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結婚に対してネガティブなイメージが多いようですが、最も近い存在であり、永遠の愛を誓い合ったはずなのに、どうしてこうも夫婦は分かり合えないのでしょうか?今日ご紹介するご夫婦は、お互いに向き合い、自分達のパターンを見破り、本当の意味で分かり合えた二人です。癒される体験を是非ご覧下さい。


 Nさん 40代 女性【埼玉県】

この人といると一生退屈しないに違いない!

当時、恋愛に対して諦めきっていた私は、仕事に生きようと、自分のブログを手伝ってくれる人を探してました。イロイロいじってるうちに、Facebookの「知り合いかも?」という機能がきっかけとなり、高校時代の後輩と繋がり30年ぶりに再会しました。

高校時代の彼は、スラッとして、手足が長くて、ジブリのアニメに登場する、アシタカのように真っ直ぐな瞳をした、どこか目立つ涼やかな青年で、女性の先輩たちにとても可愛がられていました。ところが再会した頃の彼は、転勤時代に不摂生な一人暮らしをした結果、すっかり太ってしまったあげく、その日の服装は、穴の空いた赤いジャージの上下を着ていて、涼やかなアシタカから“赤いドラエモン”になった彼にびっくりしたのを覚えています。

男性として強烈にさえない姿ながら、話してみると、それとは全く真逆のことも感じ、本来の彼は全く見えないところに眠っていて、私にはダイヤモンドのようなオーラがキラキラ輝いているのが見えて、「この人といると一生退屈しないに違いない」と直感的に感じました。

二人とも、ただ愛されたいんだ!!

ある朝、彼と待ち合わせてご飯を食べて、夢中で話しているうちに気がついたら、夜になってたこともありました。

彼は過去にフラれた歴代の彼女の話を延々とし、「愛して欲しい」という言葉を投げつけて攻撃をしてると感じる一方で、ミロスが素晴らしいことしか話さない私。

「二人とも、ただ愛されたいんだ!」

私たちはその日から交際がはじまりました。

当時、彼は携帯電話の修理を請け負う、正規代理店のお仕事で、スマホを使いこなせないお客さんの相手を毎日して、無理難題やクレームを言われ、とても辛そうでした。

付き合い始めてほどなく、彼は別の部署に異動になり、その不安を毎日、平均して1時間半電話で聴いておりました。話し続けるそのエネルギーにびっくりしながらも、私達の“自己評価の低さ”を見ていきました。

“無価値感”で生きていた!!

その自己評価のことですが、加藤万紀子講師のミロス体感講座受けたときに気づいたことがありました。

彼の母方の祖父は、ミンダナオ島で自分が逃げ込むはずだったタコツボに他の人が入り、その人が亡くなってしまったという体験がありました。本当は自分が死ぬはずだったのに生き残ってしまったことに対する“罪悪感”があり、社会的に成功して立派だった祖父ですが、代々繰り返してきた“無価値感”で生きていたことが分かったのです。

ミロス体感講座受講後から、彼は自分のしたい仕事ができて楽しいと口にするようになり、数日後には正社員採用になりました。

そしてこの“無価値感”の体験が、今度は私の“父と母”の体験と重なりあったのです。

父の生い立ちを少し話しますと、台湾で生まれた父は、祖母の友人の養子になりましたが、養父が事故で亡くなった事で再び実家に戻され、自分にそっくりな攻撃性をもつ祖母を憎み、父と祖母の関係は祖母が亡くなるまで強烈に不仲でした。

そして父はそんな感情を持ちながら、会社での出来事を母に毎日報告をする人でした。母は聞いているうちに、やがてノイローゼのようになり、鬱になってしまいました。激しい口調で同僚の悪口を話し続ける父を見て、父が母を責め、私には父が悪い人にしか見えませんでした。母に理解者になって欲しかったし、愛されようと努力をしたものの通じなかったのです。

我慢していたことに気づいて…

そして私ですが・・・

結婚してから、すぐに体のあちこちに不調が出て、だるくて動かなくなり昼間はほとんど寝込んで、夫が会社から帰ってくる夜だけ、必死にご飯を作ってただ待っているだけの生活が続きました。

夫は、結婚する前から、
「役に立つことが目的で結婚したんじゃないんだよ。僕は大抵、家事はなんでもできるから頑張らなくていいんだよ」と言ってくれていました。
それでも私は、いい妻にこだわり、病気を嫌い、役にたつのが良い!と拘り自分の体や本音をすっかり無視し忘れていました。
「私の母から受け継いできた女性のDNA」「体の動かない私」この二つが葛藤していました。
「ダメ妻・いい妻」両方が自分にあることを認めて終わらせようとようやく手放すことができました。
男性に対して願ってきた“愛してほしい”という想いを諦めてきたこと。それら、一つ一つをただ、押し込めず、寄り添うように味わいました。
私は子供の頃から両親に対して強烈な寂しさを持っていて、我慢していたことにも気がつき、夫に正直に「寂しい」と訴えました。

結婚って素晴らしい!って感じて…

そんななかLifeコースで、淡々と実践しているうちに、今度は“攻撃性”を受け取れるようになり、自分を徹底的にいじめてることにも気がつきました。私は、今まで何事もなく表面的にはうまくやってるけど、実はずっと母に対して感じていた、親子でありながら、どこか“遠い人”のような感覚がありました。

実家では女性性を潰していることに気づきませんでしたが、結婚して環境が変わり、自分の扱いを見直すことができて、地に足が着いてないような、何か大切なものを忘れてるようなそんな感覚が薄れていき、
「今を生きてる感覚」この思考の思い通りでない「今のままでいいんだという感覚」に気づき、母に対する感謝が溢れるようになりました。

父に対しても、父の感じてきた世界を追体験することが起きたことで、初めて父が感じてきた“恐怖と大変さ”を感じ、なんとか父が生き抜いてくれたことにも感謝できました。

「結婚って素晴らしい!」と感じている、今の私がいます。

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