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  3. 親子間の事件、家庭崩壊を未然に防いだ ~親子再生の軌跡~

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親への暴言や暴力、盗難や飲酒、喫煙などの非行行為、引きこもりに家庭内暴力、等々。手に負えない子どもに憎しみを感じ、突き放してしまいたいと思うこともあると思います。でも、いくら問題行為を繰り返す子どもでも、あなたにとってはかけがえのない存在。なぜそうなったのか?そのメカニズムを理解することで、お子さんに指一本触れることなく、深刻な状況から抜け出すことができるのです。


 Fさん 40代 女性

何故うちの子はこんな風になったの?

勉強や学校生活もそつなくこなし、活発だった長男は、中学2年で学校に行き渋るようになり、3年で完全に不登校になりました。昼夜逆転し、ゲーム三昧になってしまった長男を見ると、怒りが爆発してしまうこともあり、必死に説得したり、解決策を探したり、何とかしてもとの息子に戻そうとしました。

しかし、その結果、警察にお世話になるほど、親子のバトルを繰り返し、長男との関係性は悪化。
「おまえのせいで、俺はこうなった!」
と言われ、ついに親子の会話は途絶え、互いに顔を合わせない生活になり、長男との会話には、ソーシャルワーカーさんにサポートに入っていただきました。

◎どうして、うちの子はこんなふうになってしまったのだろうか?
◎この子の将来はどうなってしまうのだろうか?
◎どうして、長男のやること全てに腹が立つのだろう?
◎どうして怒りがコントロールできないのだろう?
◎早く、この不安や恐怖から解放されたい!

親との関係性が、子どもに引き継がれる

そんな状況の中、牧寛子講師のブログに出会ったのです。

「うちの子も、今の状態から脱け出せるかも!」
ようやく安心できるところに辿り着いた感覚でした。

誰にも言えない長男のことを牧講師のカウンセリングで尋ねると、どんなことでも講師は既に体験済みで、何を相談しても、それに対する明確なアドバイスが返ってきたことにビックリしました。振り返ってみれば、カウンセリングで言われた通りになっていきました。

ある日、長男との親子げんかで警察にお世話になった時、私の小学生時代の思いが浮上してきました。

私の両親はとても仲の悪い夫婦でした。いつも強い口調で父に不満をぶつける母と、無視をする父。父の堪忍袋の緒が切れると、取っ組み合いの喧嘩となり、私と弟が止めに入っていました。

常に雰囲気は最悪、いがみ合う両親を見て、私は
「こんなの家族じゃない!早く家を出たい!」
「私を保護して、お父さん、お母さんを捕まえて下さい!」
と、何度か警察に行こうと思っていました。

実は私の長男も自ら警察に電話したことがありました。まるで「この親を捕まえて下さい!」と言うように。

『え? あの時、私ができなかったことを長男がやってるの?』

私と親の関係性が、そのまま私と長男の関係性に受け継がれてしまっていることに驚きました。

長男の言葉は、私の抑圧した思いそのもの

また、夫とはお見合い結婚ですが、決めたのは私の母でした。母は、とても支配的で、私には絶対的な存在だったため、自分の思いを言っても無駄だと諦めていました。自分がどうしたいのか? 何を表現したらいいのか?…わからない状態でした。

そんな私は、いつからか親の言うことに合わせて従順なフリをし、その一方で『親のせいでこうなったのだ!』と、親に復讐する人生を歩んでいました。

長男が私に言ったこと。「おまえのせいでこうなった!」

まさにこれも、子ども時代の私が抑圧していた思いそのものでした。こんなにも、自分と子どもが同じことを思っているなんて、本当にビックリしました。

頼れない夫。母の気持ちが分かった

結婚生活は、最初はうまくいっていましたが、家族に遠慮がちで引っ込み思案な夫に、頼りがいがない、父親失格、と日増しに不満が大きくなり、男が家族を引っ張っていくという理想とのギャップに、この人に期待しても無理だと諦めてきました。

でも『父親がいるのに、父親がいないのと一緒じゃん!』
そう思った瞬間、これも私が幼い頃に父に感じていた感情と全く一緒であることに気がついたのです。

それと同時に、私の母もこんな思いをしていたんだ。父に父親らしいことをしてほしかったんだ。でもそれを諦めたから、母が父親役もしていたんだ。

「私と一緒だったのか!」と、母と私が重なった瞬間、母への復讐心も消えてなくなりました。

自ら進路を決めて動きだした息子

その後、牧講師のLifeコースを受講し、『上手く行かなかったメカニズム』を理解していくと、絶対に行かないと言っていた卒業式に長男が出席。

更には、私の体験を伝えて行こう!と、ミロスラボラトリーのサポーターになる事を決めると、Lifeコースの最終日に、長男も自分の進路を決めていたのです。

実はこの1カ月前、長男は自分の進路について不安だらけで自暴自棄になっていました。私学を受験しましたが、結果は不合格。公立高校の受験は予定していなかったため、4月からの進路は途絶えたままでした。

長男も「絶対に高校なんて行かない!」と言っていましたが、自分の意志を夫に伝えていたのです。私は、長男が『家から出るとは思えない。前向きになるとは思えない』と勝手に思い、絶望的になっていました。しかし、長男は自分で行きたいところをちゃんと決めていたのです。

頼りないと思っていた夫が…

そして、私が留守をしていた時に、すべてのことを夫がやってくれていたのです。頼りないと思っていた夫は、私たちを黙って見守ってくれていた…。深い愛で守られていました。

1カ月前までは、絶望的な親子、夫婦だったのに、一瞬にして全てが整いました。先日、4月から長男が入学する高校の入学許可書も届きました。

次男も私にこう伝えてきました。「僕は、こんな家族なくなってしまえばいい!と思っていた。包丁でめちゃくちゃにしたいと思っていた!」と。

これを聞いて、私の復讐心が消えたから、次男は打ち明けてくれたのだと思いました。

ミロスシステムに出合わなかったら、最悪な親子の復讐劇を続けていました。長男だけでなく、家族が崩壊するところでした。

本当に防ぐことができた。本当に救われたんだと実感しています。私自身も、私の家族も、こんなに変わってしまったことにびっくりしています。

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