仕事、家庭と時間を共にすることが多い2人。しかし互いを見つめる眼差しは常に不平不満だらけ。コミュニケーションの悪循環と同時に経済も悪循環!そんな不安と恐怖がつきまとっていた時、2人で本気で超えようと立ち上がりました。この意思力が全てを変えていきました。夫婦で実践する深み、その実践ポイントとは⁉︎
竹田 朋久さん&ちずさん ご夫妻【大分県】
■ 夫の体験:現実から逃げていた
ミロスシステムを学び、今まで実践しようとしても、なかなか理解出来ていないことに“落ち込んで”いました。 それでも分からないのを隠して分かる振りをしてきました。
結局ずっと仕事やお金ばかりに意識をし過ぎて、経済的な結果を出せない自分を卑下し、落ち込みながらミロスシステムを実践し、思いとは裏腹に益々目の前は反転し借金は膨れ上がり、状況は悪化するばかりでした。
何か指摘されると“落ち込み”で捉え、全く自分を見ようとせず、マイナスの現象を嫌い、マイナスの自分を嫌悪し、一足飛びに何とかしようとしていたのです。
今まで妻が怒って何か言ってきても、無視や拒否をし、現実から逃げてきました。
自己卑下という思考回路
妻と喧嘩する度に落ち込み、開き直ってまた落ち込む・・・。そう、この『落ち込み』こそが犯人だったのです!
落ち込んで自己を卑下し、そんな自分を認められずそのコンプレックスをバネに、なんとかしようともがいていたという、思考の仕組みが構図として見えてきたのです。
しかも夫婦で『自己卑下』という同じものを持っているので、夫婦の空間、仕事、ミロスの実践、全てにこれが現れていたことが今ならハッキリと理解できます。
妻と向き合えるようになった
そして僕の表面意識は『自分は弱音も吐かずに我慢して何も言わない。自分の事は後回しで無理をしてでも一生懸命働く母の在り方』を理想の女性像としてきた事がわかりました。
例えば、妻の具合が悪く寝ていても表向きでは「ゆっくり休んで良いよ。」と言いながら 心では凄くわがままに思っていました。 買い物に行けば「これ素敵ね」と大はしゃぎして言ってくる妻を見ては、「すぐ買わないといけない」と思い込み、即「お金が減る!」という恐怖に繋がりました。
妻が表現してくれていたものは、実は自分が一番したかった事だと理解すると、日常でも自分を出せるようになり、 少しずつですが自分に向き合い、自分の声を聞くことができてきました。
また、これまでの妻のアドバイスも、私には否定されているように聞こえ、無視や、逆ギレしたりしていました。しかし妻と自分が2人で1 つだというオンリーワンの真意を捉えられるようになると、今では色んなことをシェア出来るようになりました。
お金の奴隷になっていた
これまでは、ボディケアという仕事をしていても疲れ、暇なときでも支払いの不安で頭がいっぱいで 休みのときもゆっくり出来ませんでした。
お客様を優先しようと、営業時間も朝から晩まで一日中と長く、いつ電話がかかってきても対応できるように買物にも行かず自宅待機。買物に行っても「お金が減る」という不安で行っていましたから、私たちの思考は完全に、お金の奴隷になっていました。
夫婦の認識で思い通りの日常へ
しかしこの状況も妻との空間に出し「2人はどうしたいのか?」をシェアしました。そして思い切って営業時間を縮めたのです。すると、その時間帯に収まるようにお客様の予約が入ってくるのです!本当に自分の思い通りで、認識の世界なんだと夫婦で実感しました。
これからは夫婦で、この素晴らしい叡智をより多くの人達に感じていただけるよう、世界中に新しい風となって【らくして楽しい本来のミロス】を夫婦で伝えて行きたいです。
最後に一緒に世界を創造してくれている妻に感謝します。
■ 妻の体験:問題を解決したかった
これまでは何年も、問題を解決したいという思いでミロスシステムの実践をしていました。けれど借金に追われドン底で、主人と向き合う事も出来ずお手上げ状態でした。
そんな時「自分で実践が出来るようになる為にミロスシステムはある。だからこそブレないように実践力をつけていくことが必要」 という友人からのメッセージに強く感じ、さらに「自分の世界に責任をもつ」という中村博美講師のメッセージに衝撃を受けました。
