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初めての出産で子供が産まれると、夫婦2人だった時の生活とは違って大きな変化があると思います。あるアンケートによると、「子供の事を中心ではあるが、意見を言い合える関係になった」とか、「子育てに主人が協力的になり、夫婦の会話が増えた」や、逆に「子供にかかりきりになり、寂しさを感じた」など言われる方もいました。コミュニケーションは、とても大事だと感じます。さて今回の女性は20年ほど前の出来事に「怒り」なのか?「傷」なのか?裏切りに感じて消えていなかった感情に、夫婦でしっかり向き合ったことで、夫への感謝が止まらないと言われています。一体何が女性に変化をもたらしたのでしょうか?

Yさん 50代 女性【兵庫県】

忘れていた出来事にふれてみる

自分の傷を観ることで、癒されて女性に産まれた喜びを取り戻せた感謝を書かせて頂きます。

もうずいぶん前になりますが、全く上手くいかない関係だったパートナーの空間があまりにも変容したことを表現させて頂きました。その思いは、心からの言葉でしたが、

しかし、あまりにも号泣しながら話している自分に、何か冷静な自分もいました。

そして、喜びが極にいったからか、その時に、ふと思い出した事があったのです。

それは、もう20数年前の事。
私が里帰り出産をして、家に戻ったら、女性の名前と電話番号が書かれたメモを見つけて、
パートナーに聞いたところ、関わりを持ちたかったけど何も無かった。
そのメモは捨てて、と言われました。

普通なら、何をしていたんだ!
と、悲しく怒りが湧いてもおかしくない状況なのに

あの当時の私は不感症過ぎたのか
「あぁ、何も無かったんだ」
と、ホッとしてすっかり忘れていました。

悲しさと寂しさが溢れて…

しかし、その傷は2人の関係性が喜びに溢れた今だかこそ観るタイミングが来たのだと思います。
傷を傷として、ちゃんと感じられる為に!

そこから、怖かったけどあの当時一体、何があったのかを、ちゃんと聞こうと思いパートナーと向き合いました。

そこで、聞いたのは、パートナーは、ただただ寂しかった。寂しさを紛らわせたかった。
と、話してくれました。

確かに、里帰りから家に帰る前日に私は熱を出して、帰るのを少し延ばすと伝えた時に

「その日に帰るって、言ってたからずっと待ってるのに!なんでやねん!
熱ぐらい、こっちで寝てたらいいやろ!ずっと、その日に帰って来ると思ってるのに、
どれだけ、待ってると思ってるんや!」
と、パートナーは言っていました。

しかし、その当時の私は、この思いを聞いても

普通、妻が熱を出したなら「治るまで、ゆっくりしておいで」
という、返事のはずなのに変わった人。ぐらいにしか思えていませんでした。

今、振り返れば本当に人間味のない冷たさです。こういう時は、こうするもの。
そんな、形を生きる生き方でした。

しかし、結局何もなかったことであれ、私からすると、寂しかったからと言って
なぜ、裏切ろうとしたのか。

私じゃ無くていいんだ!そんな思いに駆られて
《悲しさと、寂しさ》に取り込まれて、涙が何度溢れたか知れません。

食べられなくて…

これまでいろんな事は、あったけど、日常生活の中で私にだけ向いてくれている事を
十分に感じさせてもらっていただけに、これまでの事が嘘だった様な気になりました。

最初は、パートナーから何を聞いても受け取ろうとして聞いていました。
でも、受け取ろうとしても、良かれと思ってやってるだけで、何も変わらない。

次に、向き合った時には素のままに、《悲しさと寂しさ》が溢れて仕方ない事を
号泣しながら伝えました。

落ち切った時に感謝が湧きました!

こんな惨めな私をさらけ出すのはかっこ悪く辛かったけど、素のままの自分を出した事は良かったです。
その日、訪れたお店の小学生のお子さんが
「おばちゃん、うちのお母さんより年上なのに、どうして、可愛いの?!」
と、声をかけてくれて、こんなに、目を腫らしてるおばちゃんなんだけど

「えっ!可愛いの???」
と、驚きでしたが、なかなか、出せない私に
「そのままでいい」と、答えをもらったと思いました。

それでも、悲しさ寂しさが止まらず
今度は、《怒り》として、喚き散らす醜さでした。

どうしても、辛さが消えない。
と、落ち切った時

ふと、感謝が湧いたんです。
本当に、驚きました。

本当の意味で初めて、パートナーがこれまで、稼いで来てくれている事や本当にいろいろしてくれていた事に感謝が湧いたのです。

これがミロスシステムなんだ。こんな愛のシステムの中で暮らしているんだ。
と、初めて感じられました。

それまでは、何かしてもらっても愛されているよね!
と、状況確認をしている様な感覚だったと思います。

その思いや行動の奥にある、愛に全く感謝が無かったことを知ったのです。

自分には「愛」がないと思っていたけれども…

両親を見て、「愛の人」と感じてはいましたが
「私には、あんな愛は無い」と、愛を受け取らず、劣等感として受け取っているけれど

「私は愛されている」というアイデンティティを持つ事で、バランスを取っていました。

この状況を崩さない様に保つ事が生きる目的になり、
私自身が生きていること、生まれたこと、日々の生活を送れていること、大切な家族に囲まれて生活出来ていること、稼ぎがあること、食べていけてること、、、

