すれ違い生活が続いて離婚するというケースをよく聞きますが、難しいこの問題を終わらせた体験です。夫は仕事三昧の日々で、生活パターンがかみ合わず、まるで一人で暮らしているようだ…と嘆いていた妻。しかしミロスシステムを実践することで家族がが再生していきました!
石橋 祥子さん 50代 女性【京都府】
すれ違いの結婚生活
夫は仕事漬けの毎日で、平日は朝9時に出勤したら帰宅は夜中の2時3時。日曜日は休みのはずが、土曜の朝に出勤して日曜の夜中に帰宅するのが当たり前になっていました。
結婚しているのに一人で生活しているような、寂しい思いをして過ごしていました。
待望の子供が生まれた時、数か月間は夫も早く帰宅して一緒に子育てをしてくれました。しかし、そんな楽しい時間は長くは続かず、幼稚園を決める時には、相談にも乗ってくれず、私一人で決めました。その後も、子育てに関して話をすることはありませんでした。
悶々とする日々
子どもが中学生になると、遅刻常習犯になり、学校の授業にも出なかったり、また、夜中に友達と出歩くようになったり、いつ帰ってくるのかもわからない生活をするようになりました。学校から呼び出されることもあり、未成年なので、警察から電話が入ることもありました。
私は、理解の範疇を超えた出来事に、どうしていいのか分からないなか、夫に相談したくても相変わらず仕事三昧の日々で、話せたとしても、全て話せているとは言えませんでした。まして、世間体を気にする両親には絶対言えなくて、悶々とする日々を送っていました。
両親の関係性を観る
そんな時、友達の誘いで新次元思考テクノロジーMIROSSのイベント「Live in MIROSS」に参加し、その時、「ここには何かがある!」と感じて、ミロスセミナーに行くようになったのです。
そして、セミナーで1組の夫婦が一瞬で変容するのを目の当たりにしました。正直、私は自分だけが置いて行かれるような恐怖を感じましたが、それがきっかけで、自分が本気で変わろうとしていないことに気づいたのです。
これまで私は、この世の仕組みとして、『両親と同じことを繰り返している』と、何度も教えてもらいながら、自分に当てはめることが出来ないでいました。でも、自分が本気ではなかったと思えてから、改めて両親の関係性を見ていきました。
父は、全てを決めて進めていく。母は、意見を言うこともなく、父に従う。
子どもの頃、母に何かを尋ねても、「父に確認しないとわからない」という返事しか返ってきませんでした。私は、父の“威圧的で人を追い詰めるところ”、“母の相手に従うだけで自分がないところ”が嫌いでした。そして、男性に父が重なり、どうしても男の人に恐怖を感じて自分から近づけないところがありました。なので、夫は何も言わない、何も関心を持たない人で助かった…と思っていたのかもしれません。
また、夫は、ほぼ家に居ないので、相談事があっても話す機会がなく、話せたとしても返事は返ってきません。稀に、返事が返ってきても、ほとんどが「分からない!」でした。なので、私が“ほとんどの事を自分で決めて進めていました”。
相手を変えて、父や母と同じことをしていた
私は、今まで“自分でしたいと思う事”を考えたこともなく、進路決定の時も、全て両親が先回りして、安全な道を準備してくれていました。そう思った時、自分の意見を言うこともなく相手に従う母が、自分だったとわかったのです。
母は、とても頑張り屋で、文句も言わずに家事や姑の世話、本家の嫁として親戚付き合いもこなしていました。その姿は私には楽しそうには見えませんでした。だから、私は母のようにはなりたくないと、漠然と思ってきました。
しかし、「自分が無い」のは私自身で、その嫌いな自分を母に感じるがために、母のことが嫌いだったのです!
そして、今度は夫が“そんな私”を見せてくれていました。夫婦の関係では、夫が私の母をやって見せてくれていましたが、子どもとの関係では、私が黙ってしまうことがあり、母と同じことをしていました。私は、父も母もどちらも嫌っていましたが、相手を変えて、父や母と同じことをしていたのです。
すれ違っていた夫婦が変わった
その事に気づいてから、家の中が変わっていきました。休日に夫が家で過ごすようになり、あんなに会話に困っていたのに、今では自然に話ができるようになっています。そして、夫が私にお願い事までしてきたのです!今までではあり得ないことで、もうビックリするばっかりです!
子どもも、高校生活を楽しんで無事に卒業し、今では自分でやりたい仕事を見つけて日々頑張っています。子どもと一緒に出掛ける事もあり、家族が再生し始めています。
本当にミロスに出合い、あり得ない事が起こり出しました。これからもどう変わっていくのか楽しみです!