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(Y・Tさん 40代女性 福岡県在住)

『両親を尊敬しています』と言えなかった彼女。
不足感から自分にしてもらってないことばかりをひろい集めていただけのこと。
そもそも“人間は本当の愛を知らない!”訳で、両親が人より優れた何か性質を持っているとか、そういうことではない。
自分たちが与えられた以上の環境を子供たちに与えてくれていること、生き抜いてきてくれた力に本当に感謝です。
今彼女は言います、両親に対して“100%の愛を確信!”
人生を生きる一人の女性として母を眺めることもできました。


『両親に初めて感じた深い愛』

Lifeコースに参加した際、私は両親とは上手くいっていると思っていたので、その中で”親への葛藤”という話題が出た時には、あまり自分とは関係ないことのように思っていました。

両親のことを好きだし、嫌いという意識はそれ程ありませんでした。
ただ、それ以外では人生が滞っている…
そんな別の悩みとしてはありました。

しかし、自分の悩み事を紐解いていくうちに…

本当は母親に対する
“甘えられなかった”というマイナス的な思いが出てきました。

すると、今まで休火山だったものが活火山になったかのように、次から次へと母に対する怒りが湧いてきて、正直ミロスに通う前よりも何だか母親との関係がギスギスした感じになったりして一体どうなることだろう?…と思い、しっかりと自分を見ていきました。

その間、悩みだった子供の様子が良くなったり、パートナーとの関係がよくなったりと、まわりは確実に変化していきました。

その後、別のセミナーで、両親との関係性の話があり、それまでの私は両親に対して、80-90%の愛情は感じていましたが、何故100%って思えないのだろう?…と内心感じていたところ、“愛”を説いてもらったおかげで、その瞬間、両親から“100%の愛を確信する”ことが出来ました。

また私は一年半前に受けた人間ドッグで、甲状腺の再検査を言い渡されていたのですが、機会を逸していたので、本日受診する運びとなり行って参りました。

その受診に出掛ける前に朝のテレビ番組で、ある若い女性が“お父さんのことを尊敬している”というのを聞いて私は両親に対して、100%の愛を理解したけど、あの女の子のように、街頭インタビューで『両親のことを尊敬しているとは言えないな、なぜだろう?』と感じていました。
今までの人生でも、たまに『両親を尊敬しています』という人に接したときに、なんだか、その言葉が良くも悪くもいつも引っかかっていました。

そして、甲状腺検査のエコーの時です…

嚢胞があるらしく結構、念入りに調べられました。
途中で検査技師らしき方が、「確認のため医師を連れてきますので…」と言って席を立たれました。
検査台にのせられたままの私は、
『うちの家系は甲状腺を患っている人が多いけど何でだろう?甲状腺はホルモンのバランスが崩れたことで起る病気だという。ご先祖様もバランスを崩して苦しんでこられたんだろうなぁ』と思っていました。

そして、検査の結果を聞く前の病院の待合室で、母のことを考えていました…

私の母は、高校のときに母(祖母)を亡くして、その祖母のことで一つも良かったことを私に話したことがないので、ふと私は『お母さんって、そういえば自分の母親のことを悪くも言わないけど一つでも良かったことを聞いたことがないな、一つくらい無いのかな?』って思いました。
母を見ていて女性性が欠けている感じがしたので、おせっかいのように…
『自分の母に対して一つくらい良かったと思うことないの?』って、今度聞いてみようかな、と思った瞬間…

『あ!私が母からこれをしてもらった、っという良かったことが、一つもないんだ…』と気が付き、涙が流れました。
私は、赤ちゃんの時から母親に世話をしてもらって大きくなりました。
母も、自分の母に赤ちゃんの時から世話をしてもらって大きくなりました。
でも、私も子供の世話をしているからわかるけど、母親の仕事だから世話をしています。
愛情はかけていますが、すごい何かをしてもらったかとか、してあげたかというと、何だかよくわかりません。

