言われても
ワハハと笑いながら
「あたしも頑張っているからねぇ~」
と、笑顔で対応していることが増えました。

先日は、残業した翌朝の夫へ
「頑張ったね!!」
と、思わずサラリと労いの言葉をかけて、夫への承認行動をしている自分に驚きました。

「えっ!?あ、うん。」
と、不意に褒められて、戸惑いつつ、まんざらでもない顔の夫を、
後から、独り想い出しクスクスッと喜んでいる私がいました。

本来の自分へ還れて
「うん、なかなかいい感じ」
と、気分良く暮らせています。

これからも日々是精進、純度をあげていきます。

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