たくさんの気付きと理解ができました（Hさん 男性）
田坂先生、今回のLIFEコースどうもありがとうございました。
女性ばかりのLIFEコースは初めてだったので緊張していましたが、たくさんの気づきと理解、そして体験をすることができました。
まず1つは「できる」「できない」をしっかり理解できました。
小さい頃から優等生でいることでしか、自分の価値を図れませんでした。
人から評価されることは良いこと、人の信頼を損ねることは悪いこと。
だからこそ「できること」が大好きで「できないこと」は大嫌いでした。
外ではかっこよくクールで感情を出さず、人より優れていること、できる自分を見せ示すことで、自信のなさを埋めていました。
だからこそ、家の中はぐっちゃぐちゃ(笑) 外で輝くふりをする分、家では疲れて誰とも話さず１人でいる方が好きでした。
でも、できない自分ってなんだろうってLIFEコースで思うようになりました。
ミロスを知る以前から、自分が何かを疎かにしたことなんてないですし、先祖代々、誠実に生きてきてるじゃんって。
まっすぐに生きてきてるのに、何でこんなに自分を信じられてないんだろうって。
仕事でメールの添付忘れたくらいでは死なないですし、少しの間違いで崩れさってしまうような生き方はこれまでもしてないじゃんって気づけました。
間違えたっていいや、って思えてから外側が緩みました。
歯医者行ったら「歯がきれいですね」、美容室行ったら「頭の形きれいですね」と言われ、これまで話したことない人とも職場、プライベートを問わず話せるようになりました。
間違えたって助けてくれる人がいて、忙しいときは声をかけてくれる人が周りにたくさん出てきました。
これまでもいたのかもしれないですが、自分には全く見えていなかったのかもしれません(笑)
2つ目は両親の気持ちにしっかり触れることができました。
話を聞かず、自分の言い分だけを通す理不尽な父親の気持ちも、働いているからこそ理解ができました。
家族を守るために、昼夜必死に働いてくれたことを。
誰よりも家族が壊れないように頑張る繊細さも、会社での苦しみこらえて、家族のために頑張ってくれたことも。
本当は2人の息子の成長を誰よりも喜んでくれていたことを。
親の面倒を見なくていい、好きなことだけして生きていきなさいと、幼い頃から母に言われてきました。
まるで自分の居場所など、ここにないと思ってしまいました。
ただそれは、制限の多い家庭で育った母がしてくれた、最大の愛だったって分かりました。
子供にだけは幸せになってもらいたい。この悲しみは自分だけで終わればいい。
ただ健康に、幸せに生きてほしい。
そんな慈しみの心に触れることができました。
これまでは女性に弱音を言われるのが好きじゃありませんでした。
なにか解決方法を提供して、助けてあげなきゃいけないと思っていたからこそ、弱い部分は見ないで生きてきたのかもしれません。
でもただ聞いて、共感したり、感じたことをシェアするだけでいいんですよね。
話を聞くときはいつも正解を出すことが正しいことだと思っていたので、話を聞いているようで聞けていなかったなって思いました。
人の相談には解決ばかり頭に思い浮かんでしまい、色々な気持ちを感じ切れていませんでした。
今回のLIFEコースでは（普段聞けない話も含めて笑）たくさんの人の、1つ1つの思いを聴いて、そしてそれが自分にもあって泣いたり笑ったりできるのは本当に面白かったです。
「生きる」って面白いことだなって本当に心から感じられました。
いいことも悪いこともあって、楽しいことも悲しいこともあって、ちゃんとその自分の気持ちを見てあげるだけで、こんなにも穏やかな気持ちになれて、もっと自分を知りたいと思えるんですね。
本当にどうもありがとうございました。
