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“かまってちゃん”周囲の気を引くための言動や行動をする女性のことをこう言いますよね。今回ご紹介する女性も、無意識にそのオーラを醸し出していたことを、周りから指摘されて気づきます。はたしてそのオーラの泉(源泉)とはいったいなんだったのでしょうか?


 中川 恵津子さん 60代 女性【京都府】

かまってオーラなんか出してない!!

知り合いから、
「構って!構って!オーラが出てるよ!」
って言われた事があるのです。
しかし、私にはその意味がサッパリわからず、特に誰かに構って欲しいとも思っていないし、どちらかと言うと、一人でのんびりしてるのが好きな方なので、
「構ってオーラなんか出してないわ!」
って思っていました。

主人は、人見知りをしない、社交的で誰とでも気軽に話しができ、友達も多い人です。
一緒に出かけたら、必ず知り合いと出会い、立ち話しが始まり、それが何人かに出会うと、なかなか目的地にたどり着けない・・・という事が今までも何回かありました。
私は、そんな主人とは正反対で、人見知りで、相手から話しかけてもらわないと話せない、自分から話しに行くなんてよっぽど親しくないと出来ない性格です。

社交的な主人は、仕事でもプライベートでも、飲みに誘われる事が多く、ほとんど毎日仕事終わりに飲んで帰ってきます。
子供がまだ小さい頃は、早く帰ってきて欲しかったし、子どもが反抗期を迎えた時は子どもとどう接したら良いか迷っていたので、やはり主人には早く帰ってきて欲しかったものです。
主人からは、「仕事の付き合いだから断れない!」と言われた事もありました。
「この想いを誰かに聞いて欲しい!」そう思っていた私のストレス解消法は、私も同じく職場の人達と飲みに行く事だったのです。
「仕事が残業だ」と嘘をついて子どもたちを義母に預けて、遅くまで飲みに行く事もありました。

私の父と主人はまるで一緒だった!!

私の父は単身赴任で、私が小学校の低学年の頃から高校を卒業する頃までは、毎日飲んで帰ってきて、土日ぐらいしか家族と一緒に食事をしない父。
主人と父はまるで一緒でした。

そういう状況で、母は三人の子どもを育て、姑や小姑にいじめられながらも、父が帰ってくる土日が待ちわび、さぞかし寂しい思いをしていたに違いありません。

私は「主人にいろんな事を聞いて欲しい、早く帰ってきて欲しい」と思っていましたが、長年の結婚生活でそれが叶わないと、いつしか諦めに変わり、自分で何でも出来るようにして、主人の事を頼らなくても生活していく考えに変わっていきました。
そして一人でいる方が気楽だと、いつの間にかそう思うようになっていったのです。

でも、そんな私から「構って!構って!オーラ」が出ていると言う事は、私の中にまだ「主人に聞いて欲しい、早く帰ってきて欲しい」という想いを諦めていない自分も存在していたのだと言うことに気付いたのです。
“諦めていた自分”と“諦めていない自分”が同時に存在していた!そう気がついたのです。

これからの人生を楽しもう!!

そしたらなんと!今主人はほとんど毎日、真っ直ぐ家に帰って来るではありませんか!時々飲んで帰ってくる時でさえも、そんなに遅くなる事はありません。

ある日、私が用事を済ませて帰ってきた時、その日は主人の方が早く帰っていて、家にある材料でおかずを一品作ってくれていました。
今、主人とゆったりとした時間を過ごす事が出来て本当に幸せです。

私の内側を整えると、こうして目の前は変わっていきます。
母は父の写真を孫に見せては、「おじいちゃんは男前やったんよ!」と嬉しそうに自慢して、父との思い出を楽しんでいます。

私の年代(60代)の私の周りの人は、「主人との関係を今さら変える事なんて無理無理!」って言います。
しかし、私は自分の経験から「私達夫婦が新婚時代のようになっていってるんやから、みんなもなれるよ!一緒にこれからの人生をもっと楽しくしていこう!諦めないで!」と、周りの人達に伝えていきます。

これからも、ミロスに出合うことで人生を楽しめる!って事をどんどん発信していきます。

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