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一人の女性の生い立ちを聞いた時、自分と一致する感覚があった彼女。その時、これまで母の言動に“怒り”を感じていた本当の意味が分かったのです。母と自分の共通するパターンと、女性性を受けとると、夫が彼女を“無条件に可愛い”と言い出すなど、驚く変化が!いったい何があったのでしょうか?


Oさん 40代 女性【京都府】

ある会に参加した時の話です。
その場で、色々な人がそれぞれの悩みや、胸の内を話していました。
そして一人の女性の生い立ちを聞いた時に、「わたしのストーリーと同じだ!」と思ったのです。

母親の役に立ちたくて

それは、私の子どもの頃に遡ります。

私は姉と弟がいる3人きょうだいの真ん中。
物心がついた頃から、父と母はいつも忙しく用事を頼まれることが多く、きょうだいでよく手伝いをしていました。しかし大きくなってからは、私だけが手伝っていました。

母は「いつも手伝ってくれるのはあなただけやわ」と言ってくれるので、その言葉で「母の役に立っている!」と嬉しかったのを覚えています。ところが一方、たまに手伝いを断ると「あなたはいつも役に立たないわね!」と母から言われるので「なんでそんな極端な言い方をするの!?」と、とても腹立だしかったのです。

母親に怒りを感じる瞬間

現在は離れて住んでいるため、このように言われることはなくなりましたが、年末に帰省していた時、やはり同じ言い方をされて、強い“怒り”が湧き、つい母に言い返してしまったのです。そしていつも思うことは、母の「全く役に立たないわね!」という言葉にだけ、私は“怒り”を感じてしまうのです。

今回一人の女性の話から「母も同じで、幼い頃から人の役に立たないと価値が無い」と思っていたんだと気付き“ハッ”としました。その女性の話は、母の生い立ちそのものだったのです。

母の想いに気づくと…

母は3才の時に実母を亡くし、その後、継母に育ててもらい、ずっと役に立つように頑張ってきたんだ…と分かったのです。私は、そんな母の想いに触れることができ、涙なしに彼女の話を聴けませんでした。

母に感じていた“怒り”が完全に終わった!そう感じるほどの衝撃でした。

そして、システムで見ると、それは私の内側でもあります。

「母は私」

自分の内側の女性性を受け取った。プログラムが一つ終わった!ということです。

夫が無条件に愛してくれる

その数日後、夫が、
「僕は数日前から妻が可愛くて、ヨシヨシ、ナデナデしたくなった。こんな感覚は初めてです」と、こんなことを言ったのです。

「妻が可愛くて、ヨシヨシ、ナデナデしたくなった」という主人の言葉。「可愛い」は、女性性を受け入れた私が、自分に感じた“愛しさ”から出た言葉であり、同じくパートナーも自分の女性性を受け取ったということです。

私が受け取ると、同時に主人も受け取る。これが“もともと一つでペア“という感覚なんだ!と思いました。

あとで主人に聞くと
「幼い頃の君を想像していて、最初はその存在が無条件に可愛いなぁと思った。ところが今は“私という存在が無条件に可愛い”どんな状況でも無条件にそう思える」とのことでした。

パートナーから見る私は、私の無意識。私はわたしを無条件に愛し始めたんだ…どんな自分でもいいんだ…と感じました。

自分の存在は愛そのもの

その日の夜、ふと思い出したことがありました。それは、今は17才になった甥が、当時5〜6才だった頃に母親に叱られて、とてもショボくれていたのです。

そんな甥に私は
「親が叱るのは、子供が本当に可愛くて大切だからやで」と言うと彼は
「当然。わかってるよ!」と言いました。

甥は周りからの愛を一身に受けて育ったので、自分は“無条件に愛される存在だ!”ということを疑いもしていないし、愛されることを当然のように受け入れているんだな〜と、当時のことを思い返した時に、「え!?それって私…自分のこと?」と、甥に感じることを自分に戻してみて、しばし呆然…。

幼い甥が見せてくれていた“無条件に愛されて当然”とは私のことだった。

「役に立たないと愛されない、価値がない…」は、私の思い込みでした。本当の私は、“自分の存在は愛そのもの”だと知りました。

この愛に気づけるのはミロスシステムでしかない。そう思えた貴重な体験でした。

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