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「日本の現代っ子の問題点は、自分で考え行動(表現)する事が苦手な事だ」と指摘するのは某有名大学付属小学校の受験担当教師。受験に合格するにはその形があり、お受験キッズのお稽古は、生まれてまもなく彼らの意思には関係なく始まる。その敷かれたレールは有名大学の狭き門へと続くのだが、親が子に注ぐ愛の形として「良かれ」と思い受験という道を選んだ結果、今、子供達の「生きる力不足」が深刻化しているのだ。 向上心が人一倍あり、脱サラして成功者となった父と、その父を命がけで支えた母に喜んでもらうために中学受験を目指した竹澤講師。これぞ幸せという形を手に入れ、絵に描いた様な豊かな暮らしに満足していた彼女は当たり前の様に我が子にも中学受験の道を歩ませていた。しかしMIROSSに出合い、その「良かれ」と思う幸せの形が実はトリックだったと知ると、見るもの全てが変容し始める。信じてきた幸せの形に隠された「トリック」。親と子の関係性に潜む「トリック」。MIROSSで紐解かれついに竹澤講師が手にした「答え」とは?

ミロスアカデミーとの出合い

心から愛してくれる夫は安定した仕事と収入があり、専業主婦として子供達の成長と教育を見守る。もちろん、自分の趣味や習い事も楽しむ。そんな恵まれた環境を心から幸せだと感じ夫に、いつも感謝して過ごしていた彼女にとってミロスアカデミーとの出合いは〝理想的な結婚〟をした証明の一つにすぎなかった。

私は、自分がやりたい! と思ったことを思い通りに出来る、時間もお金も自由に使える生き方こそが、豊かな人生であり、幸せだとずっと思って生きていたんです。

だから『ミロスに出合い人生大逆転』という、いわゆるミラクル☆ストーリーには正直物凄く抵抗がありましたね。昔 こんなに不幸でしたが ミロスを知ってミラクルが起こって今は見違えるように幸せで~す♪ って、何だか努力もしないで幸せを手にした不幸自慢を聞いているようで本当に嫌でした(笑)でも、その私がスクールに通い、今は講師!(笑)

実は、初めて行ったミロスセミナーの後、参加者数名とランチをしたのですが、同じテーブルに座られた一人の方がミロスアカデミー卒業生だったんです。その方は、ご自身のミラクル体験を熱く語りながらアカデミーへの入学をご友人に勧めていらしたんですね。でも、ご友人の方は、お金がないとか、子供がいるからとか、ウダウダと結局二時間もその言い訳を聞くはめになってしまったんです。

「本当に行きたかったら行けばいいのに!! そんなに凄いスクールなら私が行って、どんなに凄いかをあなたの代わりに体験してあげるわ!」そう思ってスクールに申し込んだ(笑)そんなスタートでしたから、カウンセリングと言われても、家庭の問題とか、子供が不登校や病気で…といった悩みがあるわけでもないし、望みも叶っているし。自分から相談してカウンセリングして貰うような事は全く思い付きませんでした。

これが私? 初めて知った真実

当時、中学受験を控えていた娘の第一志望校合格が、その時思いつく最大のミラクルだった彼女。今〝幸せ〟と感じている人にとって、ミロスは本当に必要の無いものなのでしょうか?

私は、もともと精神世界には全く興味もなく、ましてや自分が何のために生まれて何をしようとしているのか? なんて哲学的な疑問も無い。どちらかと言えば現実主義なんですね。だから「目の前が鏡だよ」といくら言われても鏡の意味が全く解らず、講義やカウンセリングの例題で自分の身の上話を持ち出す講師に対しても「私には関係無いわ! それより、なんで私があなたの話を聞かなきゃいけないのよ?」と内心かなり怒りを感じて聞いていたんです。

ミロスの原理はさっぱり覚えられないのに、どんどん修了式は近づいてくる…そんなある日〝真逆だと思うものは表裏一体で同時に存在する〟という講義にハッ!! としました。

モヤモヤの全てをスクールの内容や講師の教え方のせいにして怒っていたけど、実はチンプンカンプンで理解出来ない私は、私自身に強烈な怒りを感じて、理解できない私を許せなくて怒っていると分かったんです。理解できない自分を認めたくないから、無意識に誰か悪者を探して。いつも 〝できない自分〟を隠して…そう、子供の頃からそうやって頑張って生きてきた。本当は聞いて欲しいことがいっぱいあるの…赤の他人だと思っていた目の前の講師って…これが私?

