MIROSS ACADEMY

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まさか、介護が楽しくなるなんて…!

私には3歳上の姉と2歳上の兄がいて、3人兄弟の末っ子として生まれました。母親は兄が学校で問題を起こしてばかりで頻繁に呼び出され、姉の心配事にもいつも気を揉んでいました。そんな親の苦労を見て育ったせいか、私は親に迷惑をかけない、手のかからない子どもとして自立していきました。

高校を卒業と同時に親元を離れて自由奔放に生きていましたが、1年後に父親がパーキンソン病になったことをきっかけにして、後に介護の勉強を始めることになりました。「いつかは親のために役立つこともあるだろう」と思っていたのですが、やがてその道のプロとして、施設長とケアマネジャーの仕事に就きました。

親元を離れて10年が経ったとき、父親の病気が悪化しました。母親だけではどうしようもなくなったので、なかば強制的に静岡に戻ることになりました。当時は私が祖母と同居し、母親が実家で父親の介護をすることになりました。もちろん母親が介護していますので、私はアドバイスをするだけでした。

しかし、仕事の現場のことで頭がいっぱいだった私は、「介護のプロだからといって末っ子の私だけが、なぜ介護をしなければいけないのか?」という思いを拭うことはできませんでした。

私の姉が両親と住んでいましたし、兄も近くにいるし、親のことは心配ないだろうと思っていたのに、頑張って生きてきた人間が、ある日突然、介護をしなければいけなくなったのです。真面目に頑張って生きてきて、何も悪いことはしていない。なぜこんな苦労ばかりが続くのか ─ 終わりの見えない介護の世界。頑張り過ぎて病気になり、バーンアウト(燃え尽き症候群)となって生きがいを失い、何もできなくなる人もたくさん見てきました。

そんな時、私はミロスシステムに出会いました。それは、今まで学んできたこととは違い、誰も教えてくれなかった “この世の仕組みや根源” であり、介護をしている人と介護をされている人を同時に解放し、救うことができるシステムでした。

「なぜ上手くいかないことばかり起こるのか?」
「なぜ苦労ばかり起こるのか?」
「なぜ頑張り続けても、実を結ばないのか?」

私は両親から褒められること、認められることを諦めて生きてきたつもりでした。それでも頑張ることが当たり前でした。両親と同じように、頑張れば必ずいつかは幸せになれると信じていたからです。

そんな私が介護をすることで、自分が両親から必要とされたかったこと、認められたかったことを知りました。その瞬間、「これこそが自分のプログラムだった!」という感動で全身が震えました。人生で初めて、本当の癒やしを体感したのです。

全く新しい “視点” を手に入れることで、介護で疲れて終わりの見えない毎日から脱出し、誰もが笑顔で明るく安心して暮らせる ─ そんな社会がもう目の前に来ていることを私は確信しています。

鈴木優子講師インタビュー

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