全てにおいて感謝が無かった。

だからこそ、この体験で味わった感情から、パートナーに向かって話している内容が

「私には愛があるけど、あなたには無い!」という傾きでした。

状況を崩さない様に自分を繕う生き方こそ、
愛が無く、自分を生きている感覚が持てず
《怒り・悲しみ・寂しさ》を溜め込んでいました。

この生き方そのものが何と愛のない人生だったのかと思った時、
初めて、私の中に私が戻って来ました。
初めて、私が私になった。
と、感じられました。
自然と力が抜けた寛ぎを感じる事が出来ました。

内面の《葛藤》がずっとあった!

これまで、あらゆる言葉、行動にこれでいいのか?これで合っているのか?
それこそ、実践できているのか?理解出来ているのか?
と、厳しい目を向けている事など、私の中の男と女がずっと《葛藤》していました。

ミロスに出会いながらも、一度もそのままの自分にOKを出していなかった事が感じられました。

そして、愛が無い私という思い込みの《加害者意識》と
それを勝手に自分で思い込んだ事による《被害者意識》

この内面の葛藤が、ミロスに出会う前にも
平和活動へと突き動かし、私を苦しめる人、状況を作り出している事を感じられた時、
この被害者意識、加害者意識を終わらせる為の体験だったと思いました。

そんな気づきのあと、パートナーから、
「今日すごい事聞いてん!もう20数年前の事件らしいけど、真犯人が見つかったらしい。
しかもDNAが一致したから間違いないんだって!」と。

こんな、答え合わせが来るんだ!と、存在への感謝を感じました。
本当に、ずっと伴奏してくれている事をここでも、感じさせて頂きました。

裏切られる女になりたくない!

また、父に対して抵抗感を感じる事がありました。
それは、家にヌードのポスターがあった事。

父は、「女の人は本当に美しい」と、話していた気がするのですが、
しかし、その眼差しの先はポスターであり、
母では無かった事を、母は、女としてはダメなんだ!と。

父は、母をとても愛している様に見えるけど、女としていけてない。
そんな悲しさを貼り付けて、たったこれだけなのに、父が裏切っているように感じて

男に裏切られる女には絶対なりたくない。
と思っていました。

たったこれだけで、私の中の男と女は葛藤しこんな捉え方をしていました。
ですが、その後の、《喜びの為に!》

でもありでした。

そして、全てを私と見た時、私の男性性は、すでに女性性の美しさを受け取っている世界でした。

また、結婚したての頃、パートナーが「俺は寂しがり屋」と言っているのを聞いて

寂しいって何?
というぐらい私の辞書には、寂しいの《さ》の字もないと思っていましたが、
今回の体験でこんなにも、寂しさを感じないようにしていたとは?驚きでした。

システムを知らなければ、
私は《傷を使って気を引く》という、かりそめの親密性にすがり、傷を膨らませていた事でしょう。

しかし、パートナーの普通なら隠すんじゃない?
という所まで、話してくれる姿は全て受け取って欲しいという
《私の姿》そのものに感じました。

私は、今回これ以上ない醜さを出しましたが、パートナーは、自分の思いをはぐらかす事なく、ずっと向き合い、受け取ってくれていました。

何かをしてもらう事以上の、そのままを《受け取る愛、受け取ってもらう愛》を体験したかった。
同じ寂しさを持っていたからこそ、私達は、出会えた。

傷のお陰で出会う事が出来たのなら傷に感謝が湧きました。

この寂しさのお陰で、今親密性を思う存分楽しめています。

夫婦の関係性に豊かさをもたらしてくれる必要性を改めて感じています。

本当の意味の平和活動だ!

女に産まれて、はずれくじを引いた!と、ずっと思っていた私が
今、女に産まれて本当に良かった!と、思える事が本当に嬉しいです。

愛が無いと実践出来ない。と聞いていましたが向き合える事に感動しています。
愛が無いと観ようとは、思えませんでした。

パートナーとの空間で、傷を終わらせる事ができる。
パートナーは、私を救ってくれた救世主でした。

傷を連鎖させない事が、本当の意味での平和活動なのだと!
まっさらな平和を、男と女の空間で連鎖させていく。

パートナーを通して、自分自身を愛せる、この愛は永遠の喜びであり、パートナーから感じるのも、愛せる喜びです。

私はパートナーの為に産まれて来ました。
パートナーも、私の為に産まれて来てくれました。

パートナーが大好きで感謝しかありません。

そして、存分に自分を満足させる人生を歩みます。

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