この病状とは一生つき合っていかなくてはいけない…。身体の自由をあきらめかけた彼女に、「病」が教えてくれた ‟生き方の習慣” とは…。
横橋 直美さん 40代 女性【東京都】
まさかこんな状態になっていたとは!
ある日、友人に、私の元医療従事者としての体験を話していて気付いたことです。
私は歯科衛生士として21年間働いていましたが、当時の私は、真っ白な白衣に身を包み、人の為、社会の為と、歯科においての白衣の天使を目指していました。
しかし、就職して働く現場で目にするのは、学校で学んだ治療や消毒滅菌とはかけ離れた、ずさんなものばかりでした。
自分の志と現実のギャップに絶望した私は、自分の担当する患者さんだけには最善を尽くそうと、必死に頑張っていました。
それが、正しいことであり、患者さんのためだと疑うことはありませんでした。
しかし12年前。激務の中、放っておいた手の痺れと痛みが悪化して、眠れない、起きていられない、食事も摂れなくなり、やっと病院へ行くと、頸椎のヘルニアと診断されたのです。
まさか!そんな酷い状態だとは…。
信じられなくて、セカンドオピニオンとして他の病院へ行きましたが、結果は同じでした。
鎮痛剤もブロック注射も効かず、仕事を続けられなくなり、仕方なく仕事を辞めて、整骨院と整形外科に通院する日々になりました。
先生からの注意事項は、
・仕事をしてはいけない
・重いものを持ってはいけない
・髪を伸ばしてはいけない
・疲れない様に…
治らないから、上手く付き合っていくしかない
とのことでした。
完璧でなければいけない!
正しく生きてきたのに…
こんなに頑張っていたのに…何故?
あまりの理不尽さに怒りが湧き、精神的にもおかしくなっていきました。
その後、少し良くなっても、痛みや痺れの症状はでるため無理はできず、歯科衛生士の仕事を辞め、接客になりました。長時間の勤務を避け、6、7時間の勤務を続けていました。
しかし、ミロスを学び、自分自身を紐解いていくことで、この絶望的な状況が変わっていったのです。
目の前に見る ”いい加減さ” ‟ずさんさ” から
先ずは、自分がその真逆の『完璧でなければいけない』と思い、生きていることがわかりました。
神経を圧迫し、痺れや激痛を起こすほどガチガチに凝り固まった私の身体は、まさに私の‟頑なさ”の表れでした。
なぜ拘って生きていたのかを知る
そして、なぜこんなにも ‟完璧さ” や ‟正しさ” にこだわり生きてきたのか?
それもミロスで自分を紐解くことで明らかになりました。
いつ頃からか無意識に持っていた『私は間違っている』という自己イメージから、正しい人でいるために、ガチガチになっていたのです。
こうしてミロスの理解が深まるにつれ、心身ともに頑なさがほぐれ、いつの間にか、長時間勤務をしたり、持てなかった重いものを持てたり、出来なかったことが可能になっていき、痛みや痺れもなくなり、身体が変わっていました。
職場や世の中、自分の人生に、どうすることも出来ない理不尽さ、怒りを感じても、ミロスシステムなら超えられます。
私の体験が役に立てばと思いご報告いたします。