ミロソフィア沖縄からはミロス・ヒアリングを受講された生徒様からの嬉しいご報告をお届けします。
こんにちは。
ミロスに出合い、自分だけでなく周りも含めていろんなことが変化しています。
ミロス・ヒアリングを受講して自分の気持ちが吐き出せていくことで、どんどんと心が軽くなっています。
ヒアリングを意識するようになってからの体験です。
先日、入院中の父の付き添いをしているときのことでした。
父はもう話をすることはできないのですが、マッサージをしたり話しかけたりして過ごしていました。
父の向かい側にICUから上がってきた父と同じ80歳くらいの男性。ふとした瞬間に目が合い、向こうから話しかけてきました。(人との会話が楽しくて興味が出てきたのはミロス・ヒアリングのおかげですね。おかげで最近色々な場面でよく話しかけられます)
そのご年配の男性は、病気のことや医者に対する不信。ネガティブなことばかりお話しされていました。それをしばらく聞いていたのですが、ふと何かしたいことないのかなと思い、聞いてみました。
私
『病気とかなかったら何がしたいの?』
男性
『釣りがしたい!』と目を輝かせて言いながら。『ホントは♪・・・あ~~でも・・・迷惑かけるからな・・・』と肩を落として口をつぐんでしまいました。
私
『頭の中で考えることは自由ですよ~。いいじゃないですか~』『で、何がしたいんですか?今 言いかけたのは何?』と聞くと
男性
『本当は、船を借りて魚をたくさん釣ってみんなに振る舞いたい』と・・・。
そこからは、奥様がいかにお客様のためを想ってお仕事をしているのかと嬉しそうにお奥様自慢をされました。
でも少し間が空いて、また言うんです。『ホントは・・・』って。
男性
『ホントは一番したいのは・・・奥さんと手を繋ぎたい』
『ホントは・・・ほっぺとほっぺをくっつけたい』
『ホントは・・・奥さんのほっぺにキスをしたい』って。
言いながらポロポロポロポロ大粒の涙を流されたんです。あまりの突然のことにこちらがびっくり、父と同い年くらいの男性が泣くなんて!!!
でもその姿を見てとても癒やされました。
入院当初の父に母がハグをしながらほっぺにキスをしていた姿が浮かびました。
私の家族は、ミロスを知ってから母の父に対する強烈な怒りや憎しみがどんどん消えてしまいました。父も別人のようになって二人は喧嘩をすることもなくなりました。
でも何か過去のカスようなものが二人の距離を邪魔をしていて、もっと仲良くしたいはずなのに父も母ももう一歩が近づけないように見えていました。
今回の父の入院と病気のおかげで、そのカスのようなものが一掃されたのです。それが前述した、母が父にハグしてほっぺにキスする姿でした。
母のとった行動に父は、照れくさそうにそっぽを向いて、何も言いませんでした。
母の父へのハグとキスは、父が話せなくなった今も続いています。
帰る前にハグしてほっぺにキスをする母。以前の怒りや憎しみがあった頃は、父との結婚に後悔しかなかったのに、今は『この人で本当に良かった。お父さんの側にいるだけで愛おしい気持ちしか湧き上がらないのよ』と。
父が母のハグやキスにどんな思いだったのかは、母と私の想像の中であれこれ思うことしかできませんでした。でも、今回目の前に父の気持ちを表現してくれる方がこうして現れたのです。
『ホントは・・・』
父は、こんな思いだったんだ。どれほど父は嬉しかったのだろう!どれほど母を愛おしかったのだろう!目の前を通して父の想いを受け取ることができました。
それを母にも伝えることができました。二人で嬉しくて泣いてしまいました。
ミロス・ヒアリングで話していく中でなかなか言えなかった自分の想いや本当の気持ちが少しずつ出せるようになりました。
それはいつのまにか私のなかに安心感というものになったのかもしれません。そして私にも誰かの気持ちを聞いてあげることができるスペースができたのだと思います。
安心している自分だからこそ聞いてあげられる。寄り添ってあげられる。
今だからこそ、聞くこと話すこと。普通に当たり前にできることですが、とても大切なことだと感じています。聴いてもらえることがどれだけ豊かなことなのか。話せることがどれだけ安心を感じるられることなのか。
聞いてもらえること、話していいと感じられることでどれほど癒やされるか。きっと父も同じように癒やされています。
母と父の介護をしながら、小さな頃に取りこぼしてしまった家族という愛の糸を紡ぎ直すように、とても穏やかな時間を過ごせています。
ミロスに出合えたことに感謝です。
いかがでしたか?
本当の気持ち・・・伝えられてますか?
ミロス・ヒアリングの中で自分の想いを自分に伝えてみませんか?
あなたがあなたに寄り添える奇跡『ミロス・ヒアリング』
こんにちはミロソフィア沖縄の阿波根です。
沖縄も朝夕はずいぶんと涼しくなりました。
日中の青空と夕方の果てなく拡がる茜色の雲。
まるで夏の終わりと秋の始まりが出逢う瞬間を感じさせる季節です。