悩めるサラリーマンの方々へ…。
「仕事」「悩み」と検索したら、出世、昇進、評価の事だったり、上司、部下など職場の人間関係などと悩みは尽きませんね。今回の男性は、忙しくて家族団らんもままならず、「企業戦士」としてずっと頑張っていました。ですが、仕事で昇格してお金を得ても、嬉しいのは一瞬で、どこまでいっても満たされなかったと言います。ですが今彼はミロスと出会って、全く新しい生き方を知ったことで、家族の会話が穏やかで満たされているとハッキリと言えるのは何故なのでしょうか。
Kさん 50代 男性【茨城県】
ほんとうの幸せって?
2014年に初めて夫婦でミロスの講義を受けた時に、
こんなことを聞いたことがあります。
『自分が幸せで、夫婦が幸せで、家族が幸せで、会社が幸せで、街が幸せで……
日本が幸せなら、世界は幸せになるやろ。』と
心の中で、やっぱり!!と叫んでいた。
《バリバリの企業戦士です》と私は自己紹介した。
若い頃は残業と出張で、平日、家族で一緒に夕飯を食べることはほぼできなかった。
それでも、お金を稼いで美味しいものを食べ、きれいな服やものを買えることが幸せだと思っていた。
けれど、いくら昇格してお金を得ても嬉しいのはその瞬間だけ。
また次のポストを狙い、さらにお金をもっと欲しくなる。
どこまでいっても満たされない。
会社にいくと、周りと競合他社との競争で、優劣をはっきりしなくてはいけない。
会議で質問されれば、プラスの意見を述べ、隙をみせることはできない。
気が付けば、自分の意見より、プロジェクトがうまくいき利益をだすための発言ができるような反射神経が訓練されていた。
実践とは何か?
ミロスを知って、マイナスの大きさだけ、プラスがあり、
視点から見れば、どちらも間違っていないと頭で理解しても、
会社にいけば、《勝ち負けの勝負をしている》。
妻とミロスの実践開始。
それに何を感じた?との問いに、鍛えられた反射神経が邪魔をする。
自分の本当の感情を押し殺したまま生きてきたので、返事をすることができない。
コロナで在宅勤務になり、さらに妻と四六時中、ミロスの実践。
息子が2人いる。
長男は大学を卒業すると結婚。
長男のお嫁さんは専業主婦、すぐに子供を授かり現在3人、家も建て、
毎日、残業して一生懸命稼いでいる。
【親の姿を見て育つ】との言葉のとおり、自分と同じ人生を歩んでいる。
次男も自分と同じで、バリバリの企業戦士予備軍だったけれど、
3年前にミロスを知り、自分を知っていくことで、優しく素直な子供に戻っていくように自分には見える。
現在、妻と次男とミロスの実践を体感している。
《それに何を感じた?》という言葉に、いつもの反射神経が反応して、
その場に一番ふさわしい言葉を探し始める。
気が付くと、自分が何を感じているのかわからない。
イベントやセミナーに出て、鎧を脱いで、また会社に行っては鎧をもどして、その繰り返し。
孫:いつも今を生きている
家族で実践するのは嫌なところも見えるし、いつでも《実戦》なので
困惑する時も多々あるが、気づきと修正が早い。
企業戦士には結構大変ですが……
5歳になった孫は、最近いちごやミカンを沢山食べるようになった。
コロナの中、無意識にビタミンを採ろうとしているのか、子供の能力は計り知れません。
孫をみていると、一生懸命走って、お腹がすいたらご飯を食べて、眠くなったら寝る。
いつもいつも今を生きている。
それなのに、大人は走ったら疲れるよ、いま食べたらお昼食べられないよ、
いま寝たら夜眠れなくなるよと、先の先まで考えてアドバイスをする。
本当の自分を知ることで穏やかになる
日本の就業者の90%は被雇用者となり、働いている人のほとんどが、サラリーマンである。
そのサラリーマンが、私のような悩みを持っていると、世の中に争いごとが無くなることはない。
鎧(エゴ)をまとって、戦い続けている。
休日になっても鎧(エゴ)を脱ぐのを忘れて、それすらも気が付かず重い身体で過ごしている。
自分はミロスを知り、本当の自分を知ることを少しづつできるようになってきた。
鎧を脱いでいる時間も増え、体が軽くなっている。
荒ぶる心もあるけれど、心が穏やかになってきている。
夫婦の会話、家族との会話が素直に穏やかにできるようになった。
多くの悩めるサラリーマンがミロスの視点を持つことができれば、
この終わらない欲望まみれの資本主義を終わらせ、新しい世界に変容できると思っています。