たったこれだけの理解で、見事にここから私の人生が動き出したんですよ! あれほど私が抵抗していた『ミロスに出合い人生大逆転!!』のはじまり、はじまり~って感じです(笑)

私が心の奥底にしまい込んだ本当の自分の姿を目撃した丁度同じ頃、夫の転勤話が急に持ち上がりました。転勤で家族が一緒に引っ越すとなると、今まで娘のために人生設計をし、ずっと準備してきた中学受験自体が出来なくなるという、私にとっては大問題発生です。

慌ててカウンセリングに駆け込み、その相談をしました。そこで初めてミロスの凄さを体感したんですね。システムに当てはめて紐解くと、私がこだわる全ての根源が見え始めてきました。

なぜあんなに中学受験にこだわっていたのか? なぜ子供に中学受験をさせようとしていたのか。客観的に見ていくと価値観が全く変わり、物凄くこだわっていた娘の中学受験そのものがどうでも良くなって、結局全てを手放し家族全員で横浜に引っ越しする事になりました。

親の創ったレールという愛

では彼女がこだわり、『これが私』と思っていたベースはどこで、どのように創られていったのでしょう? そして、あれほどまでに「幸せ」と感じていたはずの彼女に、真実と衝撃を与えたミロスの魅力とはいったいどこにあったのでしょう?

横浜に引っ越し、娘の中学受験を手放したはずの私の目に映る娘の姿は、本当にだらしなく無気力に映っていました。我が子の幸せを思い、大学付属の中高一貫に入学させるため小学校の低学年からずっと塾で頑張らせてきたのに、受験直前の転勤で今までの努力が全て無駄になったような焦燥感に苛まれている私とは対称的に、解放され向上心のかけらもない娘のそのダラダラした姿が、私にとっては見ているだけで気に障り、無性に腹がたって、ついガミガミと怒ってしまうのです。

『このままでいいと思っているの!!』 『いまのままではダメじゃない!!』

母親になった私が子供たちに投げつけるこの言葉は、私が子供の頃、両親からいつも言われていた言葉です。ところが不思議なことに、この強烈な怒りが噴き出してくるのをきっかけに他の様々な感情が私のなかから沸き上がってくるようになったのです。悔しさ、寂しさ、悲しみ、孤独…そして愛おしさ。

凄いネ~と誉めて貰いたかったから必死で頑張ったのに…。頑張っても、頑張っても、結局いつもこの言葉…。私の大嫌いな言葉…。私がして欲しかったように「よく頑張ったネ~凄いネ~」と手放しに子供たちを認めてあげられない母親になっている私。そんな自分が大嫌い。頑張っても、頑張っても父や母を満足させられない娘の自分が大嫌い。頑張っても、頑張っても、いつまでたっても、誰も認めてくれない。

『ねぇ、お父さん! なんで!? このままではいけないの?』『ねぇ、お母さん! なんで!? いまのままではダメなの?』

そうだった!! 私は子供の頃からず~っとこの答えが知りたかったんだ!!

私の父は4人兄弟の長男として生まれ、向上心があった父だけが大学に進学し地元の銀行に就職。その後脱サラして事業を興し、地元では成功者となりました。5人兄弟の長女だった母は、ずっと成績優秀だったのですが家庭の経済的な理由で大学進学を断念し、就職した後、父と二十歳でお見合い結婚をしました。

父と母が結婚した時は田畑がたくさんあり、母は家事と農作業を当然のようにこなし、父の事業が軌道にのるまでの数年間は、運転資金を得るためにパートにも出ていました。その後はずっと父の事業を支え、事務やテナントの掃除等全てしていましたから、子供の私の目から見た母は、父の出世欲を陰から支える縁の下の力持ちで、本当に忙しい人。父は持ち前の向上心と商才で事業を大成功させた凄い人。誰よりも頼れる自慢の父でした。

そんな両親の成功の証が、子供の私達を私立の中高一貫に進学させることだったんですね。ミッション系の女子校であるその学院は母の憧れ、地元の裕福な家庭の子が進学することでも有名な女子校に娘を通学させることは父のステータスでもありました。私は両親の夢のため、父と母を喜ばせたい一心で頑張り、合格しました。

父は小学校でも中学校でもPTAの会長や自治会長などになっていたので、いつも「みんなのリーダーになれ!!一番を目指せ!!」と口癖のように言っていました。私が目立つ役割を担当すると喜んでくれるので、出来もしない楽器や仕事を自ら立候補していました。時には力不足でやりきれなくて、結局みんなに迷惑をかけても、クラスのみんなに無視されて、いじめられても、それでも両親に認めて欲しくて頑張っていましたね。

