晩婚、非婚で独身貴族が増える中、自分のライフプランを確立し、食事や旅行、趣味などプライベートを楽しみ、「ひとりの方がいい」と思っている人も多くいますが、本当はパートナーを求めているという方に。「おひとりさまプログラム」から脱出した女性の体験をご紹介します。彼女と重なるところ、あるのではないでしょうか。
山本 静香さん 40代 女性 【大阪府】
友人から、
「なぜひとりで動いているの?」
「なぜ結婚しようとしないの?」
と言われ
『えっ!私ひとりで動いてるんだ』
と初めて気づき、なぜだろうと疑問が湧いてきました。
友人との関係でも、彼との関係でも、その他にも、あらゆる場面で同じようになっているのではないか?と、改めて人生を振り返ってみたのです。
甘えることができなかった子供時代
わが家は両親が揃っていても、一軒家の中で、それぞれがワンルームマンションで暮らしているような感覚でした。
困った事があっても、忙しい母に相談ができず、私は自分の中で自己解決していました。
学校で叱られる出来事があっても、友だち間でトラブルがあって相談したくても、母は世間体を気にするので、私の問題は全く受け入れてはもらえませんでした。
どれだけ孤独な状況になっても、『私の娘がそんなことになるはずがない!』と、私を守ろうとヒステリックに怒鳴り込んでいく様な母だったので相談できず、親も突き放し、1人で耐える…という流れになっていました。
どうあっても“ひとり”になるように仕組まれてきた。
ハッキリ本音も言えなくて、どうやっても“ひとりになるプログラム”。
すべてが私から離れていき、ひとりになってしまう。
父母を見ていくと、母も沢山の人を抱えて仕事をしていましたが、結果最後はひとりになりました。
父も、会社の従業員さんが数人いましたが、結果最後はひとりで仕事をすることを選びました。
私は両親を嫌い、反面教師にして、結婚したら穏やかで包んであげられる家庭を望んでいたにもかかわらず、ひとりになってしまった…。
ひとりで耐えて頑張る形になってしまっていました。
甘えを嫌い、自立に傾いた生き方
だから、目の前に“甘え上手な人”を見ると嫌な気持ちになっていた。
でも…
『私、本当は甘えたかったんだ!』
と知りました。
私の母も、「女オンナした人は嫌い」と言っていたことを思い出しました。
『だから、甘えちゃいけないモノを持っていたんだ!』
と気づきました。
彼とのやり取りにも『私は甘えちゃいけない』を握りしめ、彼が私にやってあげたいと思うことも、やらせてあげないという風になっていました。
自分で甘えているように思うから、「こうしたい」と本音も言えなくなっていました。
“ひとりで生きていくプログラム”だから、
人と関われない。
だから、結婚が近づいても近寄れない。
だから、結婚となっても、どうやっても結婚できないのだ、と理解できました。
自分を知ることで、意思が生まれた
そして、私には『こうしたい!』が無かった。
意志力の無さ、決めるということが出来なかった。
今まで何も決めたことがなかったとハッキリ解ったのでした。
私の決められない原因は、”母からの支配”だと思い込んでいましたが、
母に感じる支配は、
『私が自分を強烈に嫌い、自分で自分をジャッジし、他者基準極まりない枠に自分を閉じ込め支配していた私自身だった』
と理解できました。
ミロスのセミナー後、久しぶりに親友と色んな事をシェアし、今まで出せなかったエゴもドッサリ片付けることができました。
彼のことを『浮遊するクラゲのようだ』と感じていましたが
本音が分からず、無意識のまま浮遊し、彷徨っていたクラゲは、私でした。
目の前の一つひとつ、彼に感じる寂しさと自分の寂しさ、そして両親の寂しさも、すべて自分の奥に隠した寂しさだったんだと受け取っていくことで、あれだけ近づけなかった彼の方から近づいてきました。
おひとりさま プログラムからの脱出
『これから彼と本音で本当の人生を歩む』と、決めました!
『私は彼と結婚します!』
ハッキリした瞬間に、また向こうから連絡があり、彼が全く変わってしまっていたのです!
今までとは全く違い、しっかりと向き合っている感覚です。
相手をどうにかしようとしてもどうにもならない。自分を知ることにしか答えがないことを実感しています。
私は”お一人様”じゃなくなった、と感じることが出来ました。
分離感、寂しさが消え、嬉しくてなりません。
そして、私の変化と同時に、お一人様を満喫していた周りの女性たちからも
「交際8か月でスピード婚しました!」
「告白されました!」
と、驚くほど嬉しい報告が舞い込んでくるのです。
十分ひとりを味わったのだから、これから2人を楽しみます!
ありがとうございます!