親子の『わかり合えない事』が争いでありテーマ。絶対に何が何でも「自分の生き方、苦しみ」だけは遺伝させたくない!と思って生きていた彼女。親子だけでなく他人とのコミュニケーションの中でも、頭の中では、分かっていても言葉にすることが難しく、話そうとすればするほど、しどろもどろで、人が話してる最中でも先に伝えてしまったり・・・イロイロあった彼女が「アスペルガーを受け取る」ことで、やっとコミュニケーションが取れるようになった!表現することが楽しみになった彼女でした。
『受け取ることで運命は変わる!』
(Tさん 60代女性 山口在住)
『運命は遺伝する~父と母を超えたいあなたへ~』このタイトルに惹かれて、田坂講師のLifeコースを受講しました。
絶対に何が何でも孫たちには私の生き方、苦しみを遺伝させたくないと思ったからです。特に娘は、私を忠実に映し出す鏡。自分を知るために、娘と対話しながら進んでいきました。
娘と昔の事を話すなかで、
「幼稚園の頃、学習時間に飽きたら勝手に園庭に出て自由に遊んでいたけど、今なら問題にされていたね!」
と言ったところ予期せぬ逆襲にあいました。
「大体、おかあさんがアスペルガーなんよ。人の気持ちが分からない!お父さんから怒られても怒られても自由にやりたいことを、懲りずにやっていたじゃない。」
と言われてしまいました。
で、こんなことをミラクル☆ステーションで、笑い話のように仲間に話すと、「あなたがアスペルガーなんじゃなーい?!」と言われて・・・初めて受けとれました。
アスペルガーを認めた事で、今まで私の中での矛盾が点と線で繋がりました!
頭の中では、分かっていても言葉にすることが・・・難しく理路整然と、ちゃんと話そうとすればするほどつっかえるから、しどろもどろ・・・思い付いたら、忘れそうだから人が話してる最中でも先に伝えてしまったり、タイミングを見計らっていたら空返事になって注意されたり一気に伝えようとするから、「Tさん、息をしてないよ!」と言われたり遠回しに気持ちを伝える事が出来ずに相手を傷つけ、逆に怒らせてしまう事が多々あったり。
それもこれもアスペルガーだったからか!! と納得出来ました。
この事を娘に「私がアスペルガーなら貴女もアスペルガーだね」と話すと心理学を学んでいる娘は、簡単に「そうかもしれん。私は潔癖症で嘘が嫌いで、突き当たる事がよくあったから、今は中庸で生きる事にした」と・・
「お母さんね、経営者や成功者はアスペルガーがいるみたいだよ。自由な発想、突き抜けるエネルギーに枠がないから」
「私たちも同じだね」と笑って、二人でアスペルガーを受けとりました。
その後、娘の中にも変化が表れてきました。職場で忘れ物が多くて、すぐキレる等で性格が悪いと嫌われていたスタッフの事を「注意欠陥、多動症だった」だけだと受け取る事が出来て、東京での大切な出張の折り、そのスタッフの彼女の起こすミスを、全て機転で対処することが出来たと、自分の能力について話してくれました。
仲間に話したことで、受け取る事ができ、受け取った事を伝える事で、ミロスを知らない娘も目の前を受け取っていけるようになっていた。
私たち親子は『わかり合えない事が』争いのテーマでした。
今回アスペルガーを受け取るという最高の体験をすることができ、そして、この話を笑いながらシェアする目の前の相手も、「あっ 私だ!」とか・・・ずっと隠してた弱さを勝手に受け取られいく連鎖も面白くてこれからも表現することの楽しみも感じながら伝えていこうと思いました。