自分を知るだけで目の前が変わりました(Yさん 女性)
拗ねてヒステリーを起こし暴言を吐く母と、20年近くコミュニケーションをとろうとしない娘の存在…。
ミロスを実践していけば、なんとかなると思ってきたけど、もう限界!
とにかく吐き出したい。聞いてもらいたい!…一心でヒアリングを受け、それからカウンセリング、実践コースへと進みました。
思えばミロスに出会うまでは、誰に対しても『良い人』でありたかった私でした。
私の中で『良い人』とは、『人に嫌な思いをさせない。自分のことはさておいて、苦しくても、困っている人や悩んでいる人のことを優先させて頑張る人』のことでした。
でも、そうすることで結局は “周りから感謝されたかった私がいた” ことに気付きました。「あなたのおかげで助かった!」と言われたかった。みんなに「大変な中を頑張っている!」と認められたかった。でもそれが、自分を拒絶し無視し、ないがしろにしていることだったなんて…。
というより、 私は “正しい自立した人間”という、自分への思い込みが最初にあるから「外で頑張って自分を満たそうとした…」というカラクリだったことに、気づけました。やっと、その思い込みの成り立ちを、理解できました。
その『良い人』であるための努力が『人間としての正しい生き方だ』と信じていたなんて…。コースを受講した今ならおかしいと分かります。『良い人』が人のためでなく、“自分が認められたいがための行い” だったなんて、笑えてきます。
そして『良い人』でいるためには、その反対のエネルギー、良い顔の裏には邪悪な顔もある…。うすうす分かっていましたが、それは私の中で絶対に存在してはならないもので、認めるのは、すごく恐ろしくて…完全に亡きものにしようとしてきたと思います。
でも間違いなく両方とも私。自分が『良い人』と思う方に片寄るから、隠したもう片方が目の前に現れる。このカラクリも今回やっと腑に落ちました。
そして最大の気付きは『自分を拒絶していた』ということです。今までいつも自分の本当の願いや、“思いを感じなかったこと・聞かなかったこと”にして、あきらめて心を閉ざしていました。そして頭の中は、周りの評価でいっぱいでした。
だから目の前には、自分の事ばかり主張する無神経で過激な母に、全く私に心を閉ざした娘がいたなんて…。
そして、この目の前のマイナスに見えるエネルギーに対して「実践しても実践しても消えません!」と、先生に訴えると「エゴでやってもダメよ。どんどんひどくなるよ」と言われハッとしました。
私がしていたことは実践になっていなかった。相手と分離して「相手が悪い!」とやるんだから、それはどこまでやってもひどくなっていくのは当然だったなぁと納得でした。
とにかく「もう消えてくれ!」と思うほど、母と娘がタッグを組んで現れる。
それを先生は
「そのマイナスに見える姿が片寄ったあなたを、バランスに戻すためのエネルギーなんだから絶対消してはダメ!
お母さんも娘さんも『そのままでは苦しいでしょ』と、あなたに教えてくれている。
そして、その消したいほどのマイナスに見えるエネルギーは愛なんです。
あなたをバランスに戻すためになくてはならないもの、あなたが大好きだからですよ」
って何度も繰り返し伝えてくださいました。
今まで、すべて愛なんだと聞いてもピン来ませんでしたが、やっとそうだったんだと、お腹の底から熱くなって「気付けなくてごめんなさい」と涙が溢れてきました。
実践コースが終わって、気付けば、母が穏やかになっていて「文句ばかり言わず、身体を動かしてみようと思う」とまで言い出し、久しぶりに母の晴れ晴れとした顔を見ました。
カウンセリングでも実践コースでも、先生は何度も「あなたは音楽ですよ。音楽をやりなさい!」と励ましてくださいました。音楽が大好きだったのに、いつの間にか苦になって「私なんか、どうせ…」と思っていました。しかし、先生の言葉は強い衝撃で、私の中で何かが変わり「音楽が好きだった」ことを思い出した気がします。
実践コースの中でも、ずっと先生の絶対平和への役割としての強い意志力を感じていました。
私も大好きな音楽をまた楽しもう。家族で合奏しよう。みんなでやろう!そして幸せのバイブレーションが広がるよう生きよう!と思いました。
そして、この感想をまとめている間に娘との電話が実現する!、というミラクルが起こりました。
何年ぶりに娘の声を聞いただろう…。あまりの嬉しさと昔と変わらないように喋っている現実にどう表現していいのか…!。
なんとかして、娘とコミュニケーションをとろうとしていた時は、どんどん悪化していったのに…やっぱりミロスシステムはすごいです!自分を知るだけで変われるんですね。