「私は、幸せ!何でもポジティブに考えよう」。ポジティブ思考は、前向きで良いように見えますが、無理にポジティブになることが、“逆効果”の現象を生み出してしまうのです。
Tさん 40代 女性【静岡県】
当時の私は「何も問題はない」という、勘違いもはなはだしい超・勘違いをしていました。
「だって!成功哲学をがっちり学んだし、多少ムリをすれば何でもできるから!」と、心底自信を持っていました。
本当に幸せです(?)
そんな私が、知人に誘われ、Lifeコースを受講すると、思いもしない自分を知ることになりました。
受講の第一回目。
講師から、私のことについて聞かれた時、
「本当に幸せなんです!旦那さんのことも大好きだし、子供も3人もうけることができましたし、本当に幸せです」と、私は答えました。
さらに講師から「何か問題は?」と聞かれても、
「ないです」ときっぱり答える私。
しかし、講師は
「不満とか何かないの?」
と、また聞いてきました。
不平不満を隠していた
私は少し考えて、在宅でバイトをしているカレー屋の愚痴を話し出しました。
契約はwebページの管理でしたが、いつの間にか、お客様対応や、利益を生み出す商品の設定、その他もろもろをやるようになり、少なからずとも「不満」があったので、それについて話しました。
すると、講師が
「なんで、それするの?」
私「え…。頼まれるからです。」
講師「いやいや、なんで、あなたはそれをするの?」
私「あ…。仕事だから。」
講師「あなたの仕事はwebの管理なんでしょう。それなのになんで他のことをするの?」
私「え…。頼まれるからですかね」
私は何を聞かれているのかさっぱりわからず、頭の中が「?」でいっぱいになっていました。
子どもがいじめに
すると、講師から「あなたのお子さん、いじめられてないですか」と…。
私『なんで知ってるの? 誰か話した? それとも素行調査とかしたの?』
ちょうどその頃、長男が小学校でいじめに遭っていたので、とても驚いたのです。私は、いじめについては「捉え方の問題だ」と思っていました。
いじめてくる相手に対して文句も言わず、こちらの捉え方が変われば、全てが丸く収まると思っていたので、息子にも、
「やりかえすなんてことは絶対するな!」と厳しく言っていました。
なぜかというと、「怒りは悪」という能力開発で言われた言葉を、自分に深く深く刷り込んでいたため、それを子供にも強要していたのです。
無理にポジティブになろうとしていた
講師が私に聞きました。
「いじめている子に対して何て思う?」
私「なんでそんなことするんだろう?って思います」
講師「それは思考でしょ。いじめてる子になんて言ってやりたい?」
私「ふざけんな!私の大事な子に!」
講師「それよ、それ!”本当のあなた”が今のあなたに言ってあげたい言葉なのよ!」
それは衝撃的な言葉でした。
仕事でも、息子のことでも、本当は「ふざけんな!」と思っているのに、丸く収めようと無意識に不満や怒りを抑えてきた私。その私に、本当の私も「ふざけんな!」と言っていたのです。
そして、ここから全てが動き出しました。
いじめがなくなる
それ以降、息子のいじめはなくなり、「辞めたいな」と思いつつ辞められずにいたカレー屋さんも辞めることができました。その辞め方も、感情丸出しになる場面もあったのですが、後腐れなくパタンと扉が閉まるように辞めることになりました。
その後、日常がどんどん変わっていきました。
うまくいっていなかった夫との関係が激変
また別の講師のLifeコースを受講することになり、初日に「旦那さんのことが大好きだ」と話しましたが、実はその頃、旦那さんとうまくいかず、混沌とした毎日を過ごしていたのです。
その時も、大好きだと言いながら、夫婦円満を善しとして、無意識に不満や不安、怒りなど感情を押さえていたのでしょう。
カウンセリングを受け、講師にいろいろと聴いてもらい、最後には「私は愛されているんだ」ということがわかり、家に帰ると…、今朝まで会話のなかった旦那さんが「車を買ってくれる」と言い出すではありませんか!
ありえないことの連続
そして、ここから毎日あり得ないことの連続でした。
ビジネスで素晴らしい師と出会い、祖父から収益物件である不動産をもらったり、会社を設立し、事業も順調です。
そして、一番嬉しかったことは、ミロスシステムを本格的に学べる講座を受講できたことです。本当に大感動しました!
その時も、最初は現状から受講をあきらめたのですが、思いがけない事が起こり、”自分の想いのまま動いた”ことで実現したのです。
ネガティヴな感情を隠してポジティヴに捉え、何も問題を起こさない事が良いことではありません。
反転のトリックといい、自分の中に抑圧したものが目の前に反転し、望まない現象として現れます。
本当は、しっかりと観ることで問題は終わり、思い通りに動き出します。