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(N・Yさん 30代女性 愛知県在住)

私の思いを理解してくれない父や夫に「馬鹿にされている」と感じていましたが、その真意は「私を思う気持ち」でした。
ずっと愛され満たされていたことに気づき、不足感、欠乏感が消えました。
今、欲しいと思うものが次々にプレゼントされ、愛を感謝で受け取る毎日をすごしています。


『家族再生物語~新居ができるまで~』

ミロスを学び、先祖の女性たちの思いを理解していく中で、先祖代々受け継がれた土地を譲り受けるという出来事が起きました。
そのまま家を建てる流れになったのですが、そこで思ってもいなかった父の反対を受けました。
建築を依頼したメーカーが高すぎる。時期が早すぎる。
さらには、自分に相談もなくことを進めた夫に対して非常識だと怒り、今後の結婚生活も考えた方がいいと私に怒鳴り立てる有り様でした。

「何でこんなに怒るの?お父さんだって私やお母さんの話を聞かずに何でも決めてきたじゃない。常識がないって言うけど、お父さんも自分の考えを押し付けている!」
気持ちを聞きもしないで一方的に反対してくる父に腹が立ち、悲しみでいっぱいになりました。
しかし、父に感じる感情をよく見ると、それは夫にも感じていることでした。
今まで生き方が真逆に見えていた父と夫が一致し始めました。

父の言葉をじっと感じてみると
「自分の気持ちをわかってくれない、自分の意見を聞いてくれない、無視されている」
という思いが見えてきました。
そしてその奥にあるものは、私のことを思う気持ちでした。
本当は応援してくれていて、精一杯力になりたいだけなのですが、うまく自分の気持ちを表現出来ずにいるのです。

父の言葉を聞くたびに「馬鹿にされている」としか思えず、ずっと拒否してきました。
でもよくよく考えたら、父の言うことももっともだと思えたのです。

父の気持ちが理解できたのと同時に、夫の気持ちにも寄り添うことができました。
私がやりたいことできるよう、出かけるときには育児に協力してくれる夫。しかし私が一緒にやろうと誘っても
「一緒にはやらない。意地悪で言ってるんじゃない。お前のやり方がおかしいから嫌なんだ」
とずっと言われてきました。

夫からの反応が悲しく、そこでも「馬鹿にされている」と感じて、嫌でたまりませんでした。
しかし父と同じく夫も、私のことをちゃんと見ていたからこそ、私のためを思って言ってくれていたのだと分りました。
家ではぼーっとしているか寝ているかTVを見ているかで、私には無関心だと思っていたのに、本当はちゃんと見て、心配してくれていたのです。

父も、夫も「私のことを見てくれているんだ」と感じることができ、とても嬉しく、大事に思ってくれる人がいることに感動しました。

家を建てた場所は地元の愛知県、現在住んでいる山梨から引っ越さなければならず、勤めていた会社を退職することになりました。
パートの一職員だった私は、それまであまり会社の役に立っているとは思えず、他の職員さんともさほど親しくないままに退職するのを寂しく感じていました。
しかし退職の日、普段はやらないようなお別れ会をしていただき、花束や、たくさんの職員さんからプレゼントまでいただきました。
その日お休みだった方までが顔を見に来て「どうしても会いたかった」と泣いてくれました。

社長さんからは
「真摯に会社のために働いてくれました。気持ちよく仕事をしていただいたお礼にパートでは特例ですが退職金を払うことになりました」
と、退職金をいただきました。

私はこんなに受け入れられていたのだと分り、本当にびっくりしました。
見てもらっていない、わかってもらえないとずっと苦しんできましたが、それが私の思いこみだったことに、やっと気づくことができました。

引っ越してまもなく、夫にいつも抱いていた怒りが爆発したことがありました。
自分の気持ちを話したところ、夫から
「今まで本当にお互いを見ていなかったね。お互い様だね。これからは俺のことをちゃんと見ろよ。そしたら、お前の願いは全部叶えてやる。そんなのは簡単だよ」
と言われました。
私は今までずっと夫に自分の気持ちをわかってほしくてミロスをやろうとしていた。
だからどんなに反対されても諦められなかった。
でも夫をみていなかったのは、この私でした。
夫の与えてくれている愛を受け入れられず、愛がないと思って欲しくてずっと求めていたけれど、本当はずっと愛を与えてもらっていた。
何の不自由もなく幸せだったなんて、全く分からなかったのです。

夫はこうも言っていました。
「俺はお金では得られないものを得たよ。いつも物を欲しがって我慢できない娘や息子と同じだったね」
娘が、新居の計画中、私の財布からお金を盗るという出来事がありました。
娘のためにずっと一生懸命やって来たのに、なぜガッカリさせることばかりするの?とショックでした。
でも、実は私も親からお金を盗ることは何度もしていました。
娘は何でお金を盗ったのか?
自分の好きなようにお金を使いたかった。
好きなものが欲しかったけど、反対されるからいえずにお金を盗ってしまった。
本当に欲しかったのはお金ではなくて自分のことをちゃんと見てほしかっただけだったのです。
親の言う通りはもう嫌だから、窮屈な枠から出たくてお金を得たけど結局は自由になれず罪悪感しか残らない。
娘をみて
「こんなに与えているのにまだ欲しいのか!」ということを、私の親も感じていたに違いありません。
そして、それは私が自分を責めていた思いでもありました。
「なに不自由なく生活しているのに、こんなに幸せなのにまだ不足なのか!?感謝しろよ!」と自分を責め続けていたのです。
その思いは自分の子供にだけでなく、親や夫にも感じていました。
物をもらっても、何かをしてもらってもすべて愛を受け取れずもっとほしがる不足感、欠乏感があったのかが娘を通して分かりました。
本当は何も不足などなかった。
ミロスに出合えなかったら、絶対わかりませんでした。

新居に移ってから、あれがいるけど高いしどうしよう…と思うものが、両親や親族からプレゼントとして買ってもらえるということが続いています。
気持ちよく出してくれたお金を、気持ちよく受け取れることに、驚きと喜びで一杯です。
引っ越す前は、新しい生活に不安そうだった娘も、新しい学校にあっという間に慣れ、やりたいことを見つけて楽しんでいます。

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