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理不尽とは「道理に合わないこと」「言動が矛盾していること」などを意味する言葉です。一般には、高い地位の者が弱者の気持ちや立場をわきまえずに強引な指示や命令を下したり、筋が通らない主張を押しつけたりすることをあらわすと言われています。今回の女性は、子どもの頃から、足のせいで動くことがままならず、常に「理不尽」を感じながら、自分に付きまとう「怒り」がありましたが、それを深く考えてみたこともなければ、誰かに相談することもなく生きてきました。やがて彼女の思いは封印してみないように!…。
ですが苦しかった気持ちに寄り添うことで一気に解放感が溢れだし、毎日が楽しくて仕方ない人生に代わっていきました。

高鍋 良子さん 60代 女性【兵庫県】

理不尽だと感じながらも…!

ミロスに出会って12年目になろうとしています。

今の自分の素直な気持ちを書いてみようと思います。

私は双子の妹として生まれ、生まれた時から股関節が悪くて、ギブスで固定されていたので歩き始めたのも2歳くらいだったそうです。

寝返りもしてはいけなかったようで、良い方の股関節も固定され、動くことも出来ず、よく泣いている赤ちゃんだったそうで、

そんな私を、毎日毎日病院まで歩いていった苦労話しは、母から何度何度も聞かされていました。

双子で一緒に生まれた姉は、健康で生まれて、身体という意味では何の苦労もなく育ち、

本当は、自分でも足の悪いことで仕方ないのは分かりますが、ずっと理不尽を感じながら、「姉は良いなあ~~~~、どうして私だけがこんな身体で生まれたんだろう!!と辛くて悲しくて、情けなくて・・・」
思えばそんな思いを隠しながら誰にも言えない苦しみを抱えて生きていたと思います。

《怒り》の正体を感じないように…

「言いたいけれども言えない・・・」
「姉にも母にも言えない・・・」
いつしか言えないことも当たり前に思い過ごしていたのだろうと感じます。

言えない気持ちは、もしかしたら何時しか《怒り》に変っていたのかもしれませんが・・・。

考えてみたら、自分でも訳のわからない怒りがどこからくるのか??

ということを知りたいとは思いながらですが、別に本当に困っているのか?と言われるとそうでもないような・・・。

そんな曖昧な気持ちもあって、

ミロスに誘われた時に、その人がめちゃくちゃ楽しそうにミロスを話されているのを見て、面白そうだなと思って、入りましたが、

経済的なことで思うようにカリキュラムに入れず、ぼちぼち受ける程度で、MWMコースも、出会ってから5年くらいたってから受けました。

その間、一緒に入った仲間は、どんどんカリキュラムや様々な講座などに入り続けられ、知らない間に、距離が出来てしまっていたのだと思います。

不安を払拭したくて…

変わりたいのか?変わりたくないのか?それも分からないまま・・・。

ですが何とか仲間の方がしている本の読み聞かせの音読会だけは、参加していました。

今年に入り、大きく環境が変わることがありました。

それは、今まで勤めていた大手企業の寮での仕事が無くなり、いきなり失業したのです。

そこから、障害福祉事業所に声をかけられ、無料でパソコンとかの勉強に行っていましたが、

このままでいいのか、この先、どうなっていくのかと・・・。

いよいよ自分ではどうすることも出来ないような、不安が押し寄せてきて、もうカリキュラムしかないかと思い、

思い切ってカウンセリングを受けてみました。

ちょうど、失業したことで今まででは考えられないくらいに時間に余裕が出来たことと、失業保険も入ることになり、楽に受けることが出来ました。

話してみたことで…

カウンセリングでは、職場が閉まる時に今まで働いてきた方々や最近入られた方、全員からお菓子やお礼の手紙をもらったことや、

今まで働いてきて嫌な事や良い事やろいろイヤなことも体験しましたが、最後には労いの言葉をかけてもらったことを話し、

話していく内に自分は沢山の人から貰ったけれど、

まったく“出す”ということをしてこなかったことに気づきました。

講師からは、「貰ったということは、出しているんだよ。」と言われ、絶句しました。

「出していたのか~~」それはそれは、びっくりしました。

今まで人からしてもらうことも沢山ありましたが、まったく気づくこともなく、その気持ちを受け取れてもいないんだとわかりました。

出来ない苦しみが《怒り》を生む!

考えてみたら、私は子どもの頃から、自分の背が低いことや、人と同じように動けないこと、走れないことなどが、小学校に入ったことで、よりわかることがありました。

それは、人と違うことをまざまざと見せつけられるという経験でした。

今思えば、自分にとっては

かなり悔しかったし
キツかったし
情けなかったし

言いたい気持ちがありましたが、母を悲しませることになると、その気持ちを知らない間に封印し、そして明るく生きてきました。

大きくなってからも、ずっと心のどこかに常に怒りがあったのが、人と同じように出来ない苦しみを出せなかった「怒り」だったこともわかりました。

その代わり、いつも同級生からも優しく構って貰ってましたので、してもらうことが当たり前になっていたのかもしれません。

自分が出来ない悔しさを体験しないように、同じ土俵に乗らないようにと、無意識で振る舞ってきたことも分かりました。

素直に気持ちを出してみた!

今回、初めて《ほんとに悔しかった!》その気持ちにようやく寄り添えました。

カウンセリングやヒアリングを受けたことで、

出すことを意識的にしてみようと思い、ライングループのスタンプを押すことをやってみました。

グループに居るもののまったく存在を存在させずにじっと、人の話しを《ウザイ!》という思いで自分の気持ちを閉じ込めていたことを

素直に書いてみました。

すると、「私もそうだった!」と沢山の方からメッセージが返ってきました。

知らない方からも鍋ちゃんの《ウザイ!》で自分の中の気持ちを出すことが出来たと書いて下さったのです。

面白い!

こうして表現してみたことで

何かが変わっていました!!

沢山の感謝が返ってきたことが、嬉しくて嬉しくて。

こんな世界があるんだ!と、ミロスに出会って初めての体験になりました。

負けている自分を見たくなかった!

疎外感を作っていたことも、自分が自分の気持ちに寄り添いたくなくて、

自分を見ようともしなくて、自分から離れてしまっていただけだと気づき、

何だか力が抜けました。

生まれた時から、負けていることを体験するようにプログラムしてきたことを漸く知りました。

《ウザイ》という思いも、出来ない自分のことを嫌っていただけだったのでした。

今、障害福祉施設で毎日、感想を書いていますが、

「何もない1日に感謝しました。」

と書いた自分にまた、感謝が湧きました。

今まで、ずっと抱えて生きてきた「理不尽」「怒り」「苦しみ」「辛さ」・・・

言えば、きりがなかった思い込みが一気に緩みだしたことで解放感が溢れています。

今からが私のスタートですが、感謝の気持ちで、講師に背中を押されて、

今回、勇気を出して自分らしく表現してみようと思いました。

自分の人生は自分のもの、楽しく生きるのも自分次第!!

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