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親から「人に迷惑をかけないで!」と言われて育った方は意外と多いのではありませんか。もしかしたら、学校でイジメを受けていても先生や親に相談するのも、周りに気を使いすぎて迷惑になりそうだからと「我慢」してしまうケースもあるかもしれません。今回の女性も、「迷惑かけず、常に役に立つ子でいよう!」と頑張った方。甘える事も出来なかったのではないでしょうか。そんな女性が、自分自身を知ることで、新しいコミュニケーションがうまれ、楽しまれています。

永谷 かおる 70代 女性【福岡県】

迷惑をかけてはいけない!

「生まれて来て迷惑を掛けた子」だった。

私が生まれた時に母は産褥熱(さんじゅくねつ)を出し、祖母に「いつまでこの人は寝ているんだろうか」と言われる程長期間寝込み、母は辛い思いをしたそうです。

そして私は、生まれてからお腹が空いた時、オムツが汚れた時、具合が悪い時、この3つの理由以外では泣くこともグズルこともなく、1人遊びをする大人しい子だったそうです。

小学3年の時転んで、今でもハッキリとした傷跡が残る程の怪我をしたのに、何故か「心配を掛けてはいけない」と思い、自分でこっそり薬をつけ家族に内緒にしました。

中学の時も、膝の痛みで時々身動き出来なくなる程の痛みが出ても、暫くすると、痛みが消え何でも出来る様になるため、黙って言わずに自然治癒してしまいました。
数年後に膝の骨が少しずれていたのが分かりました。

中、高生になると3歳年下の妹がいるのにいつも私にばかりお手伝いをさせ、妹は自由にさせている母を「何で、いつも、私ばっかり!」と恨みました。

親孝行できた喜び

でも、ミロスシステムに出合いカリキュラムを受け続け、
母への恨み等一つ一つ終わらせて行くなか、
田坂美紀講師のLifeコースやミロス実践コースを続けて受けることで、
人生の全体像が見えました。

兄の借金の肩代わりをしたり、
他にも困っている兄を放っておけずお世話をしたり、
父が借金を残して亡くなった時は、お給料の殆どを自ら進んで母に渡し、自分の新婚旅行に出掛けた時には、お小遣いを殆ど持っておらず、
情けない惨めな思いもしたけど、それよりも誰にも迷惑を掛けず借金を完済し親孝行出来たことの方が嬉しくて自慢でした。

私の思考はいつも心配掛けることを避け、迷惑を掛けない様にと働き、迷惑を掛けられそうになると嫌な気持ちになるのに、放って置けず、つい手助けをしてしまっていました。

役に立つことが嬉しい

人に迷惑を掛けない様にと気を遣い生きてきたのに、

事故を起こしたり車を傷付けたりして、夫に迷惑を掛けました。

昨年は、椎骨圧迫骨折を起こして三ヶ月間、夫に家事全般全てお願いすることになり
迷惑を掛けることになると、辛い思いをしました。
(この時は自立と依存。存在に委ねることを受け取り、甘えられる様になりました)

自分の人生を振り返ってみると、

「私が生まれたことで、母に迷惑を掛けてしまった。」
という思い込みから

迷惑を掛けることも、掛けられることも嫌い自立に傾き、
目の前に
「迷惑を掛けられる、依存される」 現象を見ることになり

そして自分も
「迷惑を掛ける、依存する」 という結果を作り出していました。

母に迷惑を掛けたそんな自分の罪悪感を払拭するために、母達に迷惑を掛けられるような事象を私が作り出し、それを大丈夫!と、やり切って来たこと、

役に立つ子で居ることで、生まれてきたことが事故だったという思い込みを消そうとしていたことを、はっきりと気づくことができました。

自分は何に怒っているのだろう

いつもゴミ出しをしてくれる様になった旦那さんとの、ある日の出来事です。

生ゴミ専用のゴミ箱に、「水が30センチも溜まった中に、ゴミを捨てていただろう!」と言われ怒りが吹き出し「そんなことするわけない!」と直ぐに反論しました。

「素直にそうだったんだね。と言えばすむことだろ!」と言われたけど聞けず、
只でさえ生ゴミの捨て方には気を遣い水切りした後ビニール袋に入れ、新聞紙にくるんで臭いがしない様にしているのに!

「水が溜まったままにしてゴミを捨てるわけない!」と言い返し
「溜まってたから言ってるんだろうが!」と口論になりました。

その時、フト!私、何に対して怒っているのだろう?と我に返りました。

私は「だらしない!」と思われていることに腹を立てている。
「だらしない自分を嫌っている」
「きちんとしてる私が良い」に傾いている。
冷静になると、30センチと聞こえたけど、もしかすると3センチかも知れない?3センチだったら暗くて気が付かなかったかも知れないと思えました。

その事をLifeコース受講中に鈴木優子講師に話すと、
「その事をご主人に話した?」と聞かれ、いつも自分だけで納めているので
「言ってません」と答えたら、
「もう、片側だけのその受け取りは終わりにして、次のステップに行こうね」と言われ、この時は不思議と素直に話してみようと思えました。

思い込みが激しい

その日の夜、
夫に、「この前のゴミ箱に水が溜まってたことなんだけど、あれって、30センチだった?3センチだった?」と聞くことが出来ました。

直ぐに「3センチ」と返ってきた言葉を聞いて思わず爆笑している私がいました。

「あの時、30センチと聞こえたから腹が立った」と話したら、
「屋根があり蓋も付いてるのに、どうやったら30センチも水が溜まるんや、普通、変だと思ったら直ぐに聞くやろ」と言われ、

「その時は怒りで気が付かなかったけど冷静になった時、3センチだったら暗くて気付かなかったかも知れないと思った」と話しました。

すると、「俺が腹を立てるのが分かるやろ」と言われ、
そう言えば、ずっと以前にも「お前は思い込みが激しすぎる」と言われたことを思い出し、本当にそうだったと自然に笑いが込み上げてくる自分が止まらなくなりました。

そして更に、こんなことを思い出しました。
子供の頃、拭き掃除するのが面倒臭くて、雑巾を水に浸して、床を軽くなぞって済ませていたのを帰ってきた母にバレてしまい、
「そんなことをするのは、だらしない子がすることだ」と叱られ、
酷く傷ついたこと。

だから、母に叱られて
「だらしない自分を嫌い」
「きちんとする事が良いこと」だということを

いつも思っていたことを理解することが出来ました。

理解するとプレゼントがくる!

するとその後、夫から旅行のプレゼントがやってきたのです。
旅先ではグレードアップした自分と、至れり尽くせりの接待と夫の優しさに触れ、厳しかった自分から優しくなっている自分へシフトチェンジしている自分を確認することが出来ました。

Lifeコースのカリキュラム受講中だったので、その空間で話せた事によって、面白い出来事だと思いました。

自分を知ることで、目の前から思わぬプレゼントがきて嬉しかったです。

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