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「子どもの頃から父親が怖かった!」だからいつも父親が帰ってくるとビクビク。母にも大きな声で怒鳴り散らしていたから・・・。今までは、穏やかを『良い』とし、怒りを『悪い』ものと抑圧して、波風立たないように生きていた彼女。今、ミロスを知って、感じたまま、言いたい事が表現出来るようになりました。気がつくと両親が二人で旅行に行ったり、次の予定を計画していたり、今まで愛されていない所ばかりひらっていたけれど、その思い込みはスッカリ消えて、家族の変容に喜びでいっぱいの彼女です。


『相手に映っていた“遠慮”~実践って楽しい!~』

(Eさん 40代女性 長崎県在住)

昨年は家族との関係性のなかで変化を感じた1年でもありました。

職場での残業が大幅に少なくなり、お給料の変動があった反面、自宅へ早く帰り母と一緒に食事の準備が出来て、両親と夕食の時間を過ごせるという面を体験させて頂いています。

父母もよく二人で話をしている光景が毎日で、先日も好きな旅行へ行き、次はどこへ行きたいと計画を立てているようで、人生を楽しんでいる様子を見る事が出来て本当に嬉しいです。

ミロスに出合えたお陰で家族の変容と豊かさに感謝出来る有難い毎日です。

ある日、自分の中のちょっとした変化を感じることがありました。夕食後の洗い物が多くて負担を重く感じた瞬間、怒りが湧いてきました。

「なんで私だけがキツい思いをしないといけないの?!」

今まででしたらそのまま我慢して平気なフリをして溜め込んでいたと思いますが、『この気持ちを言ってみたらどうなるんだろうか?』という思いを感じ、

次の瞬間、

「こんなにたくさんの洗い物一人じゃキツいとよ!!拭くなり手伝ってよ!」

と父母の前で自分の気持ちを表現できたのです。

父からまたワーっと怒鳴られるかと覚悟したのですが、父母共に静かでした。

受け取ってくれた!

母もニコニコと手伝ってくれました。

二人が静かだったのは、わかって欲しいという嫌な感覚がそれほど言葉に乗っていなかったのではないかと、“怒り”をあっさりした感覚で言えたのではないかと、

後になって今までとの違いを感じました。

ワクワクしたものが少しずつ溢れてくるのを感じました。

父の前で自分の気持ちを初めて表現出来たことが、自分にとって本当に嬉しく感じたことでした。

子どもの頃から父に怒られるのが、こわくてこわくてたまらなかった。

普通に話していても声が大きくて怒っているように聞こえる。

そして母を怒鳴り散らす声・・・

いつも父の帰宅の気配にビクビク、父と同じ空間にいると身体が硬直し、息が詰まり自分の部屋に逃げ込んでいました。

『ジャックと豆の木』のお話のように眠ってる鬼を起こさないように、家の中では足音を立たないように歩く。それが何十年と続いていました。

父は休みの日は一日中寝ています。ミロスを知り初めて、会社で大変な思いをして働いてくれていたからだとわかりますが、寝てばかりいる父が大嫌いでした。音を立てられないから、いつも窮屈でとてもイヤでした。飲んで遅く帰ってくる時は過ごしやすく家の中の空気も緩みました。

こうやって強烈に父の顔色を見ながら、空気を読む達人、他者基準のはじまりとなっていったこと、こうして文章を書かせて頂きながら小さかった頃の自分の気持ちが感じられ、自分で決めてきたプログラムとして改めて理解出来ました。

家族の中でもパートナーとの間でも仲間との空間でも、感じたままに表現できる喜び、言いたいことが言える喜びを体験し始めました。

父と母がそのまま存在してくれて、体験させて頂いていたことに感謝しかありません。

今年のお正月は年末から風邪を引き、ゆっくり休めて身体のメンテナンスが出来ました。

布団の中でまだ読んでいなかったメルマガを読んでいるうちに福岡県のKさんという方の体験を読ませて頂きました。

その中に知的障害者の施設にて給食のお仕事をされていて、目の前の子どもたちとの実践の様子を読んでると、そうか!こうやってコツコツ実践していくんだと感じました。そして一人の方へちゃんと伝えてみる。そこから縁が繋がっていくんだ!と自分の中からワクワクしたものが溢れてくるのを感じました。

そのまま眠っていると、ガラガラ…ドン!という音に目が覚めました。

隣の妹の部屋の扉の音が長年気になっていました。開け閉めする度に私の部屋全体に響き、私の事が邪魔なんだ、私に怒っているんだ、と感じていました。

年末に勇気を出して、「このドアうるさいよね」

遠回しな言い方でしたが、言ってみることが出来ました。

ケンカになるのが怖くて長年言い出せなかったのですが、「仕方ないじゃん…」と妹も悪そうに言いました。

ケンカにならなかった!

離婚して実家に戻ってから、妹との溝が深くなっているように感じていました。

しかし私は全てに於いてミロスをしてるからと変な正しさと優越感の中にいて、実践していなかったのです。ミロスではありませんでした。

そうか!こういうことが今の実践のチャンスなんだ!

妹はずっと身をもってバランスを教えてくれてたんだ、実践のチャンスをくれてたんだ!と感じました。

気づくの遅くてごめんねと“存在”に謝りました。

そしてこの文章を書きながら感じれました。

穏やかを『良い』とし、怒りを『悪い』ものと抑圧して、音をたてないよう、波風立てないように過ごしているバランスと私の無意識を妹はみせてくれていたんだ。

ただそれだけだった!…とトリック小屋で気づいただけなのかもと思いながら。

これからも目の前一つ一つ実践していきます。

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