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「自分の無能さを隠してどれ程有能に見えるのか?」をいつも考えていた彼女。でもそれが、まさか子どもの頃の中学受験で味わった「屈辱と劣等感」が原因だったなんて・・・驚きでした。そこから彼女は、頑張って何かを勝ち取る!と言う土俵から降りたそうです。子育ても思い通りにいかない体験から様々な資格を取得しようとしても上手くいかず・・・。そんな彼女が「無能な自分」を受けいれてみると、無能さを嫌い有能なフリをする必要がなくなりました。気づく事で彼女は、今どんどん感じた事をやってみようと動きだしたそうです。


『どこまでも隠し続けてきたエゴの正体』

(Yさん 50代女性 千葉県在住)

1月に柳沢かおり講師のLifeコースを受講しました。

その時、自分の日々の言動や心の動きをじっくりと観察してみました。

怒りや恐怖、感情が動く時、そのベースには「無能を隠したい」という思いが常にありました。

何か失敗をしそうな時、如何に自分を正当化するかという事しか考えておらず、家族の話を聞きながら、自分が有能に見える為にはどんなアドバイスをすればいいか、思考はフル回転で探し始めます。

朝起きて他者が目の前に現れた瞬間に
「自分の無能ぶりを隠し如何に有能に見せるか」
しか考えていなかったのです。

そうやって自分の心の動きを注意深く見てみると、何故そんなにも無能を嫌ったのかと思える出来事があった事を思い出しました。

それは小学校6年生の時の事です。

中学受験の為、母の見つけてきた成績が上がると評判の塾に通う事になりました。

そこは古いアパートの一室にあり、生徒は身動き出来ない程ぎゅうぎゅう詰めにされ、畳に正座させられました。座る位置は成績順で、私はいつも後方。

塾の講師からは、成績の悪い生徒はクズ呼ばわりされ、前方と後方に座る生徒では全く扱いが違い、私はその塾で強烈な屈辱と劣等感を味わいました。

私の通っていた小学校の同じ学年から、中学受験をしたのは私を含め僅か二人だけ。

当時は今ほど中学受験もメジャーではなく、受験は優秀な人がするものという認識が自他共にあったのですが、それが見事に打ち砕かれ「私って自分で思ってた程優秀じゃなかったんだ・・・」と感じた記憶があります。

屈辱、最下層・・・

私はその塾に通うことが苦痛でしたが、なかなか辞めさせて貰えませんでした。

しかし思うように成績が上がらなかった事もあり、やっと他の塾に移ることができました。

受験にも無事合格し、美大の付属中学に通うことになりました。

そして、初めての美術の授業を受けた時、私は自分と周りの友人達とのレベルの差に物凄い衝撃を受けました。それは水彩画の授業でしたが、周りを何度も何度も見回しても誰一人私より下手な人はいないのです。

私は特別に美術が得意だった訳ではなく、母の勧めに従いその中学を受験しました。

中学の入試では、実技はなく学科のみだったので、私と同じ様に大して美術が得意ではない人もいるだろうと高をくくっていましたが、みんなの志が私とはあまりにも違っていたのです。

どんなに頑張って努力しても絶対に敵わない!

その時私は、頑張って何かを勝ち取る!

という土俵から降りたのだと思います。

『戦わなければ負けることもない』

もう二度と自分の無能ぶりを感じない為に・・。

部活はお気楽な「テニス部」や「茶道部」を選択し、短大までエスカレーター式に上がり、仕事も紹介であったり、派遣から社員になる等、何となくそこそこうまく行く人生で、目標をもったり、努力して何かを勝ち取った記憶がありません。

そんな私が、最も恐れていた「無能」をとことん感じる体験がやってきました。

それが子育てです。

最初は泣いてる理由すらわからず、抱っこしても泣き止まず、オロオロするばかり。

生後3ヶ月の時には川崎病を患い1ヶ月半も入院し、完全に途方に暮れました。

何一つ思い通りにいかない体験。

それからというもの、様々な勉強や資格を取得し何とか価値ある自分になろうとしましたが、やればやる程何も成し遂げられない自分に惨めになるばかり。

そして、ミロスに出会い面白い様に自分の人生が紐解けていきましたが、まだ「無能な自分」に完全に同化していたのです。

それを4週目のLifeコースの空間に出し、終了後にアンケート用紙を目の前にして愕然としました。

何一つ書く言葉が見つからない!

こんな経験初めてでした。

いつもなら、思考は焦り、取り繕い、何とか辻褄合わせの様に記入する所ですが、私の口から出てきたのは「一言も書けない・・・」でした。

講師に「そのままを書いてみたら」とアドバイスをもらい ハッ!としました。

今まで一度も本当の感想など書いた事がなかった!!

いつもいつも思考で、如何に有能に見えるかを考え、感想を書いていた事に気付いたのです。

空間で無能を受け入れた時、無能を嫌い、有能なふりをする必要が無くなったのでした。

ミロスに出会う以前、主人は何度も転職を繰り返し、その度に私は自分の忌み嫌う無能な姿を主人に映し出しては、抑えきれない怒りを感じていました。

しかしミロスに触れ続けていくと、面白い様に変容する姿を見せ続けてくれるのです。

主人は中学時代の友人と、それぞれの仕事と平行しながら、保育園の運営を始めました。

お互い全く畑の違う業種で、保育園に関してはゼロからのスタートです。

行政、設計士、建築会社との間で、何度も難問が浮上し、頓挫しそうになりながらも、決して諦めず常に的確な指示を出し、着実に前進する主人の姿は勇者そのもの。

保育園は、子ども達、保護者、就労者、地域の方々にとっての快適性を最優先に考え、地域の老人や核家族化する世帯との交流などの構想も織り込まれ、愛も経済も循環する保育園として4月に開園します。

それから、私は年始にある方から頂いたメッセージの、特に下記の部分がとても心に響いたのです。

「役割を持ったあなたを中心としたネットワークは、それぞれのネットワークとシナプスのように繋がっていきます。」

「今まで辿ってきた道、自己イメージに惑わされてはいけません。」

そうすると、6年、15年、30年ぶりというご縁が面白い様に復活していきました。

又、仲間と、ミロスを全世界に発信する為のFacebookをチームで立ち上げました。

先日は、たまたまテレビで見た大手企業の社長に「この方にミロスを伝えたい!」と感じ、THE ANSWERに手紙を添えて会社に送付させて頂きました。

どこからどんなご縁が繋がるかなんて、この思考ではわからない!

だからどんどん感じた事をやってみようと思っています。

無能な自分を嫌い、こんな私の発信する事など誰にも伝わるわけがない!と思っていた私が、気づくと自然と行動が変わっていました。

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