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「悔しさをバネに・・・」とか「怒りをバネに・・・」などという表現を、よく耳にしたり目にしたりします。そこには「なにくそ!」という反骨精神と、逆境に立ち向かう姿が垣間見られますね。もちろん、この“バネ”のおかげで上手く行くこともありますが、上手く行かない場合もあります。実はこの“バネ”には大きな落とし穴があったのです。今回ご紹介するのは“不安と恐怖”をバネに生きて来た女性のお話。上手く行かなかった彼女の人生が、ミロスシステムで“バネ”の落とし穴を理解すると…彼女の人生は大逆転したのです。
彼女の人生のビフォー&アフターをどうぞ!

安達 博子さん 60代 女性【島根県】

弱さを嫌う!

私は我が家の初孫で、母方としても初孫と待ち望んだ子供として生まれました。 

ですが1歳過ぎの頃に、遊んでいた時に転んで火鉢に顔から入ってしまって、顔面と右親指の火傷をしてしまいました。
女の子なのに顔を火傷するという痛ましい事故。失明をも覚悟して、私の将来に「不安と恐怖」に絶望した両親でしたが、

絵本の魚をみて「トット・・」と言う私をみて、目だけは見える!と、涙を流して大喜びしたと聞いています。
私は、周りにとてつもない心配をかけたのだと思いました。

その後の私は、外ではおとなしく、家では親の言うことを聞き入れないわがままで頑固な子供でした。 

6歳の時に妹が生まれて、私の天下は消え去り、急に祖母と一緒にいることが多くなり、生活は一転していきました。

 さらに、父がある日、私たちを残して出て行くと言って母と悶着していることがあり、ものすごい衝撃を受けました。

母が部屋で泣いている姿をみて、“みじめさ”と自分が何も出来ない“弱さ”に悔しさを感じ、
「私は母のようにはならない!男に負けない強い女性になりたい!」と思った事を、今でもハッキリ覚えています。

不安と恐怖を抱えて

私が小学校5年生の時に、友達の家で遊んで夕方帰ると、今度は祖母が風呂の焚き付けをしてる時に、火が着物の裾に引火して、両足を大火傷し入院したのです。

誰もせめてなかったのですが、勝手に私は家に居なかったことを責められているように感じてしまい、祖母の何も言わない背中が悲しく、自分の体に重しをつけて沈められるような感覚がしたのを今でも覚えています。

その後、祖母は治療の甲斐なく、亡くなりました。

両親にとっては「また火傷による事故が起きてしまった!」という気持ちだったと思います。

私は、家の中で起こる悪いことを忌み嫌い、自立をして外に自分の生きる価値と居場所を求めて、歯科衛生士の資格をとるため大阪の短大へ進学をしました。 

年ごろになって、長女の私は「家を継ぐ=婿をもらう」ということが、自分の中でどうしても腑に落ちず、12歳年の差がある今の夫の家に嫁ぐことを勝手に決めてしまいました。

最初、母は大事に育てた娘に裏切られた気持ちが根深くあったようですが、父は寡黙で何も言いませんでした。
結果、娘の結婚を受け入れるしかないとあきらめた心境は、察するところです。

私は、生まれた家で起きてはならない事故が繰り返されることへの恐怖から逃げたはずでした。
しかし、嫁いだ夫の父はコタツで一酸化中毒の事故で亡くなったと聞きました。夫もどれほどの「不安と恐怖」を持ち、悲しみがあったのかを感じます。自分の家族と同じように傷のある家に嫁ぐということは、今となっては笑うしかありません。

男性には負けたくない!!

