MIROSS ACADEMY

  1. MIROSS Academyトップ
  2. Blog
  3. 受講生の体験談

  4. “受けいれたことで起きた奇跡”

一覧へ戻る

(C・Oさん 50代女性)

“母を入院させて認知治療をさせるべき!”と介護のことで姉妹が最悪な事態になっていた。
母と同居している次女にすれば“誰にも受けいれて貰えず憎まれている!”と言う思い込みの気持ちがあった。
その苦しみを漸く姉妹が受けいれられたことで、3姉妹のLINEが復活し、以前の様に仲良く食事や買い物が出来るようになりました。
外側に“愛”を求めるしか知らなかった次女も“最初から愛されていた!”と分かり、その姿こそが自分の姿だ!と気づきました。


『受けいれたことで起きた奇跡』

私には2人の妹がいます。
父が他界し、母は次女と一緒に暮らしていました。

次女は、親に将来を期待されるほどよくできた妹です。
多忙で留守がちの為、母は寂しがっているように私には感じていました。
その次女が
“母の物忘れがひどくなってるし、言動が乱暴になり耐えられなくなった!きちんと入院して認知症治療をさせるべきだよ!”

と何度も言っていましたが、私は母が寂しくて、ついつい次女に言い方がきつくなっているのでは?という捉え方をしていました。
実際、私が帰省した時の母の言動は、次女が言うような激しい言動には思えなかったからです。

ミロスを知り、イロイロな体験談などを読むようになったこともあり、
“入院しなくても大丈夫なのでは?!”と最初の頃はそんな風に思っていました。
次女の訴えを受け入れられなかった私と三女は、母を私の元へ移住させる計画も考えましたが、そばにいない私たちがどんなに考えたところで、それは実現できませんでした。
同時に次女との関係がどんどん悪くなりました…。

そして昨年、私に繰り返して
“きちんと入院して認知症治療をさせるべき”と数年間言い続けた次女の意見に、
あらがう(抗う)すべもなくお手上げ状態で、今回は受け入れてみようと決心しました。
今思えば、入院までさせる必要はないと思ってきた私が、次女を“受け入れた”瞬間だったのかもしれません。

“デパートに行こう!”と言って、母を次女と共に病院に連れて行きました。
2016年11月の事です。
母はとても健康で、ほとんど病院のお世話になった経験もありません。
“こんな元気な私が、なぜ病院に連れて来られたの?帰ります!”と母は言い続けましたが、病院スタッフの方にお任せして、私と次女は病院を去りました。

入院治療という選択を受け入れるまでの数年間で、私たち三姉妹の関係は、最悪になっていました。
私が帰省しても、次女と顔を合わせることは勿論ありませんでした。
電話などでのコンタクトも全くできない、異常で苦しい数年間を三姉妹が経験しました。

ところが母の入院直後からはスムーズに“三姉妹LINE”を復活させられました。
数年ぶりに3人で一緒に食事に行ったり、仲良く買い物をしたり、
“そういえば昔こういう風に仲が良かった!戻った!嬉しい!”と感じていました。
復活したLINEのやり取りで、
次女は“母にも姉にも妹にも憎まれ、受け入れてもらえない”という強い思い込みを持ち続けていたことを知りました。

なぜ入院しているのか理解できず、帰宅を強く希望していた母は、次第に食事が出来なくなり、ほぼ寝たきりになってしまいました。
2017年2月、介護認定審査で、これまで要介護1だったのが、要介護5という認定を受けたのでした。

その時、不思議と抵抗感もなく、諦めたわけでもなく
“そうなんだ~”しかありませんでした。
次女も三女もそういう感覚のように思えました。
時折“あんなに元気だった母はどこ?”と思いながらも、どうにかしようとすることも無く数日経過した時、まさかの報告電話が病院からあったのです。

点滴も経鼻栄養管もすべて外され、普通食を食べられるようになり、歩けるようになった!という報告でした。

数日間で一体何が起こったのか、訳がわからない状態で、こんなに状況が変容するという事があるの?という驚きでいっぱいでしたが、素直に三姉妹で喜び合いました。
母の寝たきりの姿は、コンタクト不能だった三姉妹の最悪な状態がアウトプットされ映っていただけ。
物忘れする母の姿は、本来の姉妹関係をすっかり忘れていた三姉妹が映っていた!
これがミラーワールドということなのか!…
要介護5の認定。落ちれば上がる!落ちろ!とはこういうこと?!
正直、なぜこうなったのか“これを受け入れた!”という実感はありません。
でも妹との関係が戻り、母が寝たきりでなくなったことは事実です。

この出来事があった数日後、更なるメッセージが目の前に!
亡くなった父が、生前次女に書いたはがき(1986.3.29の日付)をたまたま目にし、次女は父からも憎まれていたと強く思い込んでいたことを知りました。
その思いを父に手紙で伝えたらしいのですが、その返事のはがきでした。
はがきには次のような内容が書かれていました。

“私に憎まれてると思ってるそうだが、全くそんなことはない。
Best father of the worldと自負していたが、“忠告”を憎しみと誤解される様では父親失格だ。
期待が大きい分“忠告”も多くなるものだが、その位は判ってもらえるものと思っていた。
娘に甘えてしまったのだろう。

“自分は愛されていない”と感じていた次女の思いと、“愛するがゆえ”の父の思い。
自分は愛されないと思い、外側に愛を求めるしかなかったけれど、本当は最初から愛されていた!次女に映っていたこの姿がまさに自分の姿なのだと感じる事が出来ました。
妹や両親がいなければ知ることができませんでした。

更にはがきには次の一文がありました。

“愛と憎しみについて、古今東西の尊敬できる人物を探して師事して下さい。”

この文字を目にした時、父はミロスを知っていたんだ!と思わずにはいられなくなり、ただただ驚きでいっぱいでした。
そして私は記憶としてミロスに出会うべくして出会ったんだ!と確信しました。
もっと深くミロスを知っていこうという思いが沸き上がっています。

この記事のカテゴリー

受講生の体験談

受講生の体験談

プログラムを受講してどう変化したのか?寄せられた体験談をご紹介!

タグ

Browse by topic

ブログのカテゴリー

Browse by Category

キーワード検索

Search
ミロスが学べるスクール

オンライン受講が可能になりました!