良かれと思って行動したことが、なかなか相手に伝わらない・・・そういう時はとかく相手のせいにしてしまいがちです。今回ご紹介する女性は、そんな体験をとおし自分自身のあるパターンに気づいたことで、まったく新しい生き方を始めたのです！そのパターンとは？
疋田 一恵さん 40代 女性【愛知県】
どうして伝わらないのだろう？？
これまでミロスセミナー主催をさせていただいているなかで、いろんな体験をしてきました。興味があっても日程が合わなかったり、手ごたえのある反応だったのに断られたり、なかには「全く興味がないからその話はしないで」と言われたりすることもありました。そんな場合でも「仕方ないよね・・・」と思っていました。
ですが、お誘いする人に次々と断られると、「どうして伝わらないんだろう、これ以上言ってもムダかな・・・・」と、あきらめる方向に気持ちが動いていきます。もうこれ以上、ネガティブな部分を観たくなくて、感じたくなくて、全く動けなくなりました。
「どうしてこうも伝わらないんだろう？」
目の前の相手の言葉も反応も、私の無意識が創っている・・・？そうだった！
「私はもともと“逃げるパターン”を持っていたんだ！」
逃げるためなら、どんな卑怯な手も使えるし、自分をごまかすことや取り繕うことは得意中の得意。
自分で自分を騙すことだってできてしまう。
そんな“とんでもない自分”が出てきた時に、いったい私はどうなってしまうのか？本当は怖くて怖くて仕方ありませんでした。
自分を知る体験がスタート…
こうしていよいよ、「自分を知る体験」が始まったのです！
自分自身が体験していないことや、自分自身が受け取っていないことが露呈され、こんな私は周りからどう思われるのか？と、心配ばかりしていること。目の前の人たちをとおして
「実は私自身がまったく変わる気なんかなかった」ということが分かりました。
目の前に感じることは、“そのまま私の姿”でした！
ある時「自己評価の低さと完璧主義」について、友人としていた時に、
「失敗することが大嫌いで、ダメな自分を感じるなんて嫌だ！」
「常に“出来る私”でありたい！」
と言う気持ちが沸々と出てきました。
こんな気持ちを隠し持ちながら、相手に接しているのですから、相手には何も伝わらないし、何も動かないはずです！
とことん諦めていた私は、“本気の本気で自分を知る”ということを全くしようとしていなかったのです！
「こんな私じゃだめだ」という罪悪感がベースにあるので、当然自己評価も低く、何もかもあきらめていた私。
そこから動こうとしても、感じないようにするためには
「できる・できない、勝ち・負け」の強いこだわりを持って本質に触れないようにしてきたのです。
やってもいないのに、できないと思い込む。でも負けるのは嫌だから、負けそうになると「これだけやってきたのに…」と理由をつけ、正当化して逃げるというパターン。
「負けるくらいなら、最初から勝負はしない」
ということである。
やっとのことで、ず～っと私の頭の中にある本当にちっぽけな世界だけでやってきたことが分かってしまったのです！
比較することは無意味である！
このことを理解したと同時に、私はこれまで
「なんとか相手の思考パターンを変えよう！」と、躍起になっていたことも分かりました。
体験を話しても、どうも自分の武勇伝になってしまい、
「私は凄いでしょ！」という部分しか伝わらなかったのは、自己評価が低く、それを埋めるために、無意識に自分を上げて話をしていたことも分かりました。
そしてふと、講師からの「比べるな！」というメッセージを思い出しました。
「できる・できない」「良い・悪い」「正しい・間違い」…
相対の世界で、このように比較を繰り返していくことは無意味であり、自分で自分の足を引っ張りすべての動きを止めていたということなのです！
最初からやらないことを決めておいて、向かって行きながら、逃げまわるという滑稽さ。
「ずっとこんなことをしていたんだ…」
新しい人生をスタートしていた…
ミロスは思考ではできないし、一人では絶対にできません。
常に受け取り合える仲間とのシェアの大切さも実感しました。
私は、これまでの生き方とは全く違う新しい人生を歩み始めました。
一匹狼的な生き方で、相手との関わりをどうしていいのかわからなかった私が、チームみんなで創り上げていく楽しさや、
ワイワイと思ったことをそのまま表現して、
「受け取ってくれて、私も受け取れる」という循環が本当に嬉しくて、楽しくて！
以前の私には全くなかった感覚でした。
いつの間にか、この感覚が当たり前になっていることに「驚きと奇跡」を感じています！
「周りはみんな敵！」と思っていたことが嘘のようです。
目の前のどんなことからも逃げずに向き合っていける力を感じて、これからの人生をますます楽しめることがとても嬉しいです。
