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  3. コミュニケーションが苦手。なぜ、言いたいことが言えなかったのか?

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関係性をこわしたくない、厄介な事になりたくない…そんな思いから本音を包み隠して話しても、かえっておかしな事になりませんか。コミュニケーションが苦手、上手くとれないと悩んでいる方に、ヒントになる体験です。


中田 庸子さん 40代 女性【愛知県】

会話のない弟夫婦と同じ

私の実家に、弟夫婦と私たち夫婦が集まった日のこと。

互いに何も話さない弟夫婦…。小さい時から家族の会話もほとんどなかった私にとっては、いつもの風景でした。

しかし、夫に

「お前の弟は何にもしゃべらないけど、あの夫婦はお互いのことをどう思っているんだろう。一度聞いてみたいんだよね」

「お義母さんも、みんなに遠慮して本音でしゃべらないし。はっきり言って気持ち悪い」
と言われました。

はじめは腹が立ちましたが、考えてみると確かにおかしい。でも、私たちだって本音を言えてないから弟夫婦と同じだ…と思ったら、気持ち悪さと抵抗感が湧いてきたのです。

コミュニケーションが苦手

思い出すと、子どもの頃から食卓でも会話がなく、各々が孤立し、家族なのに家族じゃない感じでした。だから、他人とコミュニケーションをどう取ればいいのか分からず、本当に困ることが多々ありました。

友人に「あなた幸せだね」と言われても、何が幸せなのかわかりませんでした。なぜなら、内心はいつもびくびくし、悪い事をしないようにと周りを気にして生きていたからです。

もっと頑張らないといけないと思っていたため、相手からのアドバイスは、自分が拒絶されたように聴こえてしまい、勝手に閉ざしていました。苦しくて相手の言葉を聞けませんでした。

でも、もうこんな生き方はできない、と感じている中、名古屋でLifeコースを受けることになり、その最中にこんな出来事が起きたのです。

素直に伝えること

単身赴任中の夫との会話で、私が「旅行に行きたい」と言うと、「いいね!今度帰ってきた時、初詣に行こう」という話になりました。

でも、初詣には行きたいけれど、その日の午前中にLifeコースを受講することになっていた私は、午後から行こうと言うと、夫から、「初詣は朝からでないとダメだ!」と言われ、「ダメ」という言葉にカチンときた私と夫の会話は、売り言葉に買い言葉になり、それ以上は怖くて話し合うことができませんでした。

そんな夫婦のやり取りを、Lifeコース中に受けたカウンセリングで講師に話すと、

「初詣も行きたいなら、感じるままに、Lifeコースが終わってから行きたいと言えばいいじゃない」

と言われ、その時、「本当は両方行きたい!」という自分の気持ちを感じて、素直に夫に伝えると、思わぬ返事が返ってきたのです。

夫「じゃあ、みんなで名古屋に行き、授業が終わるまで待っているから、それから初詣行こうか」

おかげで、家族全員で旅行に行くことができました。

たったこれだけのことですが、今までの私にとっては難しくて出来なかったことでした。ジャッジなく子供のように話すと、思いは伝わることを体験しました。

そして、この体験のすぐ後、娘が塾で書いた作文が県代表で全国大会まで進み、なんと入賞したのです。

今までこんな事がなかったので、どうやって書いたのか?と聞くと、「普通に感じたことをそのまま書いたんだよ」と教えてくれました。

「えー!それだけでいいの?」と、ここでも体験しました。

母も私も、気持ちを上手に表現できなかった

先ほどのカウンセリングの続きですが、生まれ育った家族の話になり、特に母は自分の気持ちを話さない人で、愚痴も聞いたことがなく、相当ため込んでいるという話の流れから、母に、「今までで一番つらかったことは何か?」と聞いてみることになりました。

でも、母に「話しても、あんたには分からんよ」と言われ、がっかりしていると、数日後、娘が急に怒って泣き出し、「お母さんは私のことを何もわかってない!ずっと前から思っていた。本当に怒ってるんだから!」

と言われ、一瞬、動揺しましたが、娘を通して”全く同じ想い”を私も母に持っていたことに気づきました。自分の気持ちを上手く表現できなくて、母に勝手に解釈され、誤解され、誤解されたまま諦めていました。

そして、「母も同じだったんだ!」と、私と一致したのです。

自分の感情をハッキリ観る

今回のLifeコースとカウンセリングで、自分の気持ちをちゃんと話したら、なんの問題もありませんでした。

目の前の相手を通して、自分の気持ちを感じられるようになったことで、子どもの時から周りを気にして、ずっと置き去りにしていた思いや感情をハッキリと観ることができ、『感じられない』『そのままを言えない』という思い込みをリセットすることができました。母、自分、娘と、先祖代々続いてきた苦しみを終わらせることができたのです。

ストレスの多い職場が

また、この成果は、「仕事」(老人ホームの仕事)にも現れました。職員を困らせていた利用者さんを通して感じた、

”家族に遠慮し、本音を言えない寂しさ、苦しみ”

を自分の中にも感じた時、祖母、母、自分に引き継がれてきた”生き方のパターン”がわかったことで、私自信が癒されて心身共に楽になりました。すると、他の職員さんたちも変わってしまったのです。

ストレスの多い職場でしたが、今は、和気あいあいとした中で、助け合って働けるようになりました。こんな日がくるとは思いもしませんでした。

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