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「両親から愛されていない」「両親に傷つけられた」そう思っている人は、たくさんいると思います。でもそれって本当でしょうか?今回ご紹介する彼女は、そんな思い込み、幻想のカラクリを紐解き、新たな人生を歩み始めました。さぁあなたも、新しい知性で豊かな人生を手にしませんか?


 Fさん 40代 女性【群馬県】

私の人生を動かしてきたもの?

母親という存在。それは生命の源であり愛の象徴でもあります。
その母との間で体験してしまう真逆の体験。
そこに罪悪感を持ち、無いものにしてきたことで、この無意識が強烈に私の人生を動かしてきた事を知り、また母から受け継いできたものを観ることができました。

社会的、表面的な現象

私は、理不尽さや報われない思いを体験する事がよくありました。自分が握りしめている正しさがそうさせているのはわかっていたのですが、一人ではなかなか深い所まで行けないのでミロスカウンセリングを受講しました。そのなかで無自覚にやってきた事が観えました。

□私が場所を変え、人を変え、見てきた光景は、忙しい人に甘えてはいけない。自分の気持ちは抑える。
→結果、自分の中に在る怒りは増幅する。

□相手に服従。言われた通りに自分の時間も人格も相手に明け渡す。
→結果、自分を理不尽に扱い、自分に超攻撃して、過呼吸。バーンアウト。無気力。

相手に真剣に向かえば向かうほど、愛が強くなればなるほど、これが思いっきり出るのでした。
その自我が作ったストーリーの中で、バーンアウトして無気力になった私を、
「守ってあげたい」と親身に全てを受け止めてくれる人が現れました。

これは女性同士でも男女間でもそうなんですが、強烈に「あなたを守りたい!」という気持ちが湧くそうなのです。その眼差しを向けてもらった時に、私は「報われた」と感じ、親にしてもらえなかった事が果たされたという“達成感”までありました。
守ってもらう事が目的になっていたので、理不尽な事が起きないといけなかったし、親身に話を聞いてもらったり、私に関心を持ってもらうには、気にならなければならなかったのでした。

私の“人を見る基準”は「守ってくれる人なのか、そうでないのか」なので真実の相手を一切見ていませんでした。
私は、守ってほしかった…
そして助けてほしかった…
この奥底に隠した気持ちを理解してあげる時がとうとう来たのです。

全ての根源は両親

今まで父親を見てきましたが、今回のキーは母親です。
母とは話が合い、普段は仲良しですが、仲良しだからこそ封印してしまった気持ち、言えていない気持ちが沢山眠っていたのです。
子供の頃、私がご飯を残してしまうと、
「次は作らないからね」「残すなら捨てるよ」という言葉や、出かける時に
「あと三分で支度しないと置いていくよ」と当たり前のように浴びていた言葉に、常に強迫観念と、捨てられる恐怖を持ち、学校に行く前に吐いてしまう事や、手や声の震えが止まらなかった時代がありました。

そして、小学校1年生くらいの頃から、父と母はダンスを習い始め、夜にいなくなるのですが、寂しさが積み重なり、高校生の時には友達と上手くいかなくて精神的にまいっていて、両親に話を聞いてもらいたくても、煌びやかな衣装の身支度に忙しい両親にその事を言えず、一人でフラフラ橋の上に立って泣いていました。その時の私の心の叫びは「助けに来て欲しい!」でした。

最大の攻撃は“無視”

そして一番の傷になってたことは、小学生の頃、母の顔にブツブツが出来ていたので、それをふざけ半分で言ったら母が本気で傷ついてしまい、7日間もの間、無視をされるという体験です。これがやっと出てきてくれました。母の懐から突然弾かれた地獄の7日間「私は悪い子」を自覚したくなくて、この体験を表に出せませんでした。

「無視は最大の攻撃」だそうです。父からは暴力という見える攻撃を、母からは無視という見えない攻撃を喰らい、
「私は攻撃される存在なんだ!!」と思い込んだため、無意識下でいつも攻撃されるのでは?
と怯えていたから常に緊張状態にあり、リラックスできずにいました。

するとその頃から学校でいじめにあうようになり、母は学校に電話を掛け「うちの子がいじめにあっているそうですがどうなってるんですか!」と抗議しました。

これらの事を講師に伝えると、
「守るというプログラムがとても強く作動するね」と教えてくれました。
え?守る? 全然自分にはそんな発想は無かったので思考がストップしました。

「お母さんはあなたを守りたいという気持ちが強いんだね。それが躾やルールに攻撃性として出たり学校にクレームを出したり。そんな不器用で、善かれな守り方になってたね」

母の思いを知る!!~守って欲しかった~

そして「母も守って貰えなかった!何かあったんだよね?」と。
はぁ!お母さんにも!?
確かに! 母に幼少の頃の出来事を聞いた時があったのですが
「お母さんには嫌だった記憶ってあんまり無いんだよね~幸せだったから」と言っていたのにある日突然

母(私の祖母)に理由もわからず頭を叩かれた記憶や、ランドセルが自分だけ茶色だったので、学校で毎日からかわれ、6年間も我慢した事を打ち明けてくれたことがありました。

何度助けて欲しい!守って欲しい!という叫びを6年間も我慢してきた事か!!孤独だっただろうなぁ。
「ランドセルを買ってくれた兄妹に悪いから自分の気持ちを押さえた」とも言っていたなぁ!

母は私か! 私の思いは母の思いだったんだ!!
守りたい!が強くて躾やルールに攻撃性として出た!
攻撃が守る事で、守ることが攻撃~?ハラハラハラっと力が抜けました。

この事を知らなかったので、私は今まで、攻撃が無い世界を知らなくて両親に感じた攻撃だけを真実として、捨てられる恐怖と脅迫観念から、人に仲間はずれにされることを恐れ、相手の手となり足となり尽くすことで自分を守り、この“防御と攻撃”の終わらない止まらない世界をずっとやってきた事がわかった時、

講師が
「もう攻撃する人はいないよ」「もう重い盾は必要ないよ」
と優しく包み込むように言ってくださったのです。そのことで、今までかかっていた黒魔術が解けたみたいになり、攻撃が無い世界があることが人生で初めて感じられて涙が溢れました。

いま、私の心と身体には、ともにリラックスが訪れています。

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