自分が大切にしてきた会社を息子や娘に継いでほしいというのは、親ならば誰しもが持つ感情かもしれません。しかし、子ども自身が自分の人生を自分で切り開きたいと望むのも理解できることです。今回の女性も、最初は「いずれは子どもと一緒に!」という気持ちを抱いていましたが、それを見直し、手放すことで息子の楽しそうな様子や夫からの喜びの言葉を得ることができました。
Tさん 40代 女性【愛知県】
子育てに自信が無かったのに!?
仲間とのミラステやシェアなど、空間の中には宝ものがいっぱいです。
みんなの変化を聞かせてもらう事で、自分の変化なんだと思えると、何か固まっていたモノが緩むのを感じ、皆さんから日々いろいろと見せてもらえております。
そんな中、いつも母親の事なんて大嫌いだったと言っていた彼女が「母親に愛されていたことを感じた!」と聞かせてもらいました。
するとするとなんですが、次の日に私の娘が、あるテレビのドラマを見て感じたそうで
「私、お母さんがあなたで良かったです」と突然言ってきたのです。
私はこの言葉にとても驚きました!!
なぜなら私は、自分が子育てに全く自信が無く、特に娘に対して、言う事を聞かないわがままぶりに苛立ち、怒鳴ってばかりで、主人からこのまま大きくなったら、絶対に娘はあなたには近寄らなくなるよと言われる程でした。
息子も娘も1歳の頃から保育園に預けて、私は働いてることを盾にして、子育てから逃げていたからです。
そしてその罪悪感でいっぱいでした。
わかっちゃいるけど、どうしても止められず本当に苦しかったです。
母親の姿=自分の姿
ここまで書くと、一つ一つのフレーズがまさに私の母親との過去と被りました。というよりもそのままだという事が見えました。
母からいつも聞く言葉は、
「あなたは言う事を聞かなかったから、叩いてやった!!」と「私は何もしてあげれていない」でした。
母も全く同じだったのです!
これこそが私なのです。
「自分が嫌い、自分と関わりたくない」
これが私の根底にあったものでした。
母も私も仕事をする事で、ピカピカの鏡である子どもと関わらなくしていたんだ。
毎日繰り広げられる、
・子育てに自信がなく仕事をしていた事
・母が父を毛嫌いしている姿
・主人の優しさを振り払ってしまう私
・大切な子どもも自立してしっかりと楽しんでくれていればいいと思うクールさ
全て自分との関わり方だったから、
苦しかったんだと理解する事が出来ました。
苦しかったパターンから脱出
このことを理解できて以来、
あれだけ主人に対して、コソコソしていた私がいなくなり、帰って来るのが楽しくなりました。
仕事で疲れてるからと話すのを遠慮していた気持ちも、自分と関わらないようにするためのエゴだったとわかりました。
自分を嫌い、自分から遠ざけようとする私が、外側で仲良くしようとしても、絶対に距離が出来るいうシステム通りだったのです。
今回このシステムのおかげで、長く苦しかったパターンから抜け出せました。
と丁度1年前にこの内容で表現させて頂いていました。
親のレール:拘りがある
そしてその後のことになります。
私には、息子と娘がおりますが、息子について…
今、息子が就職しようとしてます。
自らが決めた会社は、自動車関係の企業でした。
子供の人生は、「本人がやりたいように決めればよい」と、寛大な親のつもりで口では言っていたものの…。
私の子供の人生のイメージは、はっきりあって主人のやっている建築業を「いずれは一緒に…出来たらいいな」でした。ですので高校を決める時、建築科がある高校を見せて見学にも行きました。
結果的に、全く違う方向性の高校を息子は選びました。
その時、人生いろいろまずは違う事をするのも、社会を体験するのも全て後に繋がるからいいよねって、一番自分に言い聞かせてました。
でもある時、この言い聞かせている可笑しさに薄々気がつくあたりから、私、息子の人生が「私のイメージ通りになったら絶対にしあわせになる」って勝手思ってましたが、息子の就職先が決まった時に…、建築業だけに拘る小ささを感じました。
息子の人生だから自由に!
MIROSSで無限の可能性を教えてもらっていて、どんな経験もこのDNAに持っているとしたら、本当に息子が自由に選んで決めたら、その先にしあわせがあるんだ!!と私の子供に対しての良かれなイメージを手放す事が出来ました。
私自身、両親が子供に何もしてあげられなかったという罪悪感たっぷりの、子を思う気持ちの、愛から歪んで必要以上の心配、しあわせになってほしいという思いの行き過ぎた失敗しないようにというコントロール。
これが重たくて苦しかったんだと
自分に当てはめれた時に
これが代々やってきた、【支配と奴隷】という構図だったんだと理解しました。
今回の事を私の中で理解すると、息子が社会に出る事にワクワクと楽しんでいるように見えてきました。
自分で決めた人生に!
そして、主人からも面白い言葉を聞きました。
「俺の創る家は、『存在の社』神の使いの俺が創る家だから、気持ちいいに決まっている」と初めて自分を誇らしそうに、自分で肯定してあげてる言葉でした。
息子から見て感じれた、親の決めた人生ではなく、自分の決めた人生を進む姿から、私が「親が決めたレールから抜けれて、自分が決めた人生」になれた事を教えてもらえました。
いつも主人から「どうせ俺なんか」から立ち上げた偏った「俺は凄いんだぞ」という自己アピール感を感じていましたが、この動きこそ私の姿だったんですねぇ。
目の前の空間に全てが内包されている。
MIROSSのシステムに出会えている事こそが証拠ですね。
先日、友達が1人で頑張ってきた苦しい思いを打ち明けてくれました。
私は、瞬時に「大丈夫!」としか言葉が浮かばなかった自分に感動してしまいました。
この自分でOK!!