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(U・Rさん 40代女性 京都在住)

自分にも周りにも、いつも感じていたことは「平穏と遠慮」だった!
自分が良い子でいれば両親は離婚しないで仲良くなれるかもしれないと平穏に傾いて頑張っていた10代の頃の彼女。
やっと主人に平穏を手放し怒鳴り返すことが出来た彼女。
それは母の気持ちにふれた瞬間でした。
遠慮なく言えた自分を可愛く思えて、今まで壊れるのが怖くて言えなかったけれど、そんな彼女はもういません!
子ども達に“本当の安心”を与えられたのです。


『遠慮を手放すと、真の平穏がやってきた!』

(1)Lifeコースに行くまで
☆Lifeコースに参加するにあたって…
ウキウキワクワクするけれど、仕事を休んで、時間とお金を自分に投資することにいつも通り罪悪感がわく。
それをジャンプして思い切って仕事を休み、パートナーは
「バレンタインのお返し、これでいいか」と受講料を渡してくれた。
私のやりたいことを応援してくれる。なんとも有難い。
今回は「自分を知る!」がスタート。
よく講義で耳にする「スタートとゴールは一緒」というフレーズが今までピンと来なかったけれど、今回その意味を知った。私は自分を知った。

ミロスに出会って、かなり幸せになった。
険悪だった父との関係が変わり、弟は結婚した。
家族みんながやりたいことに出会い、夢中になってその世界を探求するようにもなった。
でも、借金するほど困っていないけれど、いつもギリギリで支払いに追われ、頑張っているのに足りないという不安が常にあった。
パートナーが趣味を楽しんでいるけれど、家族のために自己犠牲して仕事に向かっているように見え、また病気をするようなことがあってはならないと怖かった。
今思えば私はその不安を隠して平穏を装っていた。

(2)Lifeコースでの収穫
☆平穏への傾き
Lifeコースの中で自分と仲間に感じたのは、「平穏と遠慮」だった。
私はLifeコース仲間にも、パートナーにも、家族にも、友達にも、全ての人に、そう、自分にも遠慮していたことを知った。

☆19歳を見つめ直す
仲間の中に19歳の方がいて、私は「19歳を見つめ直せ」というメッセージだと受け取った。
今までに表現してきたし、今さらまた同じことを言って終わったつもりが終わっていない気まずさを感じながらもLifeコースの空間に出してみた。

「私の19歳は思い出したくもない、自分が大嫌いだった最悪な時期。
学生生活や青春を満喫している同級生を横目に腐った浪人生をしていた。
6月に両親は離婚し、父だけが出ていき、その直後に今の継母と再婚した。
父だけが幸せになり、母と弟と自分は捨てられたと思った。
4年後に母は末期がんになり、半年で亡くなった。
それから父との関係は悪く、近づいては大ゲンカになり、何年か会わないこともあった。
父と継母と仲良くなることは、亡き母を裏切るような気がして罪悪感もあった。
ミロスに出会い、父との関係が変わり、継母が父を大切にしてくれていることに対して感謝がわくようになった。
継母は実際に会ってみると、想像していたような悪女ではなく、母にタイプが似ているきれいな人だった。
正直それが逆に辛かった。
憎らしい人であるほうが楽に思えたから…父と継母の結婚の経緯を知らない小学生の我が子は、継母の事が大好きで、憧れていると言うようになった。
それは喜ばしいことだけれど、何か胸がチクッとする」

と感情をあまり出さずに淡々と語った。自分でも何となく違和感があった。

その講義の最後に仲間がみんなに対して
「もっと本音を吐き出してよ!」と発言してくれたことで、吐き出す決心をした。
今だから出せるものがある。仲間がいるからこそ出せるものがある。

☆仲間の力を借りて、本音を引き出す
3週目に、もう一回19歳の記憶を吐き出す挑戦をしたけれど、やはり淡々と話して感情を出せずにいると
仲間の方が
「あんたのせいでお母さんが死んだんだ!あんたのせいで家族がバラバラになったんだ!って言いたかったんじゃない?」
「お父さんのせいでめちゃくちゃになった!自分のお父さんなんだから遠慮しないで言えるはずでしょう?」
と代弁してくれた。(もっとたくさん言ってくれたけど思い出せない。)

それを聞いて、涙がぽろぽろ流れて、息が苦しくなって、なかなか言葉にできない。
やっと絞り出せた言葉は「私のお父さんを…とらないで!」だった。
十代の傷ついた少女の20年以上前の私の置き忘れてきた声だった。
言いたかったのに言えなかった言葉だった。

私がいい子になれば、両親は離婚しないで仲良くなれるかもしれないと、三年間、皆勤で高校に通い、部活も夢中になって頑張った。
両親の前で明るく振る舞った。
離婚を言い渡されるまで頑張ろうと決めていた10代後半の私が言いたかったのは、
「私のお父さんをとらないで!」だったなんて、知らなかったので少し驚いた。
その本音を受け取ったら、亡き母に遠慮することなく継母を大切に思うことが出来るようになった。
もういいよ、誰も責めなくていいと…

☆平穏って思っていたほどいいものでもなかった
私のパターンである「平穏」は両親のパターンでもあった。
両親は二人の問題だからと不仲を隠して平穏を装って仮面夫婦を演じていた。
思春期の私にはそれが裏切られたように感じ、大人は信じられないと人間不信に陥った。
両親は離婚の話し合いをする時も、二人だけで旅行に行き、もめる姿を子どもたちに見せなかった。
母は子どもたちが学校に行ってから、ひとり泣いていたらしい。