だけど、母の母(祖母)は、幼いころに里子に出されたり色々あって亡くなるときに、
「私は、愛情不足だった」と言って亡くなったそうです。

そういう女性に育てられた母は、とっても強いプラス思考で私を育ててくれました。
また、私の父も養父のもと人間として厳しい環境の中で育てられたので忍耐強さと隠れた巨大な怒りという極性がありました。

私が、子供として甘えたかったから『今まで、あーしてくれなかった、こーしてくれなかった』という感情がぬぐえなかったのですが、そんなことを考えているときに、何度かミロスで聞いた言葉が浮かびあがってきました。

『人間は本当の愛を誰も知らないのよ』と…
そっか、そっか
本当の愛を知らないんだから子供に本当の愛を与えられなくて当然か…

また講師の言葉が思い出されました。
『母親は、母親としての過失を生み出したくない』

それを聞いたときに“なるほどな”と思いましたが、私も子育ての中でまさに実感としてあり、子供の世話をするのに人間としての仕事の一部という感覚があったので、大きくしてもらったからと言って、それは、あなたがそうしたかったからしたんでしょう?
それと子供への愛とどう関係があるのかな?という気持ちの中で

自分の心の声がいいました…
『もう許してやったら?みんな愛を知らなかっただけだから責めるのももう終わりにしたら…』と。

そして、両親が育ったアンバランスで過酷な人生を考えたときに私と弟に対して自分には与えてもらえなかった環境を子供に与えることができた両親に対して、尊敬の念が湧いてきました。

それは、私の親として見る二人ではなく
“人間としてよくこの私を育ててくれた”ことに対する深い敬愛の思いだった。

はじめて、父と母の人生をそれぞれに一人ずつの人間ドラマの主人公として、俯瞰してみることが出来、尊敬の念を持ちました。

初めて湧いた、“尊敬の念”…
それは料理が上手い下手とか、かっこいいとか悪いとか、そういうレベルの話ではなく、この私にまで命をつないでくれて、こうやって自分たちが与えられた以上の環境を子供たちに与えてくれていることへの尊敬。

『両親を尊敬している』という言葉は、両親が人より優れた何か性質を持っているとか、そういうことではなくて、生き抜いてきてくれた力、その力に本当に感謝です。

そして、わたし自身、これだけの環境を与えてもらって…
では私自身は子供たちにこれ以上の何を与えられるか?となったときに、『ミロスで知った感覚、これを託すことが出来る』という進化の過程のようなものを体感することが出来ました。

不思議なんですが、今朝は、『両親を尊敬している』とは言えない私でしたが、今(同じ日の午後に)は『両親を尊敬している』と言えるようになりました !!

このことに気づけたのは、本当にミロスシステムのおかげです。

結果…
“甲状腺検査は問題なし”でした。

終わってから、母のところへ検査結果を報告に行きました。
私は、割と母のことを『何とかしよう』として自分の意見を押し付けるようなところもあったのですが、今日は人生を生きる一人の女性として眺めることができました。

母親のマイナスを見つけては変えようとしていた私ですが、ただただ俯瞰して優しい目で見守ることが出来たように思います。

いつの間にか母娘が逆転したような不思議な感覚でした。

なんだか終わってみて
ああ、私はまだ父や母に対する『多少のもどかしさ』を抱え込んでいたんだなぁと思います。

それは私の父や母に対する『甘え』が見えなくさせていました。

父や母に対して『もうちょっと、こうなって欲しい』という小さな願望があったのです。
恥ずかしくないようにしてほしいとか、色々…
それに気づけたことは、私にとってミラクルです。

私が自分自身に対して、もうちょっとこうなって欲しいと思っていたことを見せてくれていたに過ぎないのでしょう。

私の人生行き詰って、これからどこに行けばわからない子猫のようになっていましたが、ミロスによって様々なものを紐解いていくことを知ったので、これからまた紐解き続けようと思います。

 

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