子どもを持つ親御さんにとって、子育ての悩みは尽きないもの。ましてやそれが、お子様が【発達障害】と診断をされた場合となると、その親御さんの気持ちはいかばかりでしょうか？子どもの将来に対する不安など心労は募るばかり。しかしミロスの視点があれば、その不安の根源がハッキリと分かると同時に不安は消えます。新次元の子育てがここにあります！
牧 寛子さん 50代 女性 【愛知県】
子どもが見せてくれているもの
『子どもは親が根源に戻るための愛のプロセスである』
このことを体験することで、【子育て革命】とも言える程の新しい可能性を切り開いていくことが出来るのです。
その可能性が開かれた瞬間とは、私がROSSCO氏の著書である
『ママとパパをえらんできたよ』
に書かれていた、次の衝撃的なメッセージに出会ったときでした。
そのメッセージとは、
『親が子ども時代に抑圧したことが子どもに現れる』
それまで何度も繰り返し続けていた理解し難い娘の行動は、私が子どもの頃に“無いもの”として心の奥底に封印した思いを解放するためにあり、また、上手くいかないパターンを見破り超えるためにあり、更に超えた感動を、同じパターンで苦しんでいるママやパパたちへ伝えていくことで、その歓喜のリレーションが、世界のママやパパたちを救い、世界を再創造するためにありました。
手のかかる娘
遡ること10～15年前。
やっと学校に馴染めるようになった娘に
「もう大丈夫だね！」
と校長や担任の先生に言われた翌日に、再び理解できない言動を起こしてしまう娘。
当時、反転という仕組みが分からなかった私には、
「上手く行っていた２４時間前に戻りたい！」という衝動に駆らわれるのですが、そんな事ができるはずもなく、その憤りや不満を娘にぶつけ、当たり散らしていました。
この【反転劇】を何度繰り返してきた事でしょうか。
しかしミロスに出合い、仕組みを理解出来たとき、実はそのプロセスは完璧なストーリーであり、まるで私をMIROSSに出合わせるために娘が動いていたのではないかとさえ感じます。
問題を生む特別意識
さて、私の過去のストーリー(今となっては幻想のストーリーですが)は、『特別意識』である『私だけを特別に見て！』がkeyでした。この無意識は、特別に相手を独占する同化を強化して行きます。
例えば、学校では、何も子どもに問題がなければ、担任の先生を独占できる時間は、家庭訪問か個別懇談会の各15分程しか存在しません。
しかしミロスの視点から見たとき、『私のことを放って置かないで～、私だけを見て～』
という想いを、無意識下で持っていた私は、まず『衝動的な言動を繰り返す』という問題を娘にわざわざ創ったのです。
学校中の先生方や保護者の方々を困らせる現象が起これば起こる程、私は特別に【可哀そうな娘】として存在することができ、両親や私の兄弟は、私の事だけを特別に心配し、相手の関心を独占するという目的が、結果的に成就されていたことになります。
また、日本でも海外でも、親子での療育のため、特別な人に出合い、特別な時間、特別な配慮を常に受けることができました。
国際電話を何度も日本からかけてくれていたことで、私が住んでいた家の電話番号を国番号から今でも覚えている父。
「おばあちゃん会いたいよ～」
と娘が泣いて電話すれば、すぐに日本から飛んできてくれた両親。
挙げれば切りがないほどの『特別』な体験で溢れています。
特別意識と欠乏感という最強のタッグ
更に無意識は、『不登校』という問題により、担任の先生に特別に見てもらう現象をわざわざ創り出しました。
翌日の授業の用意を伝えるために、担任から毎日かかってくる特別な電話。
娘が登校できた日は、担任だけでなく、主任や教頭まで一緒に喜んでくれるという特別感。
特別な努力をしなくても、学校に行けるようになっただけで褒められる。
ところが登校できるようになると、当然ですが担任は他の生徒に眼を向けます。すると、
『放っておかないで～』という私の無意識が、また暴れ出すわけです。
表面的には、あれほど登校できたら良いのに・・・と思っていたのにまさかです。
無意識とは恐ろしいもので、その瞬間に今度は、『いじめられる』という問題を娘にわざわざ創ってしまうのです。
すると、他の生徒よりも優先して担任は娘に接してくれるようになります。
こうして特別にわが子が扱われることで、実は親の私が特別に受け入れられていると錯覚ができたのです。
親が錯覚を感じたいという、この欠乏感は、このように永遠に子どもに問題を創り続けるのです。
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