辛くても我慢するのがいいと思っていたし、見苦しく騒ぎたてるのではなく、クールに振る舞うことがかっこいいと思っていた。
苦しさを悟られないことが立派だと思っていたし、悲しくても泣かないのが偉いと信じていた。
でもそのひずみは“チック、どもり、顔の痙攣”となって表面化した。
相手の目を見られなくなり、顔が引きつるから笑えなくなった。
それでも内容が深刻で友達には話せなかった。
離婚してほしくなかったし、現実になるのが怖くて誰にも相談できなかった。ただただ心が凍っていった。

両親も私も平穏に傾いて頑張ったけど、結局ダメだった。
ずっと、平穏を大切にして良かれと思ってきたけど…、あれ?思ったほどよくないかも?
変に守ろうとしていたからこそ、おかしくなったともいえる。
あの時優等生を演じるのではなく、グレて大暴れしていたら違ったかもしれない。

(3)平穏を手放す
3週目と4週目の間に平穏を手放す日がやってきた。
パートナーが、久しぶりの休日で大好きな酒蔵開きを堪能し、酔っ払って寝ていた。
子どもたちはそれぞれ遊びに夢中だった。
私は一時間後にマンションの理事会を控え、夕食準備に追われていた。
久しぶりに家族みんなで夕食を囲めるから、手間をかけた料理で家族を喜ばせたかった。
何度も準備ができたから配膳を手伝ってほしいと伝え、声を荒げているのになかなか集まらず、怒りが湧き上がってきた。
するとパートナーは「久しぶりの休日に酒をのんで寝ていて何が悪い!」と怒り出した。
私は子どもたちに悲しい思いをさせたくないと、夫婦喧嘩を見せないようにしてきた。
いつもだったらそこで引いてもめない道を選んでいた。

でも、Lifeコースで“平穏を手放してもいい!”と感じていたので、パートナーをにらみつけ、怒鳴り返した。
「お酒を飲んで寝ていることを怒っているのではない。久しぶりのみんなでの夕食を楽しみたいと思っているのに、誰も手伝わないし、なぜ無視するのか?」
怒鳴りながら涙が溢れてきた。
「お母さん、ごめんなさい」と子どもたちも泣いた。
なぜこんなにも怒りが湧き上がってくるのかがわかった。

離婚前の食卓がフラッシュバックした。
帰ってこないであろう父の食事を母が準備していた。
そのご飯は冷めて、ラップがかかり、その後どうしていたかな?母の悲しい顔が思い浮かんだ。
これは母が感じた悲しみ、思いを伝えたいのに伝わらない悲しみだった。
“怒りの相対は悲しみ”
でもお互い何に怒っていたかをはっきり話せたから食事を済ませて安心して私は会議に出た。

泣きながら自分の思いを遠慮なく発言する自分がとてもかわいく思えた。
自分を可愛いと思うことは私の中でかなり新しい。
思いっきりケンカしても何も壊れなかった。

子どもたちは震え上がっていた。初めて両親の大ゲンカを目の当たりにしたから…
会議から帰ると息子が「すごかったなぁ」
「怖かった?でも大丈夫、何に怒っていたかをちゃんと話せたから、ケンカしても大丈夫」と私。

壊れるのが怖くて、パートナーに遠慮していた私。
ミロスを知ってもなお遠慮していた私。
不安を隠して平穏を装っていた私。

このケンカを機にパートナーとの空間が「安心」に包まれた。
講師が「子どもたちにも本当の安心を与えられたね」と言ってくれた。
“本当だ”…。
私がはじめてヒアリングを受けに大阪本校に来たときに話たことですが
「私は子どもたちに自分と同じ思いをさせたくないし、負の連鎖を断ち切りたい!だからミロスをする」と言っていたのを思い出した。
平穏を装った安心ではなく、本当の安心…。
私が欲しかった「本当の安心」両親が与えたかった「本当の安心」

(4)親の愛
10代のころの私は、両親の仮面夫婦を人間不信として受け取った。
嘘をついて子どもをバカにしているとも思った。
でも私が子どもたちを守りたかったのと同じように両親も私と弟を守りたかった。
本当は修復してやり直せるならやり直したいと願って努力していた。
大人の見苦しい嘘の姿は、子どもを愛するが故のことだった。
お父さんとお母さんは私たちを愛していたし、守りたかったし、ずっと愛されていた。
“その愛を受け取ることが出来た!”

(5)仕事のミラクル
パートナーは私の職場の理不尽な雇用形態についていつも怒っていた。
私は職場の環境に慣れて麻痺していて、嫌だけど仕方ないことにしていた。
しかし、私の隠した怒りをパートナーが表現してくれて、
「もういい加減やめてくれ!いつまで続けるつもりだ!バ○ト○でもなんでも登録して探せばいいだろう!」と怒鳴った。
これを私の「怒り」と受け取り、素直にその場でそのサイトに登録。
求人を見てみると…「あ、これいいかも」と即応募。
すると次の日に連絡があり、翌日には面接し、その場で来て下さいと言ってもらえて、二日後に採用が決まった。

Lifeコースが終了して、三週間後に新しい仕事が始まったが、安心の中で働けて、働く人を大切にする会社の空気を感じられた。
私が私を大切にできるようになったのだと感じた。

パートナーが家族のために自己犠牲しているように見えていたのは、自分のことだったと、やっと分かった。
理不尽さを我慢して平穏を装っていたのは私だった。
事実パートナーは今楽しそうに仕事をしている。

(6)本当の安心
Lifeコースに参加して、仲間とのシェアの中で知らなかった自分に出会い、平穏を手放し、両親の愛も受け取った。
パートナーとの空間に今までになくふわーっとやわらかい安心の空気が漂っていて、本当に心地よい。
家にいても、二人で出かけても、家族でいても、今までとは違う心地よさがある。
これが「今に寛ぐ」という感覚なのだろうか。
「ギリギリ、頑張っているのに足りない…」は終わりました。

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