こうして、私たち夫婦は、お互いが長男長女の結婚でもあり、12歳の年齢差のある夫と姑との3人暮らし。

結婚前、両親はもちろん、知り合いに相談しても「苦労が目に見えてる」と反対されるほど、周りの言葉に反して、この人の傍にいたいという想いを押し通した形でのスタートになりました。

私は、結婚相手の理想像の物差しが、たしかに人と違うのは認識していましたが、いざ家に入ると私の想定を大きくかけ離れた現実に、周りの助言もきかず押し通したからだと罪悪感を常に抱いていました。 

夫は、大工職人で仕事熱心でやさしい反面、縛られたり、指示されることを嫌い、自由にしたいという身勝手な行動に、いつもおきざりにされてる孤独感を感じて、言い合いが絶えない夫婦でした。収入も不定期で、その上に亡父の借金の返済に、評価や価値を得たいので、私は常にがんばりました。

外で働くことを善しとして、“男性に負けたくない”という本質も手伝って、

“仕事熱心と責任感”をどんどんと育てていきました。

夫との距離感を知る

自由奔放な夫は、私の気持ちをわかってくれないと思い込み、

“不安と恐怖”から、この人との結婚は、間違いか?と行き場のないみじめな自分が、いつも傍にいる夫を攻撃していました。

私は、足らない愛をどうして埋めたらいいか分からず、
「私を見て!」と必死で夫に向かっていた感じでした。 

悲しみを怒りに替えて私が頑張るしかない!と家で得られない充足感を外に求めて現実から逃げていたのだと思います。

やがて家の中でも外でもおっさん化していて、夫と出かけるのは、義母が救急搬送される病院に行くだけとなっていきました。

当時の私たちには、言い合いをしないですむ距離感で義母を看る事の目的だけは、揺るぎのないところでした。

そう言えば、豪雪の時の職場の雪かきや祭りの時のステージ作りなども、協力してくれて当然だと思って夫に声かけたのですが、
黙ってやってくれました。当時は所長だった私の面子を立ててやってくれたことでしたが……。

「私は!」といえば、本当に利己的で傲慢な自分の本性に恥ずかしさと笑いだけでした。

夫の言うことを聞いてみよう

柳沢講師のミロス実践コースや様々なカリキュラムを受けていく中で、今回のLifeコース受講中に、
講師から「あなたの、そのよこしまな思考をやめて、ご主人を喜ばせること考えなさい!」と言われたのですが、

自らやることをいつもなら抵抗してしまい、結果自分優先に得手勝手な会話をして終わるところですが、 

この時の講師の言葉には、

「なるほど!私のこの思考が止めてるなら、とにかく夫の言う事で自分を動かしてみよう!」と決めて、
生活の中で小さな事を積み重ねをしていくと、夫から思いもよらない嬉しい言葉がかえって
くるようになり、
感謝の循環を体感出来て、相手を喜ばせることが、私の存在を認めてもらった充足感に繋がっていきました。

今では夫は、「おまえで間違いなかった!」と言ってくれます。
長い結婚生活の中で、「この人も苦しさは一緒だった!」と自分の片側の存在の言魂に歓喜と感謝の思いでいっぱいです。!

講師から、「本当の自分に出会う為に結婚する」と言われることに大きく頷けて、夫は自分を知るための唯一無二の存在だと実感できました。

人生の紐解きができた!

過失から始まった私の人生は、罪悪感からくる“自己否定や欠乏感”を隠したまま、外側では善い人を演じてがんばり続けてきた!

と、人生の訳が分かった時に、がむしゃらにがんばった自分をやっと解き放せた思いでした。
 過失を恐れて過失に執着している自分は、それしか起こらなかったからです。

そして長男の嫁として私が正しいことをしている!と傾けば傾くほど、目の前には不足や裏切りをいつもみてきたのだと、今ならシステムとして理解ができます。

義母も実父も亡くなってからミロスと出会った私は、“みじめさを嫌い”自分の過失を今まで封印してきましたが、講師や仲間に開示することで“自分自身の解体や人生の紐解き”ができ納得しました。

 これからも緊張感は忘れず、豊かで喜べる自分で生きて行くためにカリキュラムに触れ続けていきます。

ミロスに出会えた奇跡に感謝して、自分の人生を受容し、夫への気持ちの変容が起きたことを素直に喜び、
これからもより豊かに楽しめる時間を家族や仲間と安心して享受していきたいと心から思います。

ミロスでなかったら、この想いはないと思うと今の環境に感謝しかありません。

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