「さっさとしなさい!」と娘に口癖のように言うくらいだから、自分が時間に遅れることが嫌。「女性性=時間」との関係性を聞いたことで、まさか子どもの頃に無意識に押し込んだ「女の子らしくない!」という自己否定があったなんて驚き!女性性が欠けてる?と思って生きていた彼女が、女性性を取り戻すためのプログラムだと分ったことで、もう時間に縛られることはありません。約束に遅れることへの罪悪感も無くなり、ゆったりと過ごせるようにもなりました。
『呪縛からゆとりへ~時間と女性性との関係性~』
(Iさん 40代女性 沖縄県在住)
「あなたの口癖は何ですか?」と、ある講師に聞かれたけれど、直ぐには思い浮かばず、しばらく宿題にすることにした。
そして次の日娘に聞くと、
「『さっさとしなさい!』じゃない?」と言われて苦笑い。
そういえばよく時間の事でイライラしてる私がいる。
時間にルーズな人が許せない。集団で歩く時もなぜか気づくと先頭になり、後ろの人たちをどんどん置いていく。
それより自分が時間に遅れる事が何より嫌い。
人を待たせるなんてとてもやりたくないことの一つ・・・。
仕事になるとさらに顕著で、仕事の30分以上前に着かないと落ち着かない。
遅刻なんかしたことないのに、翌日朝寝坊しないか心配になって前の晩から緊張して、眠れないことが何度もある。
仕事開始5分前に悠々と職場に入ってくる人たちを見ると、一体どんな神経してるのか理解出来ない。
これが私と時間との関係。
「時間が無いのよ!」これが自分の心の有りようだった。
しかし、ワンデイコースの中で講師の話を聞き、自分の中の女性性が深く癒されるのを感じた。
熱い涙が込み上げてきた瞬間だった。
そして
「女性性=時間」と聞いてハッとした。
「私は”女性性が欠けてる”を持って生きてきた。」
だからママ友を作ったり、父母会に参加することが異常に苦手だった。
そして、その”欠けてる”がどこからきたのか記憶の中から思い出せた。
私が小学校に入る前、いつも近くに住む従兄弟のお兄ちゃん達と男の子の様に遊んでいた。
奇抜で危険なこともしたが、とっても楽しかった。
ある日、サッカーをして遊んでいると、どこからか可愛らしい格好をした女の子が二人私達を見ていた。
従兄弟の一人が「サッカーは女の子のするもんじゃないぜ」
そして私を指さして「こいつは女じゃないから」そしてサッカーを続けた。
その時、実際にどれほど自分がショックを受けたのかは覚えていない。
ただ、小学校に上がってからは、体育のある日以外は、ずっとスカートを履いて学校に行きたがったのを覚えている。
「女の子らしくないと」と思っている自分が「女の子らしくしよう」と思っても、自己否定がつのるばかりで、小中の頃は周りからいじめられたり、暗い女ということで嫌なあだ名をつけられたりもした。
もちろんそれがなぜだかその時は分からなかった。ただ辛かった。
これが自分の女性性を取り戻し、生まれ変わって生きるためのスタートのプログラムだったとしたら・・・。
ワンデイの帰りの車の中でそれに気づいて、更に癒された。
ワンデイからの帰り、家に着く時間が家族に話した時間より遅くなりそうだった。
しかし、もう約束に遅れてることへの罪悪感は無かった。
そうして家に着いたら、誰も私を責める雰囲気は全く無く、その上、驚いたことに娘があっという間に成長していた!?
今までずっと出来ないと思っていた料理を、自分なりに工夫してこなし、後片付けまで完璧にやって終わっていた。
本当に、無意識に押し込んだ「自分が自分を見る目」が変わっただけで、目の前が一変した。
全ては幻想という意味が分かった。
これまで目の前の人との関係性が変わるという体験はあったが、まさか時間に対しても関係性が有るとは目から鱗である。
女性性の欠如という幻想が、時間に余裕のない人生を作り出し、それに気づくことでこんなにもゆったりと生きられるとは!!!
あれから一週間、時間に追われずただ安心して居られるという感覚。
たっぷり有るという感覚が素晴らしい。
人を待つことも、待たせることも、以前とは違う感覚がある。
以前とは同じことをしていても、穏やかに事を運んでいる自分がいる。
本当にミロスの凄さ、そして自分が何者であるかに感動しかない。
女性性を復活させた自分がこれからすることにワクワク!