そして問題を解決する為にあっちこっち貪るのではなく、自分を深く知るために実践をする!と夫婦でやっと腹を据えて決意できました。この意思力が後に私たち夫婦の空間を進化させました。
安心して体験が出来どんな感情も隠す必要がなく全てをシステムで捉えていける実践が楽しくなってきました。
恐怖と不安でいっぱい
以前は自営業のため、24時間夫婦離れずにいる事がお互い苦痛でしかありませんでした。カリキュラムを受けていく中でも主人と多々ぶつかり合い、お金が無い時は支払いの恐怖で不安そのものに夫婦揃って同化し、お金に支配されていました。
しかしそうじゃない! お金をミラーとして捉えてみると、自分たちの自己卑下、罪悪感がそのまま映し出されていただけ。人間はどうしても何とかしようとしますがそうじゃなかった。
元々何を決めてもいい無限の創造性があるのだから自分たちの純粋なビジョンも大切にし、システムがあるお陰で、たとえ苦しく葛藤しても無意識を見破り、夫婦で現実から逃げなくなりました。
自己卑下が強かったから
ある時、受講仲間が衝撃的な体験をシェアしてくれました。
「私は自分を下げる癖があったから、自意識過剰なぐらい自分にオッケーを出すことが丁度いいと思ってね。本来元々パーフェクトな存在の私が職場の空間にいるんだから、仕事の業績もあがって当然!って認識したら停滞していた業績が一気に上昇したのよ」
すると主人が一言。「俺達は本当に自分達をどれだけ下げてきたんだろう。いつもお客さんを上げまくって、その他の人間関係でも自分の事より相手を中心にして、それを当たり前にやってきていた。自分自身という存在に申し訳ない事ばかりしていた」 とシェアしてくれたことで、私たち夫婦は、揃って自意識過剰とは真逆の、過剰に自己卑下をして生きてきたことが見えました。
気づけば私の周りには自意識過剰な人ばかり。「お母さんは凄いでしょ!」 といつも自慢気で自信満々な母。 「姉ちゃんはな…」から始まる上から目線な態度の姉。 「この私がね…」から始まる傲慢な妹の態度。
確かに感じていたこの抵抗感は、私が自意識過剰を嫌い抑圧し、その同じ大きさで 自己卑下が大きくなって目の前に現れていた。
上から目線の傲慢な態度で、自分で自分を卑下してきた私の内面そのものが映し出されていたこの仕組みに心底笑えます! これではお互いに今ある感謝も愛されていることも受け取れずにいたわけです。
次々に好転していく…
この理解は、私たち夫婦の世界を変化させていきました。
仕事も深夜まで営業していましたが、自分たちを大切に営業時間を短くしましたが、売り上げは以前より上がりました。
さらに私たち夫婦の在り方が息子にも伝播し、今までの息子は、身体を壊してでも残業して休まず働いていましたが、今では「体に無理のない仕事をみつけ彼女と2人の将来をちゃんと考えようと話し合っている」 と連絡が入りました。数ヶ月前は彼女と別れたと泣いて電話してきた息子がです。
そして両親を巡って最悪な関係になってしまい疎遠だった妹ともコミュニケーションが取れるようになり、傲慢な妹に見えていたのが今では親を労わる優しい妹に変容し、妹への怒りの奥に隠れていた「寂しかった。こちらを見てくれてありがとう。」 という素直な自分の想いに触れられました。
夫婦の空間から広がる世界
こうしてパートナーとの空間を注意深くしっかり観ていくことで、全てが夫婦の空間から広がっていることが観えました。
私達のお店の名前も『Balance One』
この名前のとおり2人で1つ、無限に広がるOneの世界です。 今でもケンカもしますが前とは全くの別物です。
『自分の嫌っていた自分を許し受け入れる』
実践することでどれだけの凄い世界が広がるのかワクワクしています。これまでの全プロセスがこれでよかった、この私達でよかったと思いました。
主人は私の豊さそのものであり全てを見ていてくれていたのです。
ミロスシステムの実践でたくさんの感動と無限の愛を感じられました。ありがとうございます。