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  3. 子どもの問題が存在できなくなる【後編】

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子どもを持つ親御さんにとって、子育ての悩みは尽きないもの。ましてやそれが、お子様が【発達障害】と診断をされた場合となると、その親御さんの気持ちはいかばかりでしょうか?子どもの将来に対する不安など心労は募るばかり。しかしミロスの視点があれば、その不安の根源がハッキリと分かると同時に不安は消えます。新次元の子育てがここにあります!

牧 寛子さん 50代 女性 【愛知県】

特別意識の終焉

こうして親の無意識により、こんなにも簡単に『いじめ』を創り出せてしまうということを、ミロスシステムによって理解してからというもの、娘がいじめられる現象を創れなくなってしまいました。問題が存在出来なくなってしまったのです。
それと同時に、特別にかかってくる担任からの電話も途絶えました。

ところが次に、特別に先生の手が行き届く『少人数制の高校に転入する』という現象をわざわざ創りました。
しかしこの時は、もう娘のことを盲点にし、自分自身の道に向いていたので、特別な待遇を受けることはなく、逆にもうその時には、学校の代表に選ばれるようになっていました。

そして、3年になった娘の大学に一度も私は行ったことがありません。
もちろん電話もかかってきたことはありませんし、先生の名前も顔も知りません。
これが、何も問題がないという証拠です。

親がもともとのバランスに戻ったら、目の前もバランスに戻る。
だから問題が消えてしまうのです。
たとえ発達に障がいがあると診断をされているお子さんであっても、親があるがままのバランスに戻ることで、その診断が幻想になってしまうケースも出ています。

母の罪悪感が・・・

では、この特別な独占劇をつくった原因は、いったい何だったのでしょうか?
それは、私の母が、私に対して抱いた罪悪感でした。

父の病気により、3歳過ぎまで、私の面倒を見たくても見られなかった母は
『あなたがどうやって成長したのか私は覚えていない… 』
『あなたがいつ歩いたのかも覚えていない…』
『あなたは誰に預けても泣かない赤ちゃんだったから、後ろ髪を引かれる思いだったわ・・・』
という懺悔と後悔の思いを、母はよく私に表現してきました。

子どもの事を気に掛ける余裕もない程、父親が相当深刻な病状であったことを、私は子供心に大人たちの会話から察していました。
なので、大変な体験をしていた母を責めることもできず、理解したフリをし、手をかけてもらえなかった過去を封印してしまいました。ところが、当時小学生だった姉の記憶は、全く違っていました。
『お父さんが入院していたとき、仲の良い〇〇ちゃんのお家にしょっちゅう遊びに行けたから、すごく楽しかった思い出がいっぱいあるんだ!』
と、まるで私と真逆な感覚。

同じ親に、同じ時期に育てられても、何を思い込んだのか?何を抑圧したのか?によって、全く違う人生のドラマが創られるとは聞いていたものの、ここまで姉妹で感覚が違っていたのには衝撃的でした。

もっと言えば、何人も子どもがいる家庭なら、一人ひとりの子どもの成長を親は覚えていないかもしれないですし、また親が共働きであれば、子どもに手をかけられないことも当たり前にあります。

つまり育てられる環境によってではなく、その人がどんな思い込みをしたままなのか?が人生に大きな影響を与えるということです。

たまたま、私の場合は、親の『育ててあげられなかった』という罪悪感と同時に、『放っておかないで~』という欠乏感が私の無意識として存在していたことにより、私の母と私との親子間で果たせなかったことを、次の世代である私と娘との親子間に引き継がれ、体現していきました。

特別意識は社会問題の温床?

さて、この『特別に私だけを見て~』という無意識は形を選ばず、相手の関心を独占してしまうという現象を簡単に創り上げてしまいます。

これは親子関係だけにとどまらず、男女の関係性においては、DVやストーカーなどの社会問題の根源でもあります。

無意識により、こんなにも簡単に幻想劇を創れるのであれば、全く新しい新次元の意識で生きたなら、どんな世界が生み出されるのだろう?と感じ出してからの私の人生は、毎日が創造や発見に変わりました。

家族の変容

できるとか出来ないを超えて、先ずはやってみよう!と新しいステージにポンポンポーンと乗るようになりました。
すると依存心が強く他力本願であった娘に、同時に意志力が芽生えました。
周りの仲間たちは、私にとって眠っている才能を開花してくれる存在であり、色んな発見をもたらしてくれる存在です。

才能のある人、できる人に出会ったら、その人に近寄って、その人の感覚をコピーさせてもらっています。
そして、そのままを受け取る感覚を掴むことにより、その変化を一番感じ出したのが、せっかちで、時間通りに事が進まないと、イライラすることがある夫です。

「どうして、このイライラした俺に普通に接することができるの?」
という問いに、声高らかに伝える私。
「ミロスのお陰に決まっているでしょ!」
すると、

「すごいな~!」
と笑顔で答える夫。

私にとっては、この何気ない会話、この空間、この瞬間が何より特別です。
そのまま受け取ることで目の前の男性が癒され、同時に目の前の女性が癒される世界には、何かを犠牲にするということはあり得ません。

それどころか、抵抗感をミロスの視点からそのまま受け取ると、怒りや争いは消滅し、苦しみから解放され、まるでマジックのように全く新しい創造を生み出してくれます。

こうして私のような、子どもの問題で苦しみ続けた母親たちの体験の一つひとつが集積することで、何千年もの間人類が待ち続けた新しい記憶が呼び起こされ、子どもの問題が存在出来なくなってしまい、同時に親子が才能を開花するという『新次元の子育て革命』の扉がついに開かれたのです!

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