「逃げる」と聞いて、皆さんはいったいどんなイメージをお持ちですか?「逃げるが勝ち」という諺がありますが、これは「無駄な戦いや愚かな争いなら、避けて逃げるほうが結局は利益が得られる」ということを意味し、「戦いを避けるのは一見卑怯なようにも見えるが、時には逃げるほうが得策になる」との解説があります。やはり「逃げる」とは、一般的にネガテイブなイメージがベースにあるようですね。今回ご紹介する男性も、やはり“あること”から無意識で「逃げて」いました。しかし、ミロスシステムでこの無意識のパターンを理解したことで、なんと家族は断絶から復活し、家族再生を果たしたのです。「逃げる」ことから「逃げずに」受け取ったOさん。さて、彼が逃げずに受け取ったものとはいったい何だったのでしょうか?
Kさん 40代 男性 【大阪府】
「怒られる恐怖」を避けたい!
怒られる状況ばかりを私は作り出していたんだと分りました。すると、いつも目の前に怒る女性ばかりを生み出していたことも分かり、
だから、女性から最後は逃げていたんだと分かりました。
そして父も私も同じでした。表面的には、このパターンを知っていましたが、自分のプログラムとして起こっていたことを全く理解していませんでした。
私は怒られる自分を責めたり恥じてきました。しかしその必要はなかった。母のせいにする気持ちも出ていました。
しかしこれを体験するプログラムだったから、その必要も無くなった。この体験をすることが必然だったから。このプログラムを知った!
このことが最大の成功だったんだと思います。
この為に、この父と母を選んだんだ!
父を通して自分を知った。父を超えたんだ!
そう知った瞬間、「父からありがとう!そうだ!」という声が聞こえてきた様に感じて、ものすごい歓喜の涙が溢れて止まりませんでした。そして父との一体感を感じました。
ここに気がつくと、その【恐怖感】が消えていました。
自分を嫌っていたんだ!
恐怖感のこともパートナーにその場で話しました。
「貴方は謝る事が大事な気がする」というパートナーの言葉は本当に的確でした。
自分の最大の理解者が目の前に居る。このことで、わたしはどれだけ救われていることか。
わたしは自殺せずに済んだ。
嫌っていた自分を受け入れたんだ。
自分を愛し始めたんだ。
自分のプログラムを知ることが大事だと初めて実感しました。
その後、私達は、わたしの母に全てを話しました。理解した父の全てを。ミロスを通して知れたことを話しました。
母は「わたしもお父さんが何故最後に連絡くれなかったのか?このことを誰かと話しておきたかった。」と言いました。
そしてパートナーが私の最も知りたいことを母に聞いてくれました。
妻「もし父が連絡してきたら、どうしていた?」
母「もちろん許していた」
母「父と同じ墓に入れて欲しい」
という母の言葉まで付いて来ました。
なんと母は、その月の大井健講師のミロスセミナーに参加してくれました。
翌月のミロスセミナーにも参加予定です。
もう恐怖が何もない!
その後、パートナーから「この問題はどうするの?何も考えてないの?どういうこと?」と怒られそうな事があった時に、
今までの様に逃げたくなる思考が働きましたが、今までとは何かがハッキリと違いました。
これ以上怒らせたくない!という感情を押し出す恐怖が…うすい?いや…恐怖がない!
すると「あ、何も考えてない!」という自分を知りました(笑)
今までは、見えない恐怖感から逃れる為の目標でした。
しかしそれが無ければ、本当に何も目指すものが無いんだ。
今まで奥底に眠らせていた恐怖は「怒られたくない」という強固な土台となって、わたしの日常を自動的に動かしていました。
だから私の最大の望みは「怒られないこと」だった。これが私のアイデンティティだった。
パートナーに「何が望みなの?」と聞かれたとき、「貴方が怒らないことが最大の望み。それ以外は自分がどうしたいなどは無い」と自分を感じて返事していましたが、ほんとうにそうだったんだ。
自分を理解していくだけ…
かつて世界を救うとか偉大な妄想をどんなに描いていたか分からない。
でも、実は自分が怒られないことが全てだった。つまり空っぽだった。さらに言えば、実は世界を救うことに全く関心が無かった。世界を救う立場になって得られる「誰からも責められない自分」を手に入れたいだけだった。救われていない自分が、救われていない世界を目の前に見ていたのかもしれません。
いま、今まで描いていた世界を救う想い。宗教に走っていた原動力。これがフッと消滅しています。
わたしは、アイデンティティが崩れたら自分には何も無く、空っぽだ。わたしはわたしを何も知らないんだ!というびっくり仰天な真実の一端を知り、これからの展開が全く予想つきません。
ミロスの視点で、日々コツコツ。
ますますコツコツコツコツです!
そして、気がつくと仕事も向こうから来るようになって来ています。
また、私達に続く様にミロスを求める仲間の足音がやって来ています。その人達のおかげで自分を理解していくんだ。自分が救われていくんだと講師から教えて貰っていますが、想像以上に「その通りなんじゃないか?」と実感しています。
とにかく感じるのは、仲間と毎週のミーティングで話す内容。どんどん変化しています。ハッキリ言って「みんな凄い!!」
なんとまぁ、幸せ過ぎる環境なんでしょう!涙が溢れます。