「親子のパターンは遺伝する」という人間のトリック

両親のために頑張る・・・一見、親孝行で素敵な生き方の様に見えますが、その生き方こそが人間がはまって抜け出せずにいた幸せになれないトリックなのです

ミロスに夢中になってから自分の人生をシステムで紐解いて愕然としたんですが、母から聞かされていた理想的な結婚生活とは、単なる理想ではなく、母が心底体験したかった〝母の理想〟だったのです。「2人っきりの新婚生活。安定した仕事と収入。自分は専業主婦として子供の成長と教育にだけ心を向けながら、趣味や習い事を楽しむ毎日」

二十歳で結婚してから舅や姑、小姑に囲まれ農作業や家事に育児に、父の事業の事務や掃除をしてずっと働いて来た母。良い嫁、良い妻、良い母として人のためにずっと生きて来た母が夢だと思い描いていたのは、自分だけの時間を自由に楽しめる豊かな暮らし。私が母に言われ目指していたのは〝私の理想〟ではなく、母が夢に描いていた理想。それこそが、母が良かれと思い娘に託した〝幸せのかたち〟でした。そして、娘の私にとって、この母の理想を叶えることが、娘としての最高の親孝行だと、ずっと思い込んでいたのです。

私たち夫婦は、子供達のよりよい未来のために、良い父親、良い母親としての役割を果たす。それが両親への最高の恩返しであり親孝行、その象徴が中学受験。それは私達夫婦が通ってきた幸せで豊かな人生の第一歩、親として子供達のために「良かれ」と思って当たり前の様に敷いたレール。私と夫が共に通って来た幸せになるためのレールでした。そして、気がつけば私は母と、また夫は父と全く同じ言動で子供達に躾をし教育しているのです。

「このままでいいと思っているの!!」 「いまのままじゃダメじゃない!!」

そう…本当は、私は両親に認めて貰うために頑張ったの。〝母の思い通り〟を自分の幸せな人生だと思い込もうとして頑張ったの。愛して欲しかったから。本当は分かって欲しかったの。凄いねって褒めて欲しかっただけ。愛して欲しかった…たったそれだけ。

子供達をコントロールしている私の中に様々な感情が渦巻いていると、ずっと前から気付いていました。でも気付いていたからこそ傷付くのが怖くて感情と繋がらないように蓋をし、ブランドとステータスで隠して生きてきたのです。そういう生き方しか知らなかったから。

こうして、私が自分の声を素直に聴けるようになると、相手という目の前の鏡に映った私の声も、ちゃんと聴けるようになっていきました。娘の姿は私が一番やりたかった事、パートナーの声は、あの日私が封印した心の声。そして…私の心は 〝愛してよ〟と叫んでいる…。

人間はトリックの中で〝人からどう思われるか〟を基準に、生きています。ですから、本当の気持ちを抑圧して自分ではない自分を演じているのです。素直に〝愛してよ〟と叫ぶことすら許されず。そして、抑圧したその思いは、目の前の一番近い鏡であるパートナーや子供に現れる仕組みになっているのです。抑圧の連鎖…私は親から、そして私から子供へ。もうこの切ない連鎖を終わらせる時が来たのです。

私はミロスのシステムを知り、今まで人間が悩み続けた根源を知る事ができました。愛して欲しかった。解って欲しかった…たったそれだけ。いつまでも繰り返される終わりのない抑圧の連鎖を、私はミロスのシステムを知る事で完全に終わらせる事が出来ました。

講師からのメッセージ

私の母は、私が長女を妊娠した直後に癌でこの世を去りました。母が本当に手にしたかったもの、母が心の底から望んでいたのは、父の成功によって得られた莫大な財でも、自由に買えるようになったブランド物の服やバックでもなかったと思います。

ただ愛されて生きていたかっただけだと思います。そのために頑張って、頑張って、それでも自分の力では手にできなかった〝本当の幸せ〟を娘の私に託して一生を終えました。私は愛されるために私自身の本心を隠してずっと生きてきました。何かを追い求め、頑張って来たのは、愛する両親に愛してもらいたいからでした。私も母も、形こそ違いますが愛を求めて頑張って生きていたのです。

父や母、これまで人間は 〝本当の愛〟や〝本当の自分〟を見たことがなかったのです。何かができないと愛してもらえないと「今のままではダメ」と頑張って生きた。本当の自分に出合う…それは、システムがなければ絶対に無理でした。

父も母も、そして私達も皆システムを知らずにもがいていただけなのです。本当の豊かさも愛も、システムを知ればあなたの中からあふれ出て来るのが分かります。

システムを知れば、お金では決して買えない〝本当の愛〟を手に入れる事ができるのです。ミロスアカデミーでは世界で初めて、その方法をお伝